一応、観覧注意と記載します。


毎回ブログを更新する際は
私なりになるべく、読んで頂けるよう恐いようにならないようには言葉を選び記載しています。


納棺・湯灌


今回も何も聞いてなくて

現場に向かいました。

つきますとまだ故人様はいませんでした。

葬儀社の方が

『今から、迎えにいくので待っていて!』

と言われて故人様をお迎えに。


私達は、湯灌の準備を先に初めることにしました。

数十分すると、戻ってこられたので

一緒に故人様を運ぶのを手伝いました。

故人様は、黒の納体袋に入っていました。

すると、担当者様が

『性別がわからんねん。舌はいれてあげて

ほしい』と言ってきましま。

私達は、とりあえず故人様を納体袋から

出してあげることに


チャックをあけると

女性で、舌がでている状態でした。

勿論、口はあいていません。

舌をぐっと噛んだ感じと言えばよいのかな


相方が直ぐ様

『首吊り自殺したんかぁ..』とぼそりと

いいました。


私は自殺の湯灌で首吊りの方は初めてでした。


必ず舌がでているとききました。

先に舌を入れてあげてから、お風呂に入って

いただきました。

勿論、立ち会いは無しでした。

見るのも辛いでしょう・・。


私達は、洗いながら

故人様にまた、いつものように話をしながら

『なんで?首吊ったの.......

辛いことがあったのかなぁ。

それか後追いしたのかなぁ。

それにしても、本気で死ぬ気で首を

吊ったんだ。。』

って話ながら丁寧に首すじや肩も洗いました。

首筋をみると

くっきりと紐の跡がありました。

相方によると、耳の後ろからこんなにも跡があるのは、一気に死にたい!っていう気持ちで
いったんだよ。とのこと

化粧をすると、すごく綺麗なおばさん

たぶんですが、60歳くらいのような気がします。

若いのに.......まだまだやることやりたいことも
見つけれたはずなのに。

白装束を御着せ替えですが

首の跡が見えないように

綿花を襟にそってあてました。

これで見えないね。


いつも思います。自ら命を絶つのは
何故なんだろうって
そこまでも追い詰めるものはなんだろうって
どれだけも勇気がいることだし
きっと死にたい反面
ものすごく怖いことだろうと。
そんな怖いことを突き進める気持ちや思いは
どこからきて、なにをそうさせるんだろう。って


誰かにすがってもよいと思います。
すぐでなくても、前に進む方法があるはずだから。
苦しいことや辛いことも
いつか乗り越えて生きていると
必ず善いこともあるはずだから。


今回の故人様は既に御亡くなりになってしまいましたが、どうかやすらかに。そして
生まれ変われば来世は
幸せな人生を歩んでいただきたく思います。


また、今生きていることに悩んでいる方が入れば、どうか一人で考えずに
誰かに頼り命を絶つ道を選ばないで下さい。
必ず暗闇も光がさすときがくるから!
ずっとずっと雨がやまない日はないから
また、晴れの日がくるように。

私はいつもそう思います