昨日の講習で、ミニーちゃんに読み聞かせした2冊の本のうちの1冊です。
ビリーはいつもびくびくしていました。
いろんなことが心配でたまりません。
帽子のことや靴のことや雲のことや雨なんかも…。
ある日、おばあちゃんの家へ泊まりに行きましたが、不安で眠れません。
ぼくって弱虫だよね。
心配で眠れない、と打ち明けると、おばあちゃんがいいものをくれました。
しんぱいひきうけにんぎょうです。
心配事を打ち明けて、枕の下に入れて寝ると、お人形が代わりに心配してくれるから、ぐっすり眠れるんですって。
おかげでビリーは眠れるようになりましたが…。
ぼくの心配を引き受けてくれたお人形は、どうなっちゃうんだろう。
心配で、怖がっているんじゃない?
そんなの悪いよ。
そこでビリーは、しんぱいひきうけにんぎょうのための、しんぱいひきうけにんぎょうを作りました。
これでもう、みんなぐっすり。
ご存じの方も多いでしょう。
Worry doll、といって、グアテマラやタイに昔から伝わる人形のことですね。
マッチくらいの長さの、小さな人形で、手作りが基本。
木の枝に布や糸を巻きつけて作るみたいです。
お母さんが子どもに作ってあげたのが始まりでしょうか。
ちょっと作ってみたくなりますね。