最近よく自分に起きること
 

置いていた場所とは
想像もつかない場所に
物が移動している

だから
なかなか見つからない


どう考えても
この時間、この場所
人が溢れているはずなのに
早朝か深夜のように
車も人もいない


動物に異常に好かれる


仲良くしていた人達と
逢えなくなってきた


すぐに思いつくのは
これら

そういえば…

昔、夢の中で
一緒にいた相手とはぐれてしまう



スマホで連絡しようにも
その人の連絡先が消えてしまい
探しているうちに
名前さえも忘れ

ならば
知り合いに連絡をしようと
アドレスを探しても
知らない名前と番号ばかりで

そのうち
諦めてビルとビルの間の
狭い路地に置かれたベンチから
空を見上げていた

色んな国の人達があるいていて
ポツンと1人

また、思い出したように
探し始めても
誰を探していたのか
ここは何処なのか
元の場所に戻れるかもわからず
その路地と地下通路を
彷徨っていた

泣いたって自分を知っている人もいない
はぐれた相手は
「大好きだった人」としか
覚えてないない

夢の中で
全力で不安がり
全力で迷い
全力で泣いた

目覚めて疲れていた


認知症になるとは
こんな感じなんだろうか?


今、物が移動していたり
逢えなくなったり
静まり返った時間に遭遇する私は
思うのだ

大好きな人との
思い出とか、物とか
子供を抱きしめた記憶とか
自分は覚えいるはずなのに
一つずつ
わからなくなり
知らなくなり、知らない人になり
いた場所が
知らない場所になる


だから長年繰り返した
自分の一番記憶に残っている
一番の感情を
表に出しているのかもしれない


あの夢は
ただ、私だけが
誰も知らない所に迷い込んだ…
 
こんな世界もある…と
私に見せてくれただけ
なのかもしれない


または
同時にある違う世界線に
迷い込んだってこと
なのかもしれないな