今日は自主保育サロン「たんぽぽ」の日。
本日の香りはベルガモット。アールグレーの香り付けに使われています。
柑橘系で、オレンジよりも渋くて大人っぽい香りです。
鎮静と高揚、両方の効果があるので、人がたくさん集まるところに適しています。
今日初めてお会いしたママがいらっしゃいました。
2歳の男の子と6ヶ月の女の子のママです。
うちも二つ違いの姉妹なので、遠い昔を思い出しました。
0歳児と2歳児を一手に引き受けているわけだから、毎日大変だと思います。
ここで質問です。
二人が同時に泣いたとして、どちらを先に抱き上げればいいでしょうか?
ついつい小さくてイタイケな0歳児を抱っこしたくなりますが、実はこんな場合は上の子を先にケアしてあげたほうがいいみたいです。
0歳児は少々放っておかれても、泣きはするけど覚えていません。
でも2歳児は「ママは僕より赤ちゃんの方が好きなんだ」と感じて、しかもけっこう覚えてたりします。
なので、先に上の子を抱っこしたり、なでたりしながら、どうしたの?大丈夫?と泣いている理由を聞いてあげつつ、「赤ちゃんも泣いてるから抱っこしてあげてもいい?」なんてお伺い立ててから赤ちゃんを存分に可愛がってあげると、上の子も納得するのです。
・・・と言ってもコレはあくまでも理想。
現実はなかなかそんな余裕はないですけど、
「愛情は上から流すもの」と心に留めておくといいと思います。
うちの娘たちが0歳、2歳だった頃、こんなことは考えたこともなかったので、
当然のように下の子ばかりに手をかけていました。
「お姉ちゃんなんだからちょっと待って! 」「なんで待てないの」
って感じです。
でも、弟や妹ができたのは、上の子の都合ではなく、親の都合。
こないだまで一人っ子で赤ちゃん扱いされてきたのに、急にお兄ちゃん、お姉ちゃんにさせられても、納得できませんよね。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから弟(妹)の面倒みなさい!!」
ではなく、「ママも赤ちゃんもあなたが大好きよ」「あなたが面倒みてくれたら赤ちゃん嬉しそうよ」
というメッセージを送り続けていれば、上の子のなかに兄弟姉妹愛が芽生えるみたいです。
考えてみれば、愛情は「愛しなさい」と強制されても湧いてきませんよね。
親に愛されている実感があって初めて弟妹を愛せるのだと思います。
娘が小2、4くらいの時にある方にアドバイスいただいてから、上の子を叱らないよう、愛情を言葉や行動で少し大げさなくらい表現するようにしました。
それまでは私の顔色をうかがって、いつも聞き分けがよく、手がかからない(と勝手に錯覚していた)上の娘が、親に愛されている自信がついたのか、ある時「抱っこして」と恥ずかしそうに寄ってきたことがあります。
もう小学校高学年になってました。もちろん「よしよし」と抱っこしてあげました。
思えば、下の子は小さくて甘え上手で手がかかるから、いつも抱っこやチューしてましたが、上の子にはスキンシップが足りなかったのに、求めることができなかったのでしょう。
それから、上の子は堂々とわがままを言うように・・・言えるようになりました。
それから数年後、上の娘が時々思い出したように「私は幼稚園の頃から身支度は全部自分でやってたよね。ママは○○の世話ばかりしてたから」と言ったります。
「そうね。あの頃のママは今より未熟だったから余裕がなかったの。ごめんね」と自分の至らなさを認めると、娘は満足げに「まあ、仕方ないよね。○○は手がかかったから・・・」とフォローしてくれます。
こんな風に時々娘から過去の自分に駄目出しされますが、
当時の寂しさを今になって解放しているのでしょう。
親も未熟です。間違えます。子供のことを愛していても、思っていても、知らずに子供を傷つけることもあります。
でも、間違いに気づいた時に素直に「ごめんね」といえば解決できるのが親子なんだと思います。
二人兄弟姉妹のママたち、大人が思う以上に、お兄ちゃん、お姉ちゃんは葛藤しています。
いつも笑顔で上の子の顔を見てあげてくださいね