私は蝶や鳥さんを撮ることが多いのですが、超望遠の動体撮影はやはりおもしろいと思います。Canon 7DやNikon D7000で動体を撮っているのですが、動体はD7000より7Dの方がはるかに撮りりやすい。

D7000のAFの測距点は39点もあるのですが、クロス測距してるのは9点、しかもこの測距点はラインセンサーになっています。それに対して、7Dの測距点は19点なのですが、オールクロス測距点になっています。


詳しい説明は避けますが、AFの初動の速さは、圧倒的に7Dの方が上で、
動体と言っても列車撮影のような動きが予測出来る被写体の場合は、工夫することでD7000でも十分なAFスピードが得られるのですが、蝶や鳥といった不規則で非常に速く動く被写体だと、やはりAFが追いつかないことが多いです。

そして、個人的には、このラインセンサーがメインと言うことが、D7000などのNikonの一眼レフのホワイトバランスが落ち着かない一因になっていると思っています。


動体を撮る場合、7Dの場合は、AIサーボAFで、領域拡大AF(4点)かゾーンAF(9点)、ピント優先/被写体追従優先、測距連続性優先と
言う感じで、ユーザー設定に登録して使っています。D7000の場合は、AF-Cで、ダイナミックAF・9点か3D-トラッキングで撮影しています。ダイナミックAF・39点は、どこにピントが合うか全くわからないので使っていません。ダイナミックAF・9点の方が3D-トラッキングよりもヒット率は高い感じです。


D7000に関しては、7Dと比較すると、高感度特性が1/2-1段くらいは優れている感じです。ただ、AFの速さ、連射の速さが圧倒的に
7Dなので、動体を撮るのならやはり7Dになる感じです。動きものでない場合は、色作りがかなり異なりますので、好みの問題も関与しますから、評価は非常に難しくなりますw。私の場合は、自然風景やポートレートを撮る場合はキヤノン機を使っています。

ただ、蝶を撮るときは、ニコンが綺麗に撮れたりしますw。結論としては、どちらも良いカメラと言うことですね(爆





ルリビタキ

Canon EOS 7D・シャッター優先AE(F5.6・1/800・-0.7EV)・ISO-1000・WB太陽光・EF 400mm F5.6


カワセミ

Canon EOS 7D・シャッター優先AE(F7.1・1/800・-0.7EV)・ISO-800・WB太陽光・SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM


Canon EOS 7D・シャッター優先AE(F6.3・1/800・-0.7EV)・ISO-1250・WB太陽光・SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM