4月7日に柏崎市で開催された樋口元裁判長の講演会のお話が、毎日新聞に掲載されました。
「原発安全」は思い込み、耐震性も低い 元裁判長、樋口氏が講演
関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止め訴訟で、2014年に再稼働を認めない判決を出した元福井地裁裁判長、樋口英明氏(71)が新潟県柏崎市で講演した。
樋口氏は能登半島地震(M7・6)発生時の北陸電力志賀原発の例から、原発の耐震性の低さを指摘。
「日本の原発はそれなりに安全だろうという先入観が脱原発を妨げる」と主張した。
講演のテーマは「能登半島地震と原発」。
地元住民団体「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」(本間保・共同代表)の主催で7日にあり、市民ら約160人が耳を傾けた。
能登半島地震では、石川県志賀町で最大震度7、北陸電力志賀原発で震度5強を記録した。
志賀原発では外部電源から電力を受ける変圧器が破損し、約2万3400リットルの油が漏れた。
樋口氏は原発の耐震性について「一般に考えられているよりはるかに低い!」と指摘した。
「原発に関心のない人は、日本の原発はそれなりには安全だろうと思い込んでいる」とし、福島第1原発事故までは自身もその一人だったと告白。
「日本の原発の最大の弱点は耐震性だが、私たちは耐震性が高いと思い込んでしまっている」と話した。
脱原発を妨げているのは「原発回帰にかじを切った岸田政権でも、電力会社でもない。私たちの先入観だ」と話した。
また樋口氏は原発の本質とは
●「原発は人が管理し続けなければ暴走する」
●「暴走時の被害は想像を絶するほど大きい」
の二つだとし、「(これを理解していなければ)間違った判決や政策になる」と結論付けた。
<転載終わり>
東海アマさんのブログより↓
原発推進・再稼働容認の若者たちが増えているという。
最大の理由は、メディアが原発の危険性を一切報道しないからだ。
それは原子力産業が数兆円規模の原発推進の広告宣伝費を拠出し、メディア広告の8割を支配する電通を通じて、原発反対世論を生み出さないように情報をコントロールしているせいだ。
若者たちは実に簡単に、政府やメディアに欺されているのである。
NHK経営委員は「政府が右というものを左とは言えない」と政府に無条件追従することを表明している。
原発推進の日本政府に都合の良いデータしか出さないことが分かりきっている。
2020年段階で、6割の若者たちが、原発の現状維持か増設を支持していると示されている。
これに対し、私の世代では、22%程度しか原発支持者がいない。
なぜこうなるかというと、若者たちは、原発についての負の情報を意図的に遮断されているからだ。
原発の恐ろしさは、まず絶対に報道されない。
2011年のフクイチ事故で100万人近い人々が放射能汚染によって故郷を追われて彷徨ったこと、
2024年現在でも、10万人(福島県は3万人としている)くらいの人が、汚染が続いていることによって故郷に戻れず、さらに何一つ非のない避難者の無償避難先が福島県から強制退去を求められている現実について、ほぼ誰も知らない。
フクイチ事故の放射能汚染は、100%政府と東電の責任であって、避難者には何一つ責任はない。
その被害補償を受ける正当な権利があるにもかかわらず、東京の官舎に避難した人々は、福島県から家賃収奪と強制退去の訴訟を受けている。
フクイチ事故で、これほど凄まじい被害が出ていても情報が隠されていて、事故から数ヶ月で2000名を超える被曝死者が出たことは現在までに、一切報道されていない。
実は、数百万人規模の被曝による発癌死者が出ている。
将来、数十年にわたって膨大な被害者が出続けることの真実を知ったなら、誰でも原発が人類史上最悪クラスの愚行であることを理解できるはずだ。
ウクライナでは、チェルノブイリ事故によって150万人を超える死者が出たことを、政府系の医療団体が、事故から19年後に公表している。
メディアの情報操作によって、これほど若者たちが愚かになれるものか?
情報操作の達人になれば、戦前のように、若者たちを「天皇陛下に命を捧げる」という宗教の信者に仕立てて、戦場に放り込んで死なせることも実に容易なのだ。
日本は、そんな馬鹿げた天皇崇拝教団として、400万人の大切な若者たちの命を無益に失ったのだ。
だから、今の若者たちに、同じ轍を踏ませてはならない。
操作された情報を与えらて、ロボットのように支配されるのではなく、自分で真実を見いだして、自分の判断を信じて歩かなければならないのだ。
若者たちが与えられる情報だけしか知らず、自分で真実を見いだす努力をしなくなった理由は何だろうか?
それはコンピュータAIの驚異的な発達に圧倒されて、もはや自分で考えて行動するよりも、コンピュータの与えてくれる情報の言いなりになっている方が楽に生きられるという問題が根底にあるのかもしれない。
人は、自然、土と直接触れあって、自分で食料を作り出し、井戸水を利用することで、人間が生きて行く上で最低限必要なもの、子供たちの未来を残すために必要なものを肌身の感覚で理解することができる。
だから、人間が生きてゆける自然の摂理=秩序を守るために、「絶対に原発を稼働させてはならない!」と全身全霊で確信する。
今の若者たちは、土に触らない。山に行かない。自然と触れあおうとしない。
目の前にあるものは、コンピュータと人工的な生活環境だけだ。
これでは、自然のなかで生きるために必要な真実を学べないから、政府やメディアの与える情報だけを信じて、いいように使われてゆくしかない。
与えられた、操作された知識ではなく、山の危険や優しさを体感しながら、この宇宙と大自然が、どのように成立しているのか?
我々人間が、自然から何を与えられて生きていられるのか?
子供たちに守り伝えなければならない環境とは何か?
それは山を歩き、危険性を認識すること、山の恵みを体感することによってしか理解できないものだ。
もう誰かの利権のために「命を捧げさせられる」という馬鹿げた社会に戻る必要もない。
人間が、自分のための人間を取り戻す必要があるのだ。
もうすぐ島根原発と柏崎刈羽原発が再稼働されるという。
花角知事は、再稼働をやる氣満々だが、柏崎という世界最大の原発が再稼働されれば、事故を起こさない通常運転でも、大量の放射能(主に希ガスやヨウ素131)が環境に定期的に放出される。
初経時の若い女性は、被曝にひどく敏感で、13歳~で原発通常運転に伴う被曝をしたとすると、20台後半あたりに乳癌にかかるリスクが激増するのだ。
柏崎刈羽原発を稼働すると、小千谷市・長岡市・出雲崎町で心筋梗塞の死者が激増していることが分かるので、放出放射能の通り道にあることが分かる。
島根原発を再稼働した場合、もしかしたら宍道湖(しんじこ)のシジミ減少はネオニコチノイド汚染とともに、島根原発放射能を考える必要があるかもしれない。
柏崎や島根の若者たちは、自分たちがどんな運命に遭おうとしているのか、基本的な知識から疎外されている。
メディアが一切報道しないからだ。
自分で原発の恐ろしさを調べる主体性さえ奪われている。みんな上からの言いなりなのだ。
社会や環境は、もはや自分の手の届かない高度なもので、自分は流れに漂う落葉のように運命に翻弄されるしかないと思い込まされてしまっている。
自分で対象世界を変えて行こうという氣力も自我、自尊心も奪われ、まるでロボットのような言いなり人生しかないと洗脳されてしまっているのだ。
不条理、不道徳、不正を許さない正義感も失われつつある。
だから若者たちは、簡単に闇バイトに応募して、強盗で高級品を奪い取ってやろうと安易に考える者が出てきた。
言いなりの人生しか見えないので、せめて自分の主体性を示そうとすれば犯罪しかないと考えるようにもなっている。
だから、必要なことは、宇宙も地球も社会も、「自分で変えられる」のだという経験と自信を与えることだ。
若者たちが自力で畑を開墾して主食である馬鈴薯やサツマイモを育てられる自信を獲得するなら、その先には、自分の力によって社会を変える展望が待っている。
未来を破壊するだけの原子力開発を許さない、強い意志も成立してくる。
自分の人生のカルマを、自分の人生で返し、次の人生につなげてゆく死生観、人生観も得ることができると私は思う。
<抜粋終わり>
現在、政府が3200万円の巨額の広告宣伝費を投じ、YouTuberを起用してコロナワクチンの推進動画を作っていたことが発覚し炎上していますが、原発に関しても同じことをやっているわけです。
マスメディアを使えば、我々国民は簡単に洗脳出来ると思われているのです。
自分の頭で考えず、テレビや新聞で言っている事が真実!と信じてしまう限り、本当のことは何も見えて来ないでしょう。
最近は大抵、政府が勧める裏が正しいと思って間違いないでしょう🤣
マイナンバーカードも、コロナワクチンも、原発もリニア新幹線も、メガソーラーもスマートシティも、大阪万博も。。
なんでこんなに利権にまみれているのでしょう。
しかし、ことのほか重大なのは原発です。
私たちの命、日本の存続がかかっているからです。
巨大地震と密接な関係があるからです。
将来を背負っている若者たちよ。
メディアに騙されないで、早くみんな、目を覚ましておくれ。。
原発を推進したらあかんよ!