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ソムリエ試験合格アドバイザーともです
このブログでは、ソムリエ試験、ワインエキスパート試験を受験される方にむけて、
最新のソムリエ教本の中から、出題頻度の高い箇所や、理解が難しい箇所について、要点をまとめて解説しています
本日は、ニュージーランドの「マールボロ」についてです
ニュージーランドのマールボロは、南島の北端に位置し、
北東は「クック海峡」に面しています。
マールボロは、ニュージーランドのブドウ栽培面積の7割を占め、
そのうち、ソーヴィニヨン・ブランが8割を占めいています。
マールボロを一言で言うと、
ニュージーランドの最重要産地です
栽培面積2位は黒ブドウのピノ・ノワールで 、近年では、冷涼な気候を生かして、スパークリングワインの生産も盛んになってきています。
マーロボロと言ったら、なんと言ってもソーヴィニョン・ブランが重要な品種になるのですが、そのマールボロ ソーヴィニヨン・ブランの誕生と発展の歴史を少しのぞいてみましょう。
1970年代前半のニュージーランドでは、当時の大手ワイン生産者「モンタナ」がワイン生産の拡大を狙い、ニュージーランドで新たな土地開拓の必要に迫られていました。
そんな中、政府機関の土壌学者が、フランスのブルゴーニュに似ていて、ワイン用ブドウの栽培に最適の地と推奨したのが、北島の「マーティンボロ」と南島の「マールボロ」でした。
そこで、大きな土地を探していたモンタナ社は、マールボロに巨大な土地を取得し、
これが現在の「Brancott Estate ブランケットエスコート」となっています。
この歴史が、ニュージーランドマールボロのソーヴィヨン・ブランが発展していった土台となっています。
その後、豪州マーガレットリヴァーの生産者がマールボロに進出を果たし、
「Cloudy Bay クラウディーベイ」の名で1985年に同年のヴィンテージでソーヴィニヨン・ブランの生産を開始しました。
クラウディベイは、最近ではスーパーなどにも置いてあったりしますので、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
クラウディベイは現在、モエ・ヘネシー・ルイヴィトン（LVMH）グループ傘下となっています。
これらを背景に、ソムリエ教本では、
1980年代後半
ソーヴィニン・ブランの登場
となっています。
覚えておきましょう
そして、現在、マールボロのワイン産地は、3つのサブリージョン（G.Iではない）で構成されています。
「ワイラウ・ヴァレー」
「サザン・ヴァレー」
「アワテレ・ヴァレー」
以上の３つは、G.I.（原産地呼称保護）ではなく、サブリージョン（エリア）の位置付けですので、ワインのラベルには表記されることはなく、マールボロ Marlboroughと表記されます。
ニュージーランドのマールボロについては、
品種、歴史、産地で読み解いていくと面白いとおもいますよ
最後に、ニュージーランドワイン及びニュージーランドを愛してやまない方を1名紹介させてください。
高橋 宗子さん。
この方は、ニュージーランドとニュージーランドワインに魅了され、移住された過去も持ち、現在はニュージーランドワインを日本の多くの方に知ってもらいたいという想いから、最新のニュージーランドワインの情報を発信されています。
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