おはようございます(・∀・)

 

23℃、風量最弱、風向き真下が省エネな全館冷房の基本ですが、この設定だと盛夏の室内は28℃、相対湿度45%のような室温が少し高い状態になると思います。

もし、室内が26℃で50%の状態を望むのであれば、消費電力は増えますが、23℃、風量中、風向き真下にしても良いでしょう。

 

 

以前に「冷房運転で室内が冷えすぎる場合の対策」という記事の中でこのようなことを書いてます。

 

(イメージ)エアコンを通過する風量×絶対湿度の低さ=除湿量

 

風量が少なすぎるとエアコンから出る冷気は温度が上がり除湿量は多くなるため、盛夏だと室温の上昇も抑えにくくなります。

 

室温が28℃程度で暑くても相対湿度が60%以下であれば快適だという人と、室温は26℃程度が良いという方で別れると思います。

 

ただ、除湿量は維持しつつ、冷気の温度も下げるとなると、エアコン自体の消費電力を増やす必要が出てきます。

 

全館冷房で室温が下がらない場合、窓の日除けは重要ですが、エアコンの風量を少し上げてみて下さい。ただし、吹き出し口の絶対湿度が11グラム程度を保てるならです。

 

設定温度を下げても、エアコンの消費電力があまり増えないタイプのエアコンは、風量を上げると消費電力が増える場合があり、私が使っているダイキン製のエアコンはその動きです。

 

我が家のダイキンのエアコンは風量最弱のまま設定温度を18℃にしても21℃にしても消費電力も吹き出し口の絶対湿度も変わらないのです。

 

簡単にいうと、エアコンの設定温度の変更がエアコンのアクセルだと思っていたら、風量の変更がアクセルだったというエアコンもあるということです。

 

風量の増加が顕著にエアコンの消費電力と連動するエアコンの場合、盛夏には風量を増加させると室温が下がります。ただ、除湿量が安定しない場合はフィルターが必要でしょう。

 

風量を上げても、吹き出し口の絶対湿度が11グラム程度を維持できるなら、消費電力が増えているはずであり、増えた風量が館内に行き渡り室温は下がるでしょう。

 

当然、電気代は上がりますヽ(`Д´)ノ

 

RAYは風量が3段階で、弱でも結構風が強いですが、我が家のダイキンのエアコンは風量が5段階であるため、風量最弱だと盛夏に室温上昇をしてしまいます。

 

エアコンによっては、風量が最弱でも元々十分な風量がある機種と、最弱だと風量が少なすぎて盛夏に室温上昇が抑えきれない機種があると思います。

 

ただ、エアコンの風量と設定温度がどう消費電力と除湿に影響するか、エアコンの特性をしっかり把握するためには、ワットチェッカーとみはりん坊Wがないと難しいと思います。

 

本日は難しい話になってしまいましたが、簡単にいうと、風量を1段階上げて、吹き出し口の絶対湿度が11グラム程度なら、室温が下がるか確かめて見てみましょうという話です。

 

躯体が蓄熱した状態だと室温はすぐに変化しませんから、ゆっくりと確認してみて下さい。

 

 

 

さて、最近の猛暑でエアコンの積極利用がテレビ等で推奨されているのを見ますが、私からすれば10年以上前から分かっていたことで、意図的に情報隠蔽がされていると思います。

 

未だに窓を開けた風通しによって室温調整をする家を建てようとする施主が後を絶ちませんが、今回の猛暑による熱帯夜で「風通しの良い家」は限界だと気が付いた人も多いでしょう。

 

熱中症対策に有効なのは、全館冷房であり必要なのは、正しいエアコンの使い方の理解と気密測定された家です。しかし、その情報はテレビなどで見た事がないですよね?

 

エアコン全館冷房は非常のローコストです。だって、エアコン1台だけですから。ありふれたエアコンを使うだけなのに、熱中症対策としてテレビ等で紹介されませんよね?

 

家の性能を上げれば24時間エアコンを運転しても消費電力は低いまま押さえられますし、太陽光パネルを搭載すれば、発電所で化石燃料を燃やす量も減らせます。

 

大手ハウスメーカーはテレビの大口スポンサーなので、気密測定や全館冷房はマスコミにはタブーなのでしょう。特に軽量鉄骨系のハウスメーカーは気密測定を嫌がります。

 

このまま日本人は大手ハウスメーカーに情報操作された世界で昔ながらの風通しや大きな窓の解放感を良しとして、ずっと洗脳され踊らされ続けてしまうのかとやるせない思いです。

 

だから、私は施主のコミュニティーの大きい一条工務店で家を建てて、情報をブログ等で発信することで、この事実を全国に訴えたかったのです。

 

以上、熱中症は人災ですよの巻でしたヽ(`Д´)ノ