アトリエぽーぽーは、写生やデッサンより、空想で描く方が好き、という生徒さんのほうが多いです。
私も、デッサン力より(もちろん大事ですが)、考える力、生み出す力、オリジナル性が育って欲しいので、そんな風に進めてきました。
しかしながら。
絵を描く上での基礎知識は、あるに越したことはないし、一般的に通用する「上手な絵」も、描けないよりは描けたほうがいいです。
せっかく絵画教室へ通ってもらっているのですから、ちょっとお勉強っぽいことも、やってみましょう。
とうわけで、この夏、高学年の生徒さんを対象に、特別講習をプログラミングしました。
『遠近法』の1つ「一点透視法」を学習します。
垂直、平行、対角線の概念があったほうがいいので、低学年の生徒さんは、高学年になるのを待って下さいね。
私も小学6年生のとき「一点透視法」を学習しました。
絵画教室に通っていましたが、そこで教わったのではありません。
当時、マンガ家に憧れ、「マンガ家を目指す人の絵の描き方」で、独学したのです。
あのときの感動を、生徒さんにも味わってもらえるでしょうか。
特別講習は、いよいよ明日です。
実技も含めて1時間以内に終わるように、今日は家で何度もリハーサル。
夏休み中は、水彩絵の具を持ち帰っているので、来月は水彩画で表現する『遠近法』も準備しています。
これらの講習は、私が描く通りに描く、というやり方なので、生徒さんによって向き不向きがあると思います。
それでも、もし「上手になった!」という実感を得られ、抵抗がないようでしたら、今後、デッサンにももう少し力を入れていきたいです。