超久々のブログです〜!

 

 今現在、自分は大学4年生なので、卒業論文に追われております。締切は12月20日なのであと1ヶ月しかありません。しかし、本文はまだ全然進んでおりません。そのため、終わりの見えない恐怖に怯えております。しかしながらメンタルよわよわで怠惰な自分は苦痛から一時的にでも逃れたいと思いました。「こんな時、考古学じゃなくてもっと他に好きなことの研究ができたら…」

 そう思った自分は、現実逃避すべく卒論のための研究ではなく好きな漫画の研究を始めてしまいました。その好きな漫画というのがテーブルフロンティアです。

 

 というわけで、今回はここのブログ管理人が好きなwebマンガ「テーブルフロンティア!」の振り返りと考察をしたいと思います〜!

 作中の設定・用語をひたすら紹介し、解説や考察をして行くので、テーフロの情報整理や物語の内容に関する一考察が読みたい方はぜひどうぞ〜

 なお今回のテーフロの振り返りはあくまでも世界観についてなので、キャラクターに関する説明は一切ありません。そちらの話題については、余力があればいつか書きます😣

 

※自分による自分のために書いてるので本編と関係ない話も多々あります。

※文章力はあまり自信がありません。妙ちきりんな言い回しがあるかもしれません。また、誤字脱字をしでかしているかもしれません。

※用語解説は漫画を読み込んだ上で書いていますが、間違っている可能性もあります。おかしいと思った方はブログのコメント欄もしくはX(Twitter)のリプ等で教えてください。

※前世のカモミ先生が本編とは別に配布していた初期設定の画像を載せています。カモミ先生からお叱りを受けた場合は速やかに取り下げます。

 

 

カトラリア王国

 主人公たちが暮らす国です。地域区分は“州”を用いられています。キャロとカシューはウェストカトラリア州出身です。州は、日本で用いられている“県”よりも権力が高く、独自の法律や軍を整備することができるそうです。

 州より小さい地域区分(現実でいう市町村?)は色の名前が使われており、物語始めの舞台であるセラドンは、くすんだ淡い青緑色であるセラドン色からそのまま取られており、食器使いたちの拠点があるヴァルミリオは、ポスターカラーのセットによく入っているヴァーミリオンが由来であると考えられます。

 また、地域によって文化が大きく異なっており、キャロとカシューが暮らすウェストカトラリア州はフォークとナイフで食事を摂っており、主食はパンですが、王都では食事にお箸も使われており白米が主食の1つとして取り入れられております。

 こうした文化の違いがある理由は、カトラリア王国が元々は別々であった国が結合して単一の主権国家になった、すなわち連邦制(2つ以上の国、州が1つに結合する国家形態)が導入された国だからではないかと考えております。現実で地域区画に州を用いている国は、連邦制が多いそうなので、カトラリア王国も連邦制の可能性が高そうです。

 そして、カトラリア王国は、国名の通り王室が存在しており、アンバーやアイボリーの2人が王室の人間であることが判明しています。しかし、本名を隠していないアンバーであってもキャロは本人から明かされるまで素性に気づいていなかったことからアンバーはメディアには一切露出していない可能性もありそうです(単にキャロがニュースを全然観てないだけの可能性もなくはない…)。

 

マナ

 カトラリア王国の大気を満たすエネルギーの粒子で、カトラリアの人々が魔法を使うのに欠かせない存在です。そのため、カトラリア王国の中心にあるテーブルタワーからは常時マナの放出が行われております。マナは、空気や雨に含まれており、植物やその植物を摂取した動物にも含まれています。人々は、日々の食事や呼吸等を通じて常日頃から摂取しています。

 かつては人が魔法を使うためだけの力であったそうですが、それは中世カトラリアまでと作中で語られています。いつしかマナは人の身体や心の状態に強く関わるようになり、現代人はマナ無くして生きていけなくなっております。作中では、呼吸の乱れ、眩暈や失神といったマナが欠乏した際の症状の描写がいくつあります。逆にマナが濃い空間にいるとハイになってしまうそうです(table10より)。

 また、マナが含まれている食物を掛け合わせて調理すると、料理の過程でマナが掛け算されていきます(dish11)。カット野菜や目玉焼きといったシンプルな料理よりも、様々な野菜を炒めて味付けを施した野菜炒めや、チキンライスの上に卵を乗せるオムライスの方がマナが濃いという訳です。そのため、“美味い飯には濃いマナが宿る”という説明がマキアからなされております(table09参照)。

(2024年2月15日追記:少し加筆しました。)

 

 ここからは余談です。マナは、ご存じの人もいると思いますが、テーブルフロンティアにだけ登場する架空の言葉ではなく、現実に存在しており、他のファンタジー作品にも登場しています。現実におけるマナは、2種類の意味があります。1つは旧約聖書に登場する食べ物です。イスラエルの民が飢えに苦しんでいた際に神が天から降らせたという神秘的な食べ物だそうです。もう1つの意味は、太平洋諸地域で広く信仰されていた神聖な力の観念で、実体や人格を持たないが、人や物に憑依して超常的な力を与えるとされています。

 

魔法

マナを糧に発動する超常的な力です。作中で確認できている限りでは、以下の通りです。

・フロート:小さな物体を浮遊させられる(dish01参照)。

・プロテクション:壁を作ったり人を閉じ込めて拘束することができる(dish03参照)。

・テレポート:空間転移ができる。作中ではポータルという装置によって発動がなされており、人が直接発動させている描写はない(table06参照)。

・(サモン)インベントリ:異空間から物を出し入れする(table11参照)。サモン・インベントリと唱えていたが、サモンは“召喚”を意味する単語なので魔法名称に“サモン”が含まれるかは不明。

・ハイフロート:フロートの上位互換。人を浮かせられる。(table14参照)。

 

 魔法は料理の運搬や医療など日常的に使われていることが作中の風景や会話から分かります。しかし、学校のテストで合格しなければ使えなかったり(dish07参照)、合意無く人に向かって魔法を使うことは禁止(table14参照)といったように国内での魔法の使用に関しては国によって厳しく管理がされているようです。なお、例外的に食器部協会があるテーブルフロンティアではその決まりは通用しない模様(table14参照)。また、作中で'ポータル'という装置が登場しているように人工物によって人を介さず魔法を発動する手段があることが判明しております。

 

 

ミルル症候群

 作中で中盤に語られる先天性の特異体質です(table15,16参照)。この体質の人間は、一般人に比べてマナを取り込みやすいため、食事をすると高確率で国内のマナにエラーが発生し国土のマナが固化してしまいます。この現象は黒の時間と呼称されており、詳しくは後述します。

 また、ミルル症候群は、マナを放出しやすい体質でもあり、作中ではキャロが“フロート”を使おうとしてマナを大放出させてしまい、気絶してしまうという描写がありました(dish12参照。ところでキャロはこの後ちゃんとフロートは習得できたのかな…)。

 

 ミルル症候群は、13歳になる少し前(半年くらい前?)から症状が特に強くなり、22歳頃に症状が弱まっていきます。13歳になると症状が極点に達するのか全員王都に連れて来られ、王都での生活を余儀なくされます。しかし、ミルル症候群であるということは同時に食器使いの素質があるということを意味しており、ミルル症候群患者が王都で生活することになるのは、表向きには通院のためということになっていますが、実際はというと食器使いとして任務を行うためなのです。

 

 一方で、ミルル症候群の症状には例外が存在しており、キャロの母親であるリーゼさんは、23歳をすぎても症状がなくならず、物語開始2年前に失踪するまで現役の食器使いとして戦っていたことが作中で語られています(meal14)。

 また、キャロは何度も卓上を発生させてしまっていることがイリスから語られており(dish08)、その発生回数を聞いたマキアが驚愕していた(table10)ことから、キャロもリーゼさんと同様に特異な体質である可能性が高そうです。

 

 

黒の時間

 国土中のマナが固化し、まるで時間が止まったかのように人や動物、機械の動きが止まってしまう現象のことです。この現象が起きている間は、食器使いしか活動することができません。ミルル症候群の人間が食事を摂る、すなわち料理に含まれる高濃度のマナをマナを取り込みやすい人間が摂取することで、国中のマナにエラーが生じてしまうことが原因です。この現象が起こっている間は、卓上が開かれ、黒の時間を発生させた人間は卓上に飛ばされてしまいます。

 

 

卓上

 黒の時間にだけ発生する異世界で、青い結晶に覆われている幻想的な空間となっています。卓上に飛ばされてきた人間は、結晶に捉われてしまい、体内のマナを奪われてしまいます。また、卓上では捕食者が発生し、人々に襲いかかって来ます。まるで蜘蛛の巣かアリジゴクの巣のようです。また、食器使いでない人間が卓上から現実(白)に還ると、卓上での記憶を失ってしまいます(dish05参照)。

 

 卓上に入れる食器使いは2人までと制限があり(table10)、一度入ってしまうと途中で交代することや現実に残っている人たちが卓上にいる食器使いを強制送還することはできないようです。連絡を取り合うこともできないので、食器使いの身に危険が生じてもどうすることもできません。

 

 そして、卓上で発生した捕食者を討伐すると、卓上には2人分の食べ物が食卓や食器と共に現れます。戦いを終えた食器使いはこの食べ物を食べます。卓上を発生させた原因の食べ物と全く同じ物ですが、卓上を発生させた本人の下から食べ物が消えてしまう訳ではありませんので食器使いたちは毎回ここの食べ物を食べて帰ります。ただし、例外的にアイボリーは食べ物に手をつけることなく速やかに帰ってしまうので仲間の食器使いたちは1人取り残されてしまい、アイボリーの協調性に欠けた行動に困っています(meal05参照)。

(2024年2月15日追記:加筆・修正を行いました。)

 

 

捕食者(プレデタトーレ)

 卓上に発生する怪物です。プレダトーレという言葉は、作中ではどこかの言語が由来という説明があります(table10参照)が、イタリア語が由来です。

 食卓に飛ばされて来た人間や食器使いたちを襲う厄介な存在で、強力な技で一度斬っただけで消滅してしまうものから一度や二度の攻撃だけでは消滅しないものまでいます。国内で発生した捕食者は、全て食器使いたちによって討伐されています。

 捕食者は卓上に飛ばされてきた人間を食べようとしますが、捕食者が倒されると、卓上には食べ物が出現し、食器使いはそれを食べます。まさしく弱肉強食ですね。

 

 

 

食器使い

 魔食器を扱うことができる人間の通称です。扱う素質のある人が魔食器に口付けをすると、“ミルルの庭園”を訪れることになり、庭園の中にあるピンク色の池(?)に入ることで変身することができます。

食器使いができることをざっくりと以下に挙げていきます。

・魔食器に口づけすることで変身することができる。

・卓上に入ることができる。

・魔食器で捕食者と戦うことができる。

・黒の時間が発生しても自由に動くことができる。

・卓上に飛ばされて来た人を現実に還せる。

・マナの濃度が分かる(?)(dish15参照)。

・壁の向こうの会話を聴きとることができる。(てーふろ2、meal03、meal06参照)

・卓上での記憶を保持することができる。また、食器使いとして覚醒した瞬間に食器使いになる前に卓上に行った記憶が復元される。(dish19参照)

・魔食器の変形(table12、meal07参照)、異空間への収納(dish09参照)。

・変身衣装の変化(dish09、table04、table11)。

 

 こうした特徴から、食器使いは常人離れした体質であることが分かります。その他には、捕食者に攻撃されてダメージを受けても体から出血等の損傷が見られず、マキアが捕食者に殴られた際は、マナが吹き出しているだけで、それ以外に身体の異常はみられません。この描写から、魔食器による変身は、身体が細胞の塊からマナの塊に変換されているのではないでしょうか。一度分解されたのちに肉体がマナに変換され、戦いに特化した身体に再構築されるのが「変身」であり、それを元の肉体に復元し直すことが「変身解除」ということだと考えられます。

 あるいはミルルの庭園で覚醒した時点で既に人ならざる身体に変異しており、魔食器よって力の制御を行っているという可能性もあります。

 また、マナが人の身体だけでなく精神の状態にも関わっているからなのか、キャロの変身衣装に帽子があったりなかったり、レッキスが尖ったりといった変化が作中で描写されています。

 

(2024年2月15日追記:話数表記の訂正、記述の加筆を行いました。)

 

 

↑変身直後はうさぎの耳だけであったキャロの頭部に後から帽子が発生したことがこの2枚の絵から分かります(table04より)。

 

 食器使いの素質のある者でも、13歳になる前に魔食器に触れてはいけないという決まりがあります。触れてしまうと、体内の“マナ組織”が変質して正常に変身・変身解除が行えなくなってしまいます(table02より)。マナ組織の変質による身体への影響は、髪が異常に伸びたり(一度断髪した後は再び髪が急速に伸びるということはなかった)、髪が白く変色するといった症状があることが作中で描写されています。他にも、食器使いの中でもマナ組織が酷く変質してしまっていると思われるアイボリーは、作中では中学1年生で習得できるはずのフロートを取得していなかったり(meal10参照)、両腕の露出を拒んでいる(dish14)ことから、他にも症状は多々ありそうです。

 

追記:説明に誤りがあったので訂正しました(フロートを頑なに使わない→フロートを取得していない)。

 

 アイボリーのアームカバーの下は、包帯が巻かれていることが作中(table16参照)で判明していますが、その包帯の下がどうなっているのかまでは明かされていません。

 ↑カシューによってアームカバーが引っ張られてしまい、片腕の包帯が顕になった様子(table16より)。
 

しかし、包帯の下がどうなっているのかが確認できるイラストが1枚だけ存在します。

 

 

 

 

 

 これは、以前カモミ先生(前世)がboothでzipとして無料配布(現在は行われていません…)していた過去絵のうちの一つです。腕がマナでびっしり覆われてしまっていることが確認できます。正常な変身解除が行えなくなった結果、腕が元の皮膚に戻りきっていないということでしょうか…。

 なお、これは大量の初期設定画のうちの1つであり、カモミ先生の中では没となっている設定画の可能性もあるため悪しからず。 

 

  加えて、食器使いの素質(ミルル症候群)は、基本的に遺伝によって使い手の子孫に継承されていきます。素質の遺伝経路は2種類あると言われており、遺伝の確率が一番高いのが親子で次に姉妹です。また、稀に血縁に関係なく素質を持つ者も存在しています(作中で語られているのはマキアのみ)。また、素質を持つ者が複数いる一族の中でも上級魔食器が継承されるのは身体が保有するマナの量が関係しているようです(meal14参照)。

 

 

 ここからは引き続き食器使いについての考察なのですがクッソ生々しい話をするのでご注意ください↓↓↓

 

 食器使いの素質を持つ者(ミルル症候群の患者も?)は必ず女性であり、男性の食器使い及びミルル症候群患者は存在しないことが作中で示唆されています。その理由が何なのかについては作中で特に語られていませんが、男性と女性の生態の違いが関係しているのではないかと自分は考えました。

 女性と男性の決定的な違いといえば、生殖機能です。女性は男性と違って子どもを妊娠し、出産する能力が生まれながらに備わっています。こうした身体の違いが、体内のマナの管理にも関わってくるのではないかと思います。

 マナが生命に関わるのなら、妊娠した際は自身の生命を維持しながら子供を育成できるようにしなければなりません。となると、マナを大量に取り込める体質でなければならないでしょう。そうした事情から女性は男性よりも生まれつきマナを取り込みやすい体質となり、女性だけがミルル症候群になりやすい原因となっているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

魔食器

 食器使いが卓上で捕食者を討伐するための武器です、食器使いはこれに口付けをすることで、卓上で戦うための装備を身に纏います(つまり変身)。

 口付けをすると変身してしまうので、普通の食事に使うことはもちろんできません。

 使用者はこれにマナを充填させることで戦います(dish09参照)。

 魔食器には、階級があります。上級食器は、下級と比べると魔食器の意匠や見た目使い手の変身した際の衣装がかなり派手です。しかしながら上級と下級の違いは他に何があるのかは作中では詳しく語られていません。

 作中では、アイボリーが飴の捕食者を前にデザートナイフ・ユリシスという別の衣装に姿を変えており、キャロも作中では描かれていませんが本編外の描き下ろしイラストから他の変身衣装があることが示唆されています。また、マキアは魔法で下級食器を召喚して使用しています(table11参照)。しかし、このような事ができるということと、上級魔食器の使い手であることの因果関係は特に明かされていません。

 しかし、ミルルの庭園には、上級魔食器のモチーフとなっている動植物が存在していることから重要性の高さが伺えます。

 

 

マナ組織

 食器使いの素質がある人間が13歳になる前に魔食器に触れてしまうと、変質してしまうとされるものです。

 “組織”は、現実では生物体を構成する単位の1つで形が同じ細胞が集まったものであることを意味しています。先程説明したようにかつては人間の生命維持にマナは関係していませんでした。その為、マナ組織は、長い年月の中で人間がマナを取り込むために身体の中の細胞の一部を発達させた結果生まれたものだと考えられます。

 マナ組織が変質すると様々な症状が起こるため、体内の一部分にあるものではなく、至る所に存在するものである可能性は高そうです。 

 

 

 

食器部協会

 食器使いたちが所属する組織です。王都にあるテーブルタワーの最上部を拠点として活動を行っております。所属する食器使いは中盤で加わったキャロと最終的に加わったカシューも併せて52人です。食器使いとして卓上で戦うにはこの協会に所属する契約書を提出している必要があり、未契約のキャロを連れてに任務に行ってしまったマキアは処罰を受けることになりました(table17参照。これはマキアはもちろん悪いですが、手続き云々をキャロ等に予め何も伝えていないのは報連相がなってませんね)。

 例外的に将来は食器長になる予定であったアイボリーは、契約書を書くことなく食器部協会の一員となっています。おそらくアンバーもそうなのでしょう。

 食器使いたちの統括は、食器長の役目です。本来はアイボリーが食器長になる予定で、幼少から食器長になるための勉強を行なっていましたが、本編でいろいろあった(meal14参照)ので、食器使いとして任務に専念するはずだったアンバーが食器長になりました。13歳でおよそ50人の人間の管理をしなければならないというかなりの激務ですが、側で助けてくれる大人は作中で描写されている限りはレインさんただ1人です。

 

 捕食者の討伐任務は、シフト制で行われておりますが、アイボリーだけは非常勤任務で空いてしまったシフトを補う役割を行なっております。

 食器部協会に所属をしている人間には個別に衣食住や携帯など生活に必要なものは提供がなされ、学校にも通わせてもらえます。しかし、フォローアップやメンターのような制度はありませんので技術力強化やメンタルケアは自分から積極的に行わなければなりません。そのため、加入したてほやほやのキャロはいろいろあった(meal01参照)けど、未熟なキャロは自分で自分のメンタルケアなんてもちろんできる訳ないので、それから3週間落ち込んだままでした。メンタルよわよわな自分だったらこの組織でやってけるとは思えない…😢

(2024年2月15日追記:一部修正しました)

 

 

封印状態

 食器使いは、戦闘において深刻なダメージを受けると、封印状態という昏睡状態に近い状態に移行します。昏睡状態と違うのは、ただ眠るだけでなく身体の成長が止まってしまうという特徴があるところです。

 そのため、普通に生きていたら24歳になっているはずのイリスは、16歳から7年眠っていたために今は妹のレインより歳下の17歳の姿です。

 しかしながら、なぜ食器使いは身体にダメージを負うとこのような状態になってしまうのでしょうか。自分は、いろいろ説を考えましたが、その中でも1番そうではないかと思った説を説明していきます。

 自分は、封印状態の現象は、魔食器の機能の一種ではないかと考えました。食器使いが戦いで使う魔食器は、戦いに使う装備品としての役割だけでなく、使い手の肉体を変異させる機能も備わっております。なので、実は使い手の身体を管理する機能も備わっているのではないかと自分は考えました。先述した通りマナ無くして人は生きていくことができません。そして、変身している間は肉体が大きく変異している可能性があることを挙げました。

 もし本当に食器使いの身体がマナの塊になっているのだとしたら、戦いによるダメージでマナを大量に失ってしまえば、肉体は形を保てなくなって崩壊してしまいそうです。そうならないために、魔食器は使い手の身体のマナが著しく減少した際に使い手が死亡しないように使い手のマナを固化=身体の機能を停止させ、マナの回復に専念させているのではないかと考えました。

 とはいえ、巨大な豚の捕食者から大打撃を食らったマキアは7ヶ月くらいで回復しましたが、7年も眠っていたイリスはどれほどのダメージを受けたのでしょうか。レインと2人で任務に行った際に、と本人は語っています(meal04参照)が、もしかしてレインの片目が眼帯である理由と関係があるのでしょうか。想像しただけで寒気がします…。

 (追記:2024年2月4日名称が誤りだったため訂正いたしました。申し訳ございません。)

 

ミルル

 魔食器を作成した張本人であり、食器使いが卓上へ行く際に経由するミルルの庭園や食器使いの体質であるミルル症候群は、彼女の名前から取られています。

 作中で彼女についてあまり多くは語られていませんが、容姿からしてキャロやリーゼさんと何らかの関係がありそうです。

 

 

カトラリアンエボルブルス

 作中で度々登場する青い花です。キャロが作中で使っているマイフォークの名前であったり、アイボリーが入院中にリーゼさんが何度も持って来てくれた花であるという説明があったり、作中でのキーアイテムとなっております。

 カトラリアンエボルブルスは、エボルブルスという実在する花がモデルになっている可能性がかなり高いです。見た目だけでなく、花言葉や別名もカトラリアンエボルブルスと全く同じです。

 作中では、キャロから花について尋ねられたアイボリーがカトラリアンエボルブルスについて説明をしてくれています(table03参照)が、中学時代の自分は、何度か読み返していているうちにこの時のアイボリーの説明の内容に引っ掛かりを覚えました。

 

「旧王国外の地名を取ってアメリカンブルーともいうってどういうこと?!」

 中学時代の自分は困惑しました。テーフロの世界は架空の世界が舞台だと思っていたのに、アメリカという聞き慣れた地名が突然出て来たからです。その上に、“旧王国外の地名”とアイボリーは断言しています。中学時代の自分は思いました。もしかしてテーフロは、現実の世界から地続きの遠い未来の話なのだろうかと。もしそうだとしたら、アイボリーの“旧王国外の地名”という説明からテーフロの世界においてのアメリカは過去に存在していた国ということになっている可能性があります。

 そして、このことについて考えていた時、あるイラストが脳裏をよぎりました。

 

 

 これは、dish編終了後の休載の際に掲載されていたイラストの中にあった地球儀に似た模型です。カトラリア王国の島が描かれていますが、それ以外の大陸や島々は描かれていません。これが作画コストの関係で省略されたという訳ではなく、意図的にこういう風に描かれたものだったとしたら、カトラリア王国以外の陸地は存在していないということになります。

 この絵にアメリカが過去の存在となってしまった理由があるのではないかと中学時代の自分は思いました。そして、こんな超展開を思いつきました。

 

 突如地球全体で未曾有の天変地異が起こり、1つの島を残してアメリカ等現在ある国々は大陸諸共滅亡してしまう。そして、生き残った人間たちによって建国されたのがカトラリア王国。この国の建国と共に新たな歴史がスタートし、開拓の最中で発見された未知のエネルギー、マナを用いた新たな文明が築かれていくことになったのである───

 

 これがアメリカが過去の存在となり、現代には存在しないはずのカトラリア王国が存在する理由なのではないかと自分は考察しました。

 とはいえ、“国名”ではなく“地名”と説明があるので現実のアメリカと関係ない可能性もあり、普通に架空の世界が舞台という可能性もまだ拭えません。

 

 余談ですが、エボルブルスは、ラテン語のevolvulus(地をはって伸びていく)が由来であり、花言葉の「溢れる想い」は、次々に花をつけ、溢れるほどに咲き続ける様子からついた花言葉です。青くて儚げな雰囲気の花ですが、名前や花言葉の由来からは活力や情熱のようなものも感じられ、そうしたギャップからより一層素敵な花だなと思いました。

 

 

 以上がテーブルフロンティアの世界観解説&考察です。この記事でテーフロに関する情報整理が上手くできたら幸いです。

いつか新たなテーフロが描かれたとしたら世界観が大きく違ったものとなる可能性もありますが、それはそれでまた考察を楽しめたらなぁと思います。いつかを待ち続けられるように自分は留年しないように頑張ります✊

 

 

画像引用元

「テーブルフロンティア!」『バーチャルアーティスト鴨見カモミOFFICIAL SITE -camomi camomi-』https://www.camomicamomi.com/

※現在(2023年11月13日時点)当サイトは閲覧不可となっております。配信が再開されるまで待ちましょう。

※画像の右下に“comico”の表記がある画像は、マンガアプリ『comico』に掲載されていた当時の画像です。comicoでは現在掲載が終了しております。

 

追記

・鴨見カモミ先生の公式サイトが復活しており、テーブルフロンティア本編が再び閲覧できるようになりました。リンクは下記のものに変っているのでご注意を(2024年1月30日)。

https://www.camomi-camomi.com/