●小沢氏 採決欠席の議員に理解
(NHKニュース2011年3月3日19時38分)http://p.tl/9sQf
民主党の小沢元代表は、フリージャーナリストなどで作る「自由報道協会」主催の記者会見で、会派離脱届を提出した16人の衆議院議員が平成23年度予算案の採決を欠席したことについて、「1つの考え方だと思う」と述べ、理解を示しました。

この中で小沢元代表は「16人は、それぞれ国会議員として自分自身で決断し、自分の責任で行動したことなので、ほかの人がとやかく言う筋合いではない。おととしのマニフェストの原点を基準にして、すべての自分たちの行動を律していきたいということなので、それはそれで1つの考え方だと思う」と述べ、理解を示しました。そのうえで、小沢氏は「私は、菅総理大臣よりも誰よりも、民主党政権を成功させたいと思っている。ただ、最近『自民党と同じじゃないか』などという批判が多くなっており、もう一度原点にかえって初心を胸に問い直さなければいけない」と述べました。また、小沢氏は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定への参加について、「可能なかぎり推し進めるべきだと思うが、準備や対応策をきちんとやらなければならない。今のままでは、菅総理大臣だけではなく、どの政府も命取りになるし、国民も安全策がない現状では反対だと思う」と述べました。



●「今の民主党は違う」佐藤夕子衆院議員が離党へ
(テレ朝ニュース2011/03/03 11:53) http://p.tl/68Vq

菅執行部に新たな打撃です。民主党の佐藤夕子衆院議員が、「当選した時の民主党と今の民主党は違う」と民主党を離党する考えを明らかにしました。
 民主党・佐藤夕子衆院議員:「自分が当選した時の民主党と、今の民主党と少し違うような気がして、マニフェストにはまったく書かれていなかったようなことが急に出てきたりとか…」
 佐藤議員は、名古屋市の河村たかし市長が国会議員時代に秘書を務め、2009年の総選挙で河村氏の後継として初当選しました。佐藤議員は河村氏が代表を務める減税日本に参加する考えです。民主党内には河村氏との連携を模索する動きもあり、さらに広がりを見せる可能性もあります。執行部は離党届を受理せず除籍とする方向ですが、菅総理大臣の求心力がさらに低下するのは確実です。


●河村名古屋市長の元秘書・佐藤夕子議員、民主党に離党届提出 「今の党は少し違う」
(FNNニュース2011/03/03 18:56) http://p.tl/QHov
河村 たかし名古屋市長の元秘書で民主・佐藤夕子衆議院議員は3日午後、執行部の党運営に対する不満を理由に、岡田幹事長に離党届を提出した。
河村市長は「『筋を通す人の道を貫きたい』と言うもんで、みんな喜んでますけどね」と、自らの秘書も務めた愛弟子議員の行動に喜んだ。
民主・岡田幹事長に離党届を提出したのは、佐藤夕子衆議院議員。
佐藤議員は午後、「(離党届は提出されたんですか?)提出してきました」、「わたしが当選させていただいた時の民主党と、今の民主党は少し違う。公約を守ろうと一生懸命頑張っている河村市長を支持したい」と述べた。
佐藤議員は菅政権の増税路線に反発し、これからは河村市長の地域政党「減税日本」に加わり、衆議院では、1人会派の立ち上げも視野に入れているという。
佐藤議員は「有権者の理解は得られるかと思いますか?」との質問には、答えなかった。
「16人の乱」に続く内紛に、岡田幹事長は午後、「離党願については、受理できない。離党願を撤回していただけることを期待している」と述べた。
また、枝野幸男官房長官は午前、「国民の皆さんから納得いただけるような行動ではないだろうと」と述べた。
佐藤議員と同じく秘書を務め、「河村シスターズ」とも呼ばれる田中 美絵子議員は、「大変驚いています。わたしはまったく離党する気はありません」と述べた。
今回の離党騒ぎについて政治アナリストの伊藤惇夫氏は「(今回の離党騒ぎについて?)当然、想定できるのは、小沢グループが連携、あるいは合流。(河村氏の)減税日本とかね。そのための第1段階というか、布石(となる動き)」と話した。


●民主・小沢元代表、16人の予算案採決欠席に「他人がとやかく言う筋合いではない」
(FNNニュース2011/03/03 21:47) http://p.tl/5AUc
民主党の小沢元代表は3日、東京都内で記者会見し、会派離脱を表明した16人が2011年度予算案の衆議院での採決を欠席したことについて、「自分自身で判断して行動したのだから、他人がとやかく言う筋合いではない」と述べ、理解を示した。
小沢氏は「衆院選のマニフェストの原点に戻り、それを基準にして予算であれ何であれ、自分たちの行動を律していくのは1つの考え方だ」として、16人が予算案の採決を欠席したことに理解を示した。
また、小沢氏自身が予算案の採決に賛成したことについては、「私は私の立場で、現時点では予算に賛成票を投じた」と述べた。



●予算案の参院受領日、衆参議長で異なる見解 異例の事態
(朝日新聞2011年3月3日22時30分)

 横路孝弘衆院議長は3日、西岡武夫参院議長が新年度予算案の参院受領日を「衆院を通過した1日ではなく2日」と発表したことに反論する談話を出した。予算案の参院受領日をめぐり、衆参議長の見解が分かれる異例の事態だ。

 憲法は予算案について、衆院が可決し、参院受領後、30日以内に議決しないときは自然成立すると定める。西岡氏は予算案と予算関連法案の採決が切り離され、予算案のみが参院に送られたことに反発。2日の記者会見で「すぐれて政治的な決断」として2日に受領したと発表した。

 これに対し、横路氏は談話で、参院の受領は「機械的に行われるもので、何らかの意思によって変動させることは法的安定性を害する」と反論。議長の裁量で予算の自然成立を引き延ばす余地が生じることへの懸念を念頭に「過去の事例として、参院への送付の日を起算日として期間計算が行われている」とした。「予算案と予算関連法案を一体送付するか否かは衆院の判断によるもの」とも指摘した。

 参院は2日、公報に「2日受領」を掲載する一方、衆院は「1日に参院送付」と掲載し、ホームページには参院の受領日を「1日」と明記。衆院議案課は「これまで衆院での予算案可決日が参院受領日として当然のように扱われてきた。衆参で受領日の見解が異なるのは初めて」という。


●小沢氏、造反の16議員に理解 「自分の責任で行動」
(共同通信2011/03/03) 18:59 http://p.tl/tUgo

 記者会見する民主党の小沢元代表=3日午後、東京都千代田区

 民主党の小沢一郎元代表は3日、都内で記者会見し、2011年度予算案の衆院採決に欠席した16人について「国会議員として自分自身の責任で判断して行動した。他の者がとやかく言う筋合いではない」と理解を示した。造反容認とも受け取れる発言で、執行部との亀裂はさらに深まりそうだ。

 小沢氏は造反に関して「衆院選マニフェスト(政権公約)の原点に戻り、自分たちの行動を律したというのは一つの考え方だ」とも指摘。逆に「私は菅直人首相よりも誰よりも民主党の政権を成功させたいと願っている。最近は自民党政権より良くないとの批判が多く、よろしくないと思っている」と政権批判を展開した。

 政府が6月に結論を出すとしている環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題については「時間をかけて議論すべきだ。拙速にすると、菅さんうんぬんではなく、どの内閣も命取りになる。国民は知れば知るほど、貿易自由化への対応策がない現時点では、反対の可能性が強い」との見方を示した。


●佐藤夕子議員が離党届=菅政権、弱体化に拍車-小沢氏は造反に理解・民主
http://p.tl/8us5
 民主党の佐藤夕子衆院議員=愛知1区=は3日午後、国会内で岡田克也幹事長と会い、名古屋市議選(13日投開票)で河村たかし市長が率いる地域政党「減税日本」を支援するとして、離党届を提出した。佐藤氏は、消費税増税に意欲を示す菅直人首相を批判。首相にとっては、比例選出衆院議員16人の会派離脱願提出と2011年度予算案採決での造反、松木謙公前農林水産政務官の辞任に続いての打撃となった。菅政権がさらに弱体化するのは必至だ。
 岡田氏は離党届を受理せず「13日以降話し合おう」と慰留したが、佐藤氏は「気持ちは変わらない」と強調。佐藤氏はこの後、記者団に対し「首相が増税発言をして(昨年夏の)参院選で大敗した。また与謝野馨経済財政担当相を迎え、増税路線でいくのか」と述べ、消費税問題での首相の対応が離党理由の一つであることを明らかにした。
 一方、岡田氏は記者会見で「他党候補を応援すれば、単なる離党届の受理にとどまらない可能性がある」として、佐藤氏が減税日本の候補を支援すれば、処分する意向を示した。
 佐藤氏は、河村市長の衆院議員時代に秘書を務め、小沢一郎元代表を支持する衆院当選1回議員による「北辰会」のメンバー。佐藤氏は3日、記者団に自らの行動と小沢氏との関係を否定したが、小沢氏が河村市長との関係強化に意欲的なことから、民主党内では、倒閣を目指す16人と連動した動きとの見方もある。
 小沢氏は3日夕、フリー記者らでつくる「自由報道協会」主催の会見で、16人の予算案採決の欠席について「衆院選マニフェスト(政権公約)の原点に戻り、それを基準に予算であれ何であれ自分たちの行動を律していくということで、一つの考え方だ」と述べ、理解を示した。


●民主 反執行部の動きが活発化
(NHKニュース 2011年3月3日 6時5分) http://p.tl/50pY
民主党内では、菅総理大臣の政権運営に批判的な議員らが、衆議院の解散は認められないとして、新たな議員連盟を発足させるほか、両院議員総会の開催を求める署名活動を始めることを検討するなど、反執行部の動きが活発化しています。
公債特例法案など予算関連法案の成立の見通しが立っていないなかで、民主党の小沢元代表に近い山岡副代表は、「菅総理大臣が衆議院の解散に踏み切れば、民主党の大敗ははっきりしており、認められない」として、近く、新たな議員連盟を発足させることになりました。議員連盟では、政権公約=マニフェストを実現するため、財源を捻出するための具体策を検討するほか、安定した政権基盤を作るため、ほかの党との連立政権の構築も模索することにしています。民主党内では、このほか、菅政権に批判的な衆議院議員らが、「予算関連法案の成立に向けた環境整備を怠った、菅総理大臣や党執行部の責任をただす必要がある」として、今月中の両院議員総会の開催を求めて署名活動を始めることを検討するなど、反執行部の動きが活発化しています。これに対して、岡田幹事長ら執行部は、2日夜、会合を開き、国民生活を混乱させてはならないとして、予算関連法案の成立に向けて、菅総理大臣の下、結束して対応することを確認しました。


●外相 パーティー券代金返還へ
(NHKニュース2011年3月3日20時56分)http://p.tl/SAo4
前原外務大臣は記者会見し、おととしに行った政治資金パーティーで、脱税事件で摘発された男性が実質的な経営者だった企業が50万円分のパーティー券を購入していたことを明らかにしたうえで、この男性に関連する献金がさらにないかどうかを調べるとともに、道義的な観点から全額を返還する考えを示しました。
この中で前原外務大臣は、おととし4月に東京都内のホテルで行ったみずからの政治資金パーティーで、法人税の脱税事件で逮捕・起訴された男性が実質的な経営者だった企業が50万円分のパーティー券を購入していたことが分かったと述べました。また、前原外務大臣は、この企業の住所や代表者を誤って政治資金収支報告書に記載していたとして、3日、総務省に訂正を届け出たことを明らかにしました。そして、前原外務大臣は、この男性と関連があると指摘されている別の企業も50万円分のパーティー券を購入していることから、この男性に関連する献金がさらにないかどうかを調べるとともに、道義的な観点から、献金を全額を返還する考えを示しました。これについて、前原外務大臣は「結果として脱税で摘発された男性の会社から献金をもらっていたことは私の責任であり、大変申し訳ない。さまざまなご迷惑をかけたことは遺憾で、国会を含め、今後も誠心誠意、説明していきたい」と述べました。


●前原氏収支報告書めぐり首相が事情聴く
(TBSニュース2011年3月03日16:41)http://p.tl/HeBq

 政治資金収支報告書に事実と異なる記載をした前原外務大臣、3日、官邸で菅総理から事情を聴かれました。さらに、この問題は3人の現職閣僚から、みんなの党の渡辺代表にまで飛び火しました。

 3日午後、官邸を訪問した前原外務大臣。

 「ちゃんと説明をこれからもするようにということで」(前原外相)

 菅総理から、政治とカネの問題について、今後も説明するよう求められたことを明らかにしました。

 前原大臣の政治団体は、収支報告書のパーティー券の購入企業の欄に、ほぼ同じ名前の2つの会社の住所と代表者名を組み合わせた形で記載していたことが明らかになっています。2日夜、前原大臣は、「誤認による記載ミスであることが判明した。報告書の訂正は今週中に行う」というコメントを発表しました。

 <担当者が会社名をパソコン等で検索し、結果の一覧画面のひとつをそのまま記載してしまい、同名企業の記述が混在していたのに気づかなかった>

 しかし、実際のところ、どこの企業がパーティー券を購入したのかは明らかにしませんでした。3日午後、前原大臣は官邸で菅総理から事情を聴かれました。

 (Q.政治資金の話は?)
 「(菅首相に)説明はしました」(前原外相)
 (Q.進退については?)
 「ちゃんと説明をこれからもするようにということで」(前原外相)

 また、前原大臣は、自身のグループの会合でも謝罪したといいます。

 「皆さんにご心配をかけて申し訳ないと、率直におわびがあった」(グループ会合の出席議員)

 現職閣僚3人に次々と浮上した政治とカネの問題。脱税事件で有罪判決を受け、執行猶予期間中の人物が経営等に関わる会社からパーティー券の購入などを受けていたのですが、それは民主党議員だけではありませんでした。

 新たにわかったのは、みんなの党の渡辺喜美代表。収支報告書によりますと、渡辺氏が代表を務める資金管理団体「温故知新の会」は、2009年5月、前原氏らと同様、都内の経営コンサルタント会社など2社から、あわせて90万円のパーティー券の購入を受けていたのです。

 これらの会社の背景について、渡辺氏の事務所は「把握していなかった」とした上で、「適正に処理しているので問題は無いと考えるが、道義上の問題については必要あれば検討する」とコメントしています。


●前原外相、脱税関係企業から献金 全額返金を表明
(朝日新聞2011年3月3日21時15分)http://p.tl/mUNI
前原誠司外相は3日、過去に脱税事件に関与した人物の関係会社から献金を受けていたと明らかにした上で「調査して全額返金する」と話した。また、この関係会社から野田佳彦財務相と蓮舫行政刷新担当相にも献金やパーティー券代が渡っていたことを明らかにした。
 国会内での記者会見で前原氏は、2004年に法人税法違反事件で東京地検に逮捕、起訴された会社役員が関係する複数の企業から献金やパーティー券の購入があったと説明。「すべて私の責任。国民のみなさまにおわび申し上げる」と謝罪した。
 また、「事件のことを知らず、会社役員の知人を野田氏と蓮舫氏に紹介した」と話した。2人の政治団体の政治資金収支報告書によると、07年6月に野田氏側にパーティー券代40万円、蓮舫氏側に献金120万円が渡っていた。
 前原氏は、自身の政治団体の報告書に記載ミスがあった問題で、報告書を訂正したと明らかにした。09年分の報告書で、パーティー券を購入した会社の住所と代表者が誤っていた。「秘書がネットで社名を検索し、同名の別会社の住所と代表者名を確認せずにそのまま記載した」と説明した。


●前原外相報告書訂正…パーティー券購入先誤記載
(読売新聞2011年3月3日20時11分)http://p.tl/B53N
 前原外相は3日、国会内で記者会見し、自らの関係政治団体の2009年政治資金収支報告書で、パーティー券購入先に誤記載があったとして総務省に同日付で訂正を届け出たことを明らかにした。
 また、脱税事件を起こした人物が代表を務める会社から献金を受けていたとして、全額を返金する意向を示した。
 前原氏は「政治家、国会議員、閣僚として大変申し訳ない。国民、関係者に心からおわびする」と陳謝した上で、「国会議員として、閣僚としての責任をしっかり果たしていきたい」と述べ、外相を続ける考えを示した。記者会見に先立ち、首相官邸で菅首相に経緯を報告し、首相からは「しっかりと説明するように」と指示を受けたという。



●野田財務相、パー券代返金へ
(時事通信2011/03/03-01:09)http://p.tl/DIna
 野田佳彦財務相は2日夜、都内の中国料理店で開いた自らのグループの会合で、脱税事件で有罪判決を受けた男性が代表だった会社の子会社から40万円のパーティー券収入を得ていた問題に関し、「地雷を踏んだようなものだ」と不注意を認めた上で、「今、言われたら返金するしかない」との意向を示した。
 野田グループは同日の会合を、民主党の他のグループにも参加を呼び掛けて開催。小沢一郎元代表に近い「小沢ガールズ」の三宅雪子衆院議員や、菅直人首相を支持するグループに所属する議員も出席した。


●参院での予算案審議めぐり、質問時間配分で与野党折り合いつかず 3日の審議入り見送り
(FNNニュース 2011/03/03 07:25) http://p.tl/pPyv
国会は、参議院での2011年度予算案の審議をめぐり、参議院予算委員会での質問時間の配分で与野党の折り合いがつかず、3日の審議入りは見送られることとなり、野党側は反発を強めている。
参議院予算委員会での審議入りをめぐっては、与野党の理事の間で、質問時間の配分をめぐって折り合いがつかなかった。
そのため、いったんは前田予算委員長に調整を委ねる案も出たが、結局、与党側が2日の協議を打ちきって、3日の審議入りを見送った。
こうした動きに、野党側は強く反発し、自民・公明の両党は記者会見で、与党側が審議を拒否していると強く非難している。
野党側は、3日の民主党の出方を見守る姿勢だが、与野党の対立は激化している。


●前原外相 収支報告書に記載ミス
(NHKニュース 2011年3月3日 0時33分) http://p.tl/5ZgE
前原外務大臣は、おととしに行った政治資金パーティーで50万円分のパーティー券を購入した会社の住所や代表者を、政治資金収支報告書に誤って記載していたとして、関係者に謝罪するとともに、近く収支報告書を訂正するとしたコメントを出しました。
それによりますと、前原外務大臣はおととし4月、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開きましたが、50万円分のパーティー券を購入した会社の住所や代表者の氏名を、政治団体のおととしの政治資金収支報告書に誤って記載していたということです。これについて、前原外務大臣は、パーティー券の代金として50万円を振り込んだ会社名が、手元にある名簿に見当たらなかったため、事務所の職員がインターネットで検索し、会社の住所や代表者の氏名を先方に確認しないまま、政治資金収支報告書に記載したとしています。前原外務大臣は、「ミスで記載された方に大変な迷惑をかけ、おわび申し上げます。担当者を厳重注意し、今後、このようなことがないよう、私自身がしっかりチェックしてまいります」として、近く収支報告書を訂正するとしています。



●野田・蓮舫大臣にも「政治とカネ」浮上か…
(テレ朝ニュース2011/03/03 00:00) http://p.tl/w_OP
脱税で起訴された男性が実質オーナーとみられる企業グループが野田財務大臣の政治団体のパーティー券を購入していたほか、蓮舫行政刷新担当大臣に政治献金をしていたことが明らかになりました。
 野田大臣の政治団体「野田よしひこ後援会」の2007年分の収支報告書によると、東京・千代田区の企業2社が、それぞれ40万円ずつパーティー券を購入していました。この2社は、2004年に競馬予想の情報提供会社の脱税事件で逮捕・起訴された男性が実質オーナーの会社とみられています。
 野田財務大臣:「仮に脱税をした法人や個人であるならば、それは今の職責上、適切ではないので、返還も含めて検討したい」
 また、このうちの1社は、蓮舫大臣が代表を務める民主党の支部に2007年に120万円寄付をしていました。
 蓮舫行政刷新担当大臣:「まさに『李下に冠を正さず』じゃないですけれども、道義的観点から、事務所に言って、返還するように指示したところです」



●民主・佐藤夕子議員が離党へ、減税日本を応援
(読売新聞 2011年3月3日03時07分)

 民主党の佐藤夕子衆院議員(愛知1区、当選1回)は2日、同党を離党する意向を固めた。

 近く党本部に離党届を提出する。佐藤氏は、地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長の元秘書で、13日投開票の名古屋市議選で、減税日本を応援するためだという。小沢一郎元代表に近い比例選出衆院議員の会派離脱の動きに続き、菅政権の求心力が一層低下するのは必至だ。関係者によると、佐藤氏は周囲に「民主党より、約束を果たす減税日本で活動したい」と漏らしていたという。


●小沢系・佐藤議員が民主党離党へ 党運営に不満
(産経新聞 2011.3.3 03:30)http://p.tl/wVp7

 民主党の佐藤夕子衆院議員(48)は2日、離党を決断した。3日に執行部に離党届を提出する。執行部の党運営に対する不満を離党の理由にしている。

 佐藤氏の離党は、小沢氏に近い衆院議員16人の会派離脱届提出、松木謙公前農水政務官の辞任に続き、菅直人首相ら民主党執行部にとって大きな打撃となりそうだ。 

 佐藤氏は小沢一郎元代表を支持する衆院当選1回生による「北辰会」のメンバーの一人。元民主党衆院議員の河村たかし名古屋市長の後継者として、平成21年8月の衆院選で愛知1区から出馬し初当選。党執行部は今年2月の名古屋市長選に河村氏の対抗馬を擁立し、岡田克也幹事長は河村氏が掲げる減税政策を批判していた。

 党関係者によると、佐藤氏は名古屋市長選での民主党執行部の対応に不満を抱いているほか、執行部が小沢氏に対し裁判確定までの「党員資格停止」処分を下したことや、菅首相が消費税率引き上げに前向きな姿勢を示していることも離党の理由に挙げている。

 佐藤氏の行動を引き金に党内から離党者が続く可能性がある。


●FD「いやらしい証拠」改ざん事件・前田被告
(読売新聞 2011年3月3日14時33分)http://p.tl/tD8m
 大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件で、証拠隠滅罪に問われた元主任検事・前田恒彦被告(43)が最高検に供述した犯行の詳しい経緯が関係者への取材でわかった。
 郵便不正事件の構図と矛盾する証拠品のフロッピーディスク(FD)を「いやらしい証拠」と感じ、「後で被告が供述内容との違和感を覚えないようにしなければ」と考え、改ざんに及んだという。検察側は14日から始まる公判で供述に沿った主張を展開するとみられる。供述などによると、前田被告は2009年春、当時の特捜部長・大坪弘道被告(57)(犯人隠避罪で起訴)から、「何とか村木までやりたい」と厚生労働省元局長・村木厚子さん(55)(無罪確定)の立件を指示された。
 同年5月に同省元係長・上村勉被告(41)(公判中)を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕し、自宅から問題のFDを押収した。
 ところが、FDに残された郵便料金割引制度を悪用するための偽証明書の作成日時データは検察側が描いた事件の構図よりも早い時期だった。前田被告は、「いやらしい証拠」と感じたが、士気の低下と大坪被告の逆鱗
げきりんに触れることを恐れ、報告しないまま同6月、村木さん逮捕に踏み切った。


●国後島でロシア国旗掲揚へ=与党青年団体が実効支配誇示
(時事通信2011/03/04-00:41)http://p.tl/VUFa
 【モスクワ時事】インタファクス通信は3日、ロシアの政権与党・統一ロシアの青年団体「若き親衛隊」のプロコペンコ代表が今月15日、北方領土の国後島ゴロブニノ(泊村)にロシア国旗を立てると伝えた。
 ゴロブニノは北海道に近い国後島南端に位置しており、ロシアによる北方領土の実効支配を日本に誇示する狙いとみられる。
 同団体の関係者によると、国旗はコンクリートの土台に立てられた高さ10メートルのポールに掲揚される。「クリール(千島)はロシアの領土」と書かれた横断幕も掲げられ、ロシア国歌が吹奏されるという。
 ロシアのメディアは、米司法当局に摘発され、「美人スパイ」として有名になったアンナ・チャップマンさんが「若き親衛隊」の一員として北方領土を訪問すると伝えていたが、同団体広報は3日、チャップマンさんが「個人的事情」で訪問を取りやめたことを明らかにした。