昨日ミニーちゃんに読み聞かせをした、2冊のうち1冊。
アオさんは青い馬。
たぶん。
馬とはどこにも書いていませんが。
ある日アオさんは、ぶどう畑の夢を見ます。
が、食べる前に目が醒めてしまい、名残惜しい。
アオさんとネコが、試しに、夢のとおりに、森をずんずん歩いていくと、本当にぶどう畑がありました。
ぶどうは食べきれないほどたくさんなっていて、食べてみるとちょっとまだ酸っぱい。
それでもお腹いっぱい食べ、明日また来ようよ、このぶどう畑のことは、みんなに内緒だよと、ふたりで誓います。
ところがアオさん、うっかりおしゃべり。
翌日、ウサギもリスもサルもクマも、ぶどう欲しさについてきました。
ブドウ畑に到着すると、先回りしたオオカミが、こちらを睨んでいるではないですか。
他の動物たちは、オオカミが怖くて、逃げ出します。
ところが、ひとり逃げ遅れたアオさん。
「おまえはどうして逃げないんだ」と、
オオカミは威嚇します。
のんびり屋に見えるアオさんですが、意外と勇敢です。
自慢の俊足で逃げ回り、いつしかオオカミに追われる立場から、追う立場へ。
ついには追いつき、オオカミを池へ突き落とします。
オオカミがいなくなって、動物たちはぶどうを思う存分食べることができました。