連投となります(・∀・)

 

例年、私は梅雨明け予想を計算しているのですが、計算をする前に梅雨が明けちゃいました。。6月中の梅雨明けなんて、ビックリですね。画像は昨晩の19時の状態です。

 

左から2番目の温湿度計では、外気温27.6℃の73%、室温26.8℃の53%と表示されており、室内は私にはちょっと暑いので、自分の部屋の中では上半身裸です(;・∀・)

 

全館冷房では「ぬる冷房」なんて言葉を使う人もいて、健康のために熱中症にならず冷房病にもならない、寒くなくて湿度が低い状態を良しとしています。

 

この室温だと子供に汗をかかせたいなら長袖の服などを着せれば良いのですが、汗をかき過ぎるとあせもが出るのでお子さんの特性に応じての対応となりますね。

 

 

さて、梅雨明け時期を毎年占っていたのですが、急に梅雨が明けてしまったので、状況を確認してみます。計算はF式アメダス絶対湿度計算シートにて行っております。

 

過去の気象庁の梅雨明け宣言の傾向から、私は「空気中の全熱量が70kJ/kgを超えて、数日晴れが続くと予測されると梅雨明け宣言が出る」という公式を勝手に生み出しています。

 

なぜ、こんな計算をしたかというと、エアコンの運転を考えていたら空気中の顕熱と潜熱の計算が必要になったのですが、それを応用したら梅雨明けがほぼ分かるようになったのです。

 

2016年と2017年は梅雨明けがはっきりしなくて、予測が難しかったのですが、今年の梅雨明けはどうだったかというと、今年は天気の移り変わりが単純だったので計算とおりでした。

 

以下は東京の2018年6月のアメダスのデータから計算したものです。

 

東京では6月27日に既に夏の空気になっていたようで、気象庁は来週の晴天と合わせて梅雨明けと判断したようです。

 

比エンタルピーなんて難しい言葉を使ってますが、要するに全熱のことです。空気は温度(顕熱)と湿度(潜熱)の2つの熱を持っていますから、これを足したものが全熱です。

 

ロスガードが全熱交換と言われる所以は、温度交換(回収)と湿度交換(回収)の両方をやりますよということなので、全熱交換換気扇となるわけですね。

 

 

外気温が27℃の乾燥空気1kgの空気の熱量が70kJという状態は、関東では太平洋高気圧が梅雨を押しのけて、非常に熱量を持った大気に覆われた状態です。

 

すごく乱暴にいうと、温度が27℃で湿度が43℃の熱を持っていると考えてください。

 

この状態だと絶対湿度は20グラム/m3を超えてきますが、暑くてやってらない理由は、温度1に対して湿度が2弱の熱を持っているからです。

 

全熱を見る事で、いかに除湿をすれば快適になるかが分かると思います。高気密高断熱住宅は湿度がコントロールできることが、最大のメリットだと思いますが、これを使わないのは勿体ないですよ。

 

以上、今日はこれから四代目の気密測定だの巻でした(・∀・)