11月10日、福井県立美方高等学校へ。

 美方高校では、修学旅行ではなく、≪沖縄研修旅行≫

位置付けています。体験し、学びに行くことを意識づけています。

 のどかな、風光明媚な景色や湖を眺めながら、敦賀駅から車で約30分。丘の上に立つ学校でした。

学校に一歩入ると、出会う先生方、生徒がみんな挨拶をしてくれました。

もうすぐ開校50周年の比較的若い学校です。

進学校でもあり、また、スポーツも盛ん。

眼下に見下ろす湖でボート部が活躍。なんと、アジア選手権にも出場し優秀な成績を収めています。校内レガッタでは、町内会や先生方も生徒と一緒になって漕ぎ、盛り上がるとか。沖縄のハーリーみたいですね。

又、県学校対抗かるた選手権で優勝、福井の美味しい料理コンクールで最優秀賞をとる生徒も。文武両道の高校です。

会場はシアータールームでした。びっくりしたことがあります。生徒の上履きが廊下の壁沿いに同じ方向にきちんと並んでいたことでした。廊下を歩く人の邪魔ににならないようにとの心遣いが見えました。関心ですねえ。

又、腕章をした男子生徒が、自己紹介をし、(広報担当ですが、今日のお話を録音してもよろしいでしょうか・・・・また、写真をとってもいいですか?…)と、これまた、礼儀正しく申し込みに。

先生かと思いました。生徒のこのような取材を受けたのは、初めてです。もちろん、いいわよと、おねがいニコニコニヤリの私でした・・・

始めから、ノリノリでした。質問してもすぐ手が上がる。次々と。

この学校では、研修旅行で見学する【平和記念講演、ひめゆり平和記念資料館,壕(蒲)についても、ぜひ触れて欲しいとのこと。また、福井の塔にも献花をすると聞いて、平和学習への取り組みがしっかりしている学校だな~と思いました。戦後の生活の様子など、今起きていることなど・・・・も要望あり・・・

事前においても、戦中戦後の沖縄戦をレポートで取り組ませたり、歴史や文化生活、自然生物、なども、多く取り組んいました。

南城市での民泊をはじめ、タクシー研修など、また、ステーキパフォーマンスなどの食事も楽しみのようです。

終了後、廊下に出たら、先ほどの広報の生徒から、質問が、

「今日の、美方高校の生徒の印象はどうでしたか?」

「明るくて、元気で、高校生らしいです。また、お会いしたいです・・・・・・」

今井校長先生と担当の先生が玄関の外までお見送りいたいて恐縮でした。

玄関の外でも、ボート部の女子3人に、大きな声であいさつされ、日本旅行社福井教育旅行支店の藤野さんの車で、ダイナミックな大空に夕焼け迫り、熟した柿が垂れるほどの風景を眺めながら岐路に・・・