健康運動実践指導者と健康運動指導士の令和6年改訂版テキスト、届きました
外見はかわらないのですが、中はだいぶ変わりました。
指導者と指導士も、前に取得した人はかなり注意です。
令和四年度に「健康日本21(第二次)」の最終評価があり、第三次を遂行するにあたり、その重要な役割の一端を担う健康運動実践指導者、指導士の養成カリキュラムが大改訂されました。
私ですら、現行のテキストはかなり古さを感じる部分もあり、最新情報に刷新するにあたり
・エビデンス(医学的根拠)
・ファクト(世の中の実情)
の両側面からワーキンググループの先生方により改訂内容を練ったとのこと。
今回は図やイラストも豊富に取り入れられ、視覚的にも理解しやすく
理解を助けられるよう、章立ての移動もかなりあります。
リンク
健康運動実践指導者テキストの目次を見ると分かるのですが
5章までが理論でまとめられ
6〜9章が実技でまとめられたので
私たちのような専門学校などの養成校もカリキュラムが組みやすくなります。
おかげさまでシラバスを変えなきゃいけないんですけど…
具体的には
①「メディカルチェック」が1章から6章の「体力測定と評価」に移動
②健康日本21(第三次)や「サルコペニア」「ロコモティブシンドローム」「フレイル」の概要が追加されたなど
③「成長期における体力基礎動作スキルの発達」を青年期での発達学に変更
④「青年期以降の加齢に伴う体力運動能力の低下」については、中高年以降の加齢変化に関する内容も追加。高齢者の運動指導機会、増えてますからね。
⑤バイメカや栄養も、減量だけでなく低栄養にも対応した内容、心理学では「HAPA理論」も追記
など実情に即していますね!
その他変更箇所ありますので、資格保持者はチェックです。
そして、我々指導講師はこの変更内容に合わせたスライドを作成するので、てんてこまいです汗
そしてここから大事な事
新テキストに改訂されましたが、以前のテキストを持った人が再受験する可能性があるので
2年程度は、改訂・追加の項は認定試験に出ない、との事(財団の質疑応答より)
と、いうことは健康日本21第三次は授業では取り扱わなくてはいけない重要項目であるに関わらず、試験では出ないという矛盾!
ややこしいな…
健康運動指導士、実践指導者の勉強法はコチラ
(過去記事)
健康運動実践指導者養成校、指導主任に向けた講習会の様子はコチラ
とにかく、今年度も終わりました。
先日、1日中専門学校での来年に向けた会議を行い指針を定めて
夜は懇親会に参加して業界で活躍される一流の講師の皆さんの情報交換しました。
私は合格率という数字の成果がはっきり分かる授業を取り扱っていますので
学校と生徒さん、生徒の親御さんの三者のご期待に添えるよう、今年度も一年しっかり努めます。