第8回 市史講座 長崎市再生への道 | Nagasaki Life

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本日はこれビックリマーク
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「第8回 市史講座 長崎市再生への道」

講師 脇田安大さんのお話が図書館で聞けると言うことで、予約して行ってきました。
主に年配の方、また市役所などのご関係と思われるスーツの男性の方の参加が大半でした。私はちょっと浮いてたかな^^;

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長崎の歴史と世界の動き、
時代ごとの長崎の主要産業、貿易etc…

大正時代 造船や鉄砲・弾丸など兵器類を作っていたこと。世界から見ても、長崎は、重要都市であった。

それから、将来の長崎。
皆さんもご存知の通り、長崎は人口減少、高齢化が著しく進むと言われています。
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平成52年には
長崎市の人口は約30万人になると予想されています。
九州各県との比較を見ても、長崎の人口減少が最も著しい。

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それから高齢化率。
平成52年には、長崎市の約40%が高齢者であるというグラフです。
こちらも、九州一の高齢化。

質疑応答の中で、80歳代の方が意見を述べているのが印象的でした。

戦前から造船などで盛り上がっていた長崎がなぜ現在はこうも不景気だと落ち込んでいるのか、今日の脇田さんの話を聞いてやっと分かりました、と。

・長崎は造船に頼り過ぎた
・鎖国時代から長崎は甘やかされた、贅沢、遊び
・長崎市、市民の無関心

以上3点を挙げられ、昔を振り返っておられました。長崎で、長崎とともに80数年を過ごしてきたからこそ分かることが多くあったようです。もっと長崎が盛り上がって欲しいと…。

また他の方も
・小さくても住んで素晴らしいまちに
・長崎で精神的なやすらぎ、心身ともにやすらぎを覚えるまちに…

どうしていけば良いでしょうかなどの問いに、脇田さんはこう述べておりました。
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今は国際観光(海外の人が日本で消費する金額)が自動車の輸出額よりも多い、というグラフを説明したうえで、

・これから長崎は観光で頑張る
・国際クルーズ船の取り込みに力を入れる
・江戸時代に長崎から広まった蘭学、歴史の中でも医学と長崎は深い関係がある→長崎には医学部があり、長崎にやってきて健康になりたい「長崎ヘルスツアー」などの企画もどうか

長崎の強みは
・船が都心部まで入ってくる
・港がきれい
・九州の中で最も美しい港ではないか
・人が良い、世話好き、サービス精神がある→観光に生かす
・歴史があり、自然も豊か

しかし、長崎は外国人から見て楽しいかどうか
美しいだけではダメ、付加価値を付けて
歴史は1回見たら終わり→新しい文化をクリエイトする必要がある→海外からクリエイターを呼んだり、意図的に努力
などの問題点も指摘しておられました。
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昭和の中頃、長崎の観光客数は非常に多かった。現在また長崎市民が一丸となって取り組むべきことがあるんだというような、脇田さんの話はとても興味深かったです。


最後になりましたが、短時間でしたので、脇田さんや質問者さんの言葉の聞き逃しや、違う意味で捉えてしまっていることがあるかもしれません。また、殴り書きのメモで、まとまりのない文章になってしまいました。深くお詫び申し上げます。

2013.12.08(SUN)