なぬ?
じゃなくて、「ねぬ」。
もともとは犬に生まれたんです。
でも猫が好き。
猫になりたい。
そう思って猫になる努力をしてきました。
猫みたいな犬なので、ねこの「ね」と、いぬの「ぬ」を取って、「ねぬ」
ねぬは、犬からも仲間外れ、猫からも仲間外れにされて、孤独。
あるとき、捨て猫や野良犬を助けてやり、森へ逃げ込むと、先客がいました。
先客の名は「いこ」
犬みたいな猫なので、いぬの「い」と、ねこの「こ」を取って、「いこ」
ねぬといこは、勝負をして、それから仲間になり、家族になります。
ふたりには、猫みたいな犬みたいな子どもが、たくさん生まれ、野良犬や捨て猫たちも一緒に、森で仲良く暮らしました。