絵にはあまり自信がなくて。
とおっしゃる方でも、簡単に、ちょっとランクアップして見える、水彩画の描き方を、もう1つご紹介します。
白抜きの方法です。
まずは輪郭。
輪郭のすぐ外側を少し空けて、周囲に水を塗ります。
藍をぼかして塗ります。
あ、写真がぼやけてしまった
モチーフの際は濃く塗ります。
濃く塗ることで、モチーフの白が引き立ちます。
ここはにじまないように、くっきりと。
背景全体をなじませます。
藍を薄く溶いて陰影をつけ(この場合はグレーを使わないほうがきれいです)帽子にボーダー模様、顔はペンで描きます。
もちろん、細かい作業が得意な方は、ペンでなく黒い絵の具で塗ってください。
藍だけでもいいのですが、黄色と赤をちょっと加えてみましょうか。
こんな感じになります。
濡れているうちに、点々をつけると、雪の結晶のように広がります。
できあがり。
モチーフを白く抜くことで、ちょっと神秘的なイメージの絵ができました。
白猫、白うさぎ、白い犬など、白い題材に使えますが、実際には白くないモチーフを白で抜くと、より上級者っぽく見えます。