ローズマリーのウルソール酸を抽出しよう |   Aroma & Medical Herb 香草塾

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ハンドセラピスト認定教室

水にもアルコールにも油脂にも、抽出できない成分があります。
樹脂に近い脂溶性成分、ローズマリーに含まれる「ウルソール酸」が
有名なところです。
シワの改善によろしいそうで、ネット検索すると出てきますよ。
 
ドライのローズマリー。
これを成分が出やすいように細かくします。
このあとの画像がないのですが、
①無水エタノールを湿る程度に注ぎます。
②無水エタノールにウルソール酸が溶け出るので、それを油脂に移せばいいのです。
つまり、それに③ホホバオイルなど熱に強いオイルを注ぎ、湯煎でアルコール分を飛ばすと
ウルソール酸の溶け出たインフィーズドオイルが出来上がるのです。
 
アルコールを飛ばす湯煎の作業は、意外と時間がかかります。
なので、無水エタノールはなるべく少なくしないと
とんでもなく時間がかかります。
アルコール分が飛んだかどうかは、
泡がでなくなる、クンクンと嗅いでみてアルコールの匂いが消える。。。。
これがなかなかしつこいわけです( 一一)
 
または、↓の方法。

◎濃い緑色がウルソール酸の溶けたホホバオイル。
◎黄色~黄緑色の部分が無水エタノールと精製水です。
ガシャガシャと水、アルコール、オイルを混ぜて、そっとしておくと、このように分離します。
必要なのは、濃い緑色のオイルなので、これを冷蔵庫に入れて冷やすのです。
冷やすとホホバオイルは固まるので、固まらない水分を瓶から流し出すだけ。
湯煎しなくても簡単にオイルだけが残ります。
 
この方法は、低温で固まるオイルを使わないといけません。
ホホバやココナツなどがお薦めです。
 
ホホバの場合は、オイルを室温に置けばちょうどいい感じに溶けますので、
クリームや石鹸などに、きれいな緑色の石鹸やクリームができます。
ココナツは、石鹸つくりにどうでしょうか。