昨日の講習で、ミニーちゃんに読み聞かせした2冊の本のうちの1冊です。
宇宙のたくさん星の中に、ピーナッツの形をした星がありました。
そこは、凸凸国と凹凹国のまっぷたつに別れています。
凸凸人と、凹凹人は、そっくりですが、1つだけ、手の形が違いました。
それで仲が悪いんです。
凸凸国と凹凹国のちょうど真ん中に、高い塔が立っています。
2つの国の人たちが集まる唯一の場所で、いつも大混雑。
あるとき、凸凸ぼうやが、塔のてっぺんから落ちそうになりました。
何人かの人たちが、あわてて手を差し伸べましたが、手が凸凸同士なので、つるっとすべってしまいます。
そんな中、凹凹人の手が、ぱちっとはまりました。
が、その凹凹人もこらえきれず、塔から落ちそうになります。
その手をつかんだのが、凸凸人。
そしてその手をつかんだのが凹凹人、またその手をつかんだのが凸凸人、またその手を…。
交互に手をつなぎあい、それが長〜く連なって、凸凸ぼうやは、地面にゆっくりと足がつきました。
こうして両国の人たちが、仲良くなったのは言うまでもありません。