3Dモデリングに挑戦 その2 - 熱溶解積層方式3Dプリンターを購入しました | Arcade Cabinet

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自作したゲームコントローラを紹介します

Fusion360を使って3Dモデリングの勉強をしています。

「メーカーズラブ」さんの「Fusion360の使い方」の動画がとてもわかりやすく、勉強になりました。3DCADは、使い方がわかってくるとなぜ今まで使わなかったのかと、後悔したくなるぐらい便利なツールでした。

 

基本的な使い方を習得してから、まずコントローラーを設計

これが作れるようになるまで1週間ぐらいかかりました。

 

裏側に基盤をつけるネジ穴も用意しました。

 

 以前購入した光造形3Dプリンターは精度は高いですが、大きいのもは造形できないので、比較的大きなものを造形できる熱溶解積層方式の「JGAURORA 3Dプリンター A5S」をアマゾンで購入しました。

最大造形サイズは305*305*320mmです。

完成品で、組み立ては簡単でした。

 

PLAフィラメントは「PRILINE 1kg 1.75mm 直径精度+/- 0.03mm」を購入

アマゾンで購入後、翌日には売り切れになっていました。

 

FUSION360でモデリングしたデータを3Dプリンターで印刷するためには、「Ultimaker Cura」というスライサーソフトで印刷データを作る必要があります。レイヤーの高さは0.2mmにしてスライスしたところ、なんと印刷時間は15時間以上。3Dプリンターはとにかく印刷に時間がかかります。

 

あ〜!

熱溶解積層方式は機器の設定、フィラメントの種類などによって失敗することがよくあるようで、最初なかなかうまくいかず数回やり直しました。

 

失敗して気付いた事と改善策

1、初期レイヤーのフィラメントがビルドプレートにきちんと接着していない。

→印刷開始前だけでなく、初期レイヤー印刷中に、ビルドプレートの高さを微調整する。

→初期レイヤー印刷速度を通常の半分以下の速度で印刷する。

 

2、フィラメントが十分量出てこない

→印刷温度が低い

機種固有の問題なのか商品の推奨温度よりも10度ぐらい高くする必要がありました。

 

3、サポートを外す時に、造形物が一部壊れる。

→サポートの必要のないデザインをする。

 

(最終的な設定)

レイヤーの高さ0.2mm

印刷温度220-230℃

印刷速度40mm/sec(初期レイヤー17mm/sec)

ビルトプレート密着性 ブリム

サポート なし(設計に工夫が必要)

の設定でようやく問題なく形成できるようになりました。


次に気になったのが、3Dプリンターはスライスした断面を一層ずつ積み重ねて造形するので、このような積層跡が残ります。

 

120番の耐水ヤスリで、研磨中

PLAはMDFなどの木材と比較すると硬く、研磨に相当時間がかかります。真心を込めて、優しく、丁寧に、根気を持って研磨する必要がありそうです。

ただ削りすぎると、内部のインフィルが露出するので、外郭を厚め印刷しています。

 

スピーカーはWooferとTweeterの2way方式で設計しました。

「FostexのPW80K」、メーカー不明ですが「1インチ(22.8mm)ツイーターユニット 8Ω/MAX20W」、「HiLetgo® YDA138 2 * 10W デュアル チャンネル デジタル アンプ ボード パワーアンプモジュール DC 9-14V」を購入しました。

 

筐体側面に装着

 

Tweeterは上面につける予定です。

3DCADは印刷する前に色々な角度から完成イメージを確認できるので、便利です。