問題はハードウェアではなくソフトウェア(サービス)です
もう11月25日に伝えられている情報でご存知の方も多いとは思いますが、Sony Ericsson Franceより以前リークしたZeusと思われる機種の発表を、12月9日に行う旨のinvitationが配布されているそうです
上がその招待状で、その中には発表内容のhintとして更に
はいこれはZeus決定ですね
リーク情報後のこういう発表って、なんとなく虚しく見えるのは何故でしょう
ハードの発表もいいんですが、ここで重要なのは配信されるソフトの内容や価格、このサービスがどのような形で行われるかってことでしょう
初代PS、PS2、PSPどこまでのソフトをエミュレート可能なのか
PS3のソフトは当然無理でも、PS2ぐらいまでは完全にエミュレートしてほしいです
PSPが出来ればモンハンが出来ますね
Zeus専用ソフトは配信されるのか
配信されれば嬉しいのですが、もしZeus2が出るのであればきちんと初代Zeusからのゲームの移行ができる事が前提です
配信は3G、GSM網だけでなくWi-Fi、PC経由でもゲームをインストールできるのか
パケット代をケチりたい人は、Wi-FiやPC経由でダウンロードしたいと思うでしょう
また、SIMを抜いた状態でもダウンロードできるのか、インストールしたゲームができるのかはとても重要な要素ですよね
ゲームはSDカードへのインストールが可能か
複数のゲームをガンガンダウンロードして遊びたい人からすると、ROM容量が小さいとあっという間にいっぱいになってしまいます
それを解決してくれるのは、Froyoから導入されたSDカードからのアプリ起動の機能となります
Zeusには恐らくFroyo、Anzuの流れがあるならGingerbreadが乗るでしょうから、大容量のSDカードを入れた状態で使うのがスタンダードになるのでしょうね
ソフトの単価は
Wiiショッピングチャンネルのような、ファミコンソフトですら500円もするような価格帯は嫌ですね
初代PSのソフトなら、2、300円位で統一してくれると嬉しいのですが
ゲームの販売はAndroid Marketで行うのか、それともPlay Station系のダウンロードサイトから実施するのか
Googleとの協議は当然しているのでしょうけれども、ユーザーからは簡単でかつ明朗会計をお願いしたいところですよね
Zeusがヒットするかどうかは、魅力あるサービスがリーズナブルな価格で提供されるかどうか、ただそれだけにかかっていますね
そしてもう一つ重要なこと
PS系のゲームとかがエミュレートできる環境がZeus単独に実装されるのかという点です
つまり、今後このエミュレーターがSony Ericsson以外のメーカーのAndroid Smart Phoneに乗るのかということ
もちろんSony Ericssonからすれば、Zeus単独でサービスを実装することで、他のメーカーと比べてかなり大きなアドバンテージを持ちたいと思うでしょう
でも何だかおいしいところ独り占めって感じがして、他のメーカーからかなり嫌な目で見られそう
そんな事が原因で、Sony Ericsson以外のメーカーが協力して独自のゲーム配信サイトを立ち上げ、Sony包囲網を作ってきたりするかもしれません
また、そんな風に各社がAndroid Market外に独自Marketを乱立させることは、Googleが良しとしないでしょうし…
ただゲームを売る元締めのSonyとしては、世界規模ではシェア数%の弱小Sony Ericssonだけと組むより、Samsungやhtc、Motorolaにもエミュレーターを載せてもらった方がゲームのダウンロード販売規模は桁違いに伸びるわけで、結果Sony Ericssonが潰れても知ったこっちゃないって感じではないでしょうか
まあこの手の話は、ここに限っての話でというわけではありませんで、技術もなく赤字を垂れ流す会社は、グルーブ会社であっても簡単に見捨てる世の中ですからね
最後になりますが、Zeusのハードスペックはソフトがさくさく動作するSoCで構成されているに決まっていると確信しています
それが実現できていなかったら…このメーカーの開発者達が基地外だったというだけのことです