本日ご紹介するのは、ステッドラー社のマルスルモグラフの鉛筆です。
ご愛用されている方も多いシリーズなのではないでしょうか?
紙への定着性が優れていることからデザインや建築の現場でも愛用されることの多いマルスルモグラフ鉛筆は、ステッドラー社のみならず数ある鉛筆のなかでもトップクラスの上質さと言われています。
レトロでおしゃれなデザインも100年以上愛され続けた理由のひとつ。
ステッドラーのトレードマークのブルーがつかわれていますが、実はこのブルーになったのは当時大変売れていた他社の鉛筆がイエローだったため、その鉛筆とはっきり区別がついてわかりやすくするためにブルーにしたというエピソードがあるそうです。
また、デッサン用の鉛筆として三菱鉛筆のハイユニというシリーズ(あずき色の軸の鉛筆)と比較されることが多いのですが、同じ濃度で書き比べてみてもマルスルモグラフは少し青みが感じられる印象があります。
軸の色もブルーなので、ちょっと意識してつくられたのでしょうか?
実にいろんなメーカーがいろんなシリーズの鉛筆を開発していますが、それぞれで色味や書き心地がかわってくるのは万年筆やノートなどに近い印象を受けますね。
さいごにちょっと面白いなあと思ったところを紹介したいと思います。
マルスルモグラフ鉛筆のブルーのコーティングが施されていない部分を見てみますと、細い芯のなかにひと回りふた回りと大きくなっている芯があるのがおわかりでしょうか?
2倍くらいに芯が太いものが6Bから8Bのもので、削ってみても書いてみてもどっしりとした存在感。使っていて初めて気づいたのですが、その思いがけない芯の太さにすごく驚いた…という思い出があります。
普段はなかなか手にしないような濃さの鉛筆ですが、試しに一本いかがでしょうか?
お値段は一本¥86(税込)です。
興味のある方は是非、店頭にてご覧ください。
本日もみなさまのご来店、心よりお待ちしております。