レイキは本来、靈氣と書きます。
日本古来の、難しい漢字の方の「靈氣」です。
靈氣の意味は多くの説がありますが、靈は幽霊や魂(たましい)のことではなく、
宇宙や空、大自然というような意味があります。

そして氣も旧い字で、四方八方にエネルギーが出ている状態を「米」という
字が中にはいることでその様子をあらわしています。
その二つをあわせて考えると、あふれ出す大自然のエネルギーという感じに
なります。


靈氣は宇宙に無限にあるエネルギーだと私は解釈しています。

靈氣は大正時代、岐阜県出身の臼井甕男(うすいみかお)氏が

京都の鞍馬山で21日間の瞑想と断食修行の末、得た力と言われています。

断食をはじめてから21日目の朝、大きな光の中からシンボルがあらわれ、
臼井甕男氏は、このとき靈氣の力を得たと伝えられています。

力を授かった後、京都の鞍馬山を降りた臼井氏は、

京都の貧民街で難病を治し、数々の奇跡を起こしたそうです。


氏は、その経験を個人や身近な人だけのものとするのではなく、

多くの人に伝えたいと決心されました。

私は、この氏の姿勢に霊気の本質を感じます。

その後京都を離れ、大正11年東京の青山に「臼井靈氣療法学会」を
設立されました。大正14年には中野に移転拡大。
(正式名称:心身改善臼井靈氣療法)

大正15年、臼井氏は旅先の広島県福山で亡くなられました。

臼井氏の弟子の一人である、林忠次郎氏が

日系でハワイ出身の高田ハワヨ氏にレイキを授け、

それが"Usui Reiki"が世界中に広まるきっかけとなりました。

現在海外では、500万人のレイキ実践者が存在し、イギリス、
ドイツなどでは他の代替療法とともにレイキが保険適用されている
ところもあります。

また、アメリカでは、看護婦になる為の大学で「レイキ」
のワークショップを受けると、単位がもらえるという事も実際にあるそうです。

日本では保険適用もないし、あまり知られていませんが、

レイキはそれほど世界で愛用される確かなものです。

日本では、1980年代後半に海外から逆輸入された形で再び広がり始め、

近年日本でも認められるようになってきた、ヒーリングテクニックです。

(一部参照:土井裕氏の著書、佐藤人志氏の文章より)



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