コンサルテーションのとき、「肩こりも腰痛も特にありません。ただ癒されに来ましたニコニコ」とおっしゃるクライアントさんの体に軽く触れながらボディチェックすると、腰も背中も肩もパンパンあせる

・・・なんて事がよくあります。


コリが酷すぎてもはや痛みも感じなくなってしまった状態です。


筋組織がかたくなって血液やリンパの流れを阻害し、神経が鈍くなっているのです。


このような時はキャリアオイルにセントジョーンズワートを10%ほど混ぜてじっくりトリートメント。


少し緩んでくると、かえって痛みが出たりしますが、これは体がよくなるプロセス。


・・・って、知識としてはキッチリ頭に入っていましたグッド!


しかし、昨年秋から冬にかけて、近所の市民プラザで全10回のサルサダンスを始めたときのこと。バブリー世代の私には、久々に踊ることが楽しくて楽しくて「まだまだ私もイケテル~アップ」なんて張り切って腰を振りまくっていました。インストラクターは本場キューバ人の男性だけあって、もうノリノリ音譜


あれだけ動いたのに翌日筋肉痛にもならなくて「やっぱりヨガで鍛えたから、知らないうちに筋肉ついたのね」なんて考えていました。


疲れると出てくる背部痛もなくなり、サルサダンスさいこー!!と浮かれていたとき、

久し振りにアロマトリートメントを受けました。

コンサルテーションでの私の言葉

「サルサ始めてから、肩こりも背中の痛みも解消されて、今絶好調なんです合格


しかし、いざセラピストさんが私の背中に触れた瞬間「○○さん、背中カチカチですよーショック!


えっはてなマーク そんなはずは・・・


そして、とても丁寧なエフルラージュをたくさん取り入れたトリートメントをしてくださいました。


その一週間後のサルサダンスの翌日、腕の付け根や背中が軽く筋肉痛になり、ああ、トリートメントのお陰で筋肉緩んだんだな・・・とストレッチや温シップでセルフケア。


そして次のレッスンの翌日、今度は首が痛くなり、痛みはどんどん強くなり、首から肩、背中にかけて全体的に痛くて痛くて叫び



こうなると、セルフケアではどうにもならないので、仲良くしていただいている鍼灸師さんにSOSメールを送り、幸い翌日に訪問していただきました。

鍼灸師さんいわく「これは大変!!こんなになるまで何やったの~? この首の痛みの原因は腰からきてるわ」


・・・腰・・・。やっぱり。

そのとき、腰はまったく痛くなかったけど、一番動かしてしまったのは腰ですから。


そして、腰やお尻のツボにも鍼を打っていただき、首にも打っていただきました。そしてお灸もたっぷり。


最も辛かったのは鍼灸治療の翌日。


詰まった経絡が鍼灸によって一気に解放されたから、首から背中から、腕までだるくなって1日中寝込んでしまいました。

年末近くに首が回らなくなって寝込むなんて、情けない・・・。


痛みに耐えながら、長い間疲れて、運動しても全く痛みも感じないくらい固まった筋肉のまま、急激な運動をしてしまったから、治療で緩んだ拍子にドッと血液が流れて炎症&痛みが出たんだ。

などなど、自分の体をわかっていなかった反省がどんどん浮かんできて、あの時は本当にへこみました汗

2回目の治療をしていただくまでの1週間は、首、肩、腰にひまし油を塗布して温シップ。


動けない程つらいと、精油をブレンドする気力もなく、ひたすらひまし油&温シップ。


次の治療の時はだいぶ首が柔らかくなり、鍼を打っていただいた後は首も回るようになりました。

首がまわるって素晴らしいドキドキ


いつもは当たり前のことも、不自由になって初めてありがたみがわかります。



結局、あと1回のレッスンを残し、サルサダンスは断念しました。

若い頃に戻った気になって動けてしまうからと言って、実際に20代の体に戻ったわけではないのですよね。

ずっと続けている人はいくつになってもできるのでしょうが、数十年ブランクがあって突然動かしてしまうと、

体は悲鳴を上げます。

40代になって運動を始めるときは、時間をかけてきちんとウオーミングアップが必須。

筋肉をじっくりゆっくり温めてから始めないと。


・・・って、人に言ってたこと。自分の身をもって知りました。




痛みがない=問題がないわけではないのです。

動かせば疲労するのが筋肉。

自覚症状がなくても、定期的にトリートメントしてもらうことの重要性を今更ながら痛感した出来事でした。


気づかせてくださったセラピストのmさん。

鍼灸師のkさん。


ありがとうラブラブ