今日は確定申告の作業から現実逃避するためのポエムです。
確定申告の閉め切りが3月から「申告所得税、贈与税及び個人事業者の消費税の申告・納付期限を令和3年4月 15 日(木)まで延長します」とのことでさらに現実逃避しています。
テーマは妄想中の小屋作りです。もう、寝ても覚めても小屋の事で頭がいっぱいでござる。
私は田舎の山の中に安い土地を購入しています。現在は送電線工事のために貸し出していますが、土地が帰ってきたら小屋を建てようと思っています。
自然素材が好きな建築家はとかく量産の工業製品を否定しますが、私は性能の良い家を量産するには工業製品がなければ不可能だと思っています。
だから自然素材推しが強すぎる建築のプロの情報を見ると、この人は国民全体のことを考えておらず、自分の商売や嗜好しか考えていないと思えてしまうのです。
ただ、自然素材の経年劣化や味わいなど経験してみないとわからないこともあるので、小屋作りでは徹底的に内外装は自然素材に拘りたいと思います。
現状で叶えたい項目は以下の感じです。
・2名の宿泊生活ができること
・10m2以下の小さな小屋(6畳サイズ)
・ツーバイフォー工法
・屋根は透湿ルーフィング二重張り
・防腐と防蟻にはこだわる(加圧注入材とホウ酸処理の併用)
・内外装は基本的に自然素材(無垢材、しっくいなど)
・建物と窓の配置は日射熱と景観を両立させる
・できれば窓は開けたくない(花粉やホコリ対策)
・夏は24時間除湿したい
・オフグリッド(太陽光パネルでの自家発電のみ)
・薪ストーブを設置(料理ができるロケットストーブでかつペレットでも使える)
・太陽熱を利用する暖房(OMソーラー的な)
・太陽熱温水器を設置する
・井戸を掘る
・お風呂は外に露天風呂
・トイレはバイオトイレ
・生分解性プラスチック製の食器や生ごみ回収袋を採用
・防犯性を備える(田舎でも高額な機材は盗まれる)
・断熱性能はG1程度
・気密は徹底的にやる(気密測定はしたい)
建設地は都市計画区域外にあり地目は山林なので10m2以下であれば建築確認申請は不要です。
そして、今回のコンセプトは極力「ノーコンクリート」・「材料ノーカット」です。
将来、息子に迷惑を掛けないように建物を簡単に解体できる作りにしておきたいのです。そして、可能な限り材料をカットしない超簡単な建て方を模索します。
その中で、高気密高断熱住宅かつ、デザインと景観に優れたローコスト小屋をどう建築するのかという無理ゲーです。
ノーコンクリートで困っているのは建物の基礎です。素人なのでコンクリートを流し込まずに建物の水平を出せる気がしません。そして、建物の不同沈下。
どんな基礎にしようか。断熱気密だけでなく、シロアリ対策や床下水浸も考えなければなりません。現状では建築基準法に適合してない気がしますが、二案で迷っています。
・全面土間床+基礎断熱(水浸が怖い)
・コンクリート束石+床断熱(建物の水平が取れるのか)
床断熱が有力ですが、最初から沈下や傾きが発生する想定で単管のジャッキベースに建物を乗せてしまおうかと考えています。
そして次の悩みは建物の大きさと高さ。
ホームセンターで売っている建材はサブロクといって3尺✕6尺(910✕1820)が基本です。このサイズを中心に建物を設計しないと材料のカットが発生してしまいます。
ツーバイ材は3尺(910)・6尺(1820)・12尺(3640)が基本なので、この組み合わせで10m2の床面積の間取りを考えると、以下となるでしょう。
・床は9尺✕12尺(2730✕3640)の9.9m2
・軒の高さは1820か2730か3640
軒の高さが3640だと高すぎて工事が怖いので、1820か2730が妥当でしょう。
ただ、軒の高さを1820にした場合は屋根断熱にして天井勾配にしないと天井高さも1820になってしまうため、私は頭を天井にぶつけてしまいます。
そうなると2730天井が最適な気もしますが、工事の手間が1.5倍に増えます。
具体的には一条工務店の合理的な工法を参考に1820✕910のパネルを足場の良い自宅のガレージでまとめて作って現地に運んで組み立てていこうと思っています。
軒が1820の高さだと屋根の小屋組みだけすれば良いので楽そうですが、屋根断熱で天井の懐がないため、空調設備の設置が難しくなります。
軒の高さ1820+910のパネルを組み合わせて2730とすれば、天井高さを2100確保して屋根断熱ではなく天井断熱となり工事が楽ですし、天井ふところの630が断熱や空調の配管空間として利用可能になります。
室内は防湿シートを貼るべきか透湿シートを貼るべきか、どの位置に断熱ラインと気密ラインをもってくるか悩みは尽きません。
小屋に常時人がいる訳でもないため、夏は除湿をしないと換気扇を回しているだけでは部屋中がカビやダニだらけになるでしょうから、エアコンの24時間稼働は必要でしょう。
山の中で電気もないから窓を開けて換気をするだけで夏を過ごすという考え方もあります。一年中、花粉が飛び散っている山の中なので、花粉症を発症したらアウトです。
ただ、6畳の部屋に6畳用のエアコンを設置して24時間稼働すれば、寒いしうるさいし不快にな空間になることは間違いないでしょう。
ただ、問題なのはオフグリッドの太陽光発電+市販の充電池だけで24時間エアコンを運転することができるのかという点です。車のバッテリーは容量は小さいです。
家庭用のエアコンでは6畳用より小さいサイズはなく、スポットクーラーでも200W程度の消費電力のものしかありません。一日に必要な消費電力を計算すると
エアコンに必要な電気=24時間×200W=4.8kWh
うーん、中古でリーフだと30kWhぐらいの蓄電容量があるそうですが、V2Hで電気を家庭用に取り出すのに70万円ぐらいの装置が必要そうなのでコスパが、、
という感じで、確定申告の作業から逃げるために小屋LIFEの妄想をしています( ノД`)
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