天王寺のケヴィン・エアーズ…“ししょう”こと北嶋建也 | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
2月20日(日)晴れ


御機嫌如何ですか
私はあい変わらずですクマ




アマゾンから大きめの段ボール箱が届きました。
箱の大きさの割にやたらと軽いのですが…


やぁ!あはははは…カエル



しかし、こんな大きな商品を注文した覚えがありません。
しかも大層に箱の側面には納品書が付いています。

興味津々のカエルさんに開封してもらいました。


うーん、どれどれ?カエル



大量のプチプチ(大)を取り除くと、これが入ってました↓




こんなん出ましたけど~ by 泉アツノ


それはフェンダーのピック(12枚入り)が1点だけでした。
以前にも同様のことがありましたが、アマゾンは一体どういうつもりなのでしょうか。




因みに先日も同じピックを注文し、届いたのですが…



同時注文した本と同梱で普通に封筒で届きました。
アマゾンの基準が分かりません。



そう、大村孝佳の教則本を買いましてん。
実は最近サックスのやる気が全然なくて、ここ1ヵ月ほど一度も練習に行ってません。
その代わりに本来、本当にやりたかった楽器である、エレキギターの練習を始めてます。
バンド活動を再開しない限り、私はもうサックスを止めてしまうかもしれません。






今日は、ネット注文したCDを買いにディスクユニオンへ行ってきました。
毎回同じような話題ですみません。


散財を防ぐために店頭は一切見ないでレジへ直行。
取り寄せのCD3枚の会計を済ませたらすぐに店を出ました。

ただ、クラシック館の外にあるアナログ盤の100円コーナーのみチェック。
2枚LPを購入。


またいつもの場所での写真を貼るよ↓



Unlucky Morpheus 『U&I EUROBEAT REMIX』 1649円
Unlucky Morpheus 『REBIRTH Revisited』 3467円
Unlucky Morpheus 『Saireco Jealousy』 2376円

取り寄せの3枚は全てあんきも。
3枚で7500円ぐらい。高いけどプレミア付いてるから仕方ないです。


んで、100円コーナーのLP2枚↓

 

渡辺真知子 『海につれていって』
中村あゆみ 『Be True』

渡辺真知子は歌詞カードが付いてなかった。まぁ100円やし仕方ないね。
中村あゆみはシュリンク&ハイプステッカー残存。「翼の折れたエンジェル」収録。





懐かしいなぁ~





ユニオンのあとは、マルビルの中古屋レコードあんぐらあへ行きました。
前回記事で書きましたが、北嶋建也氏が経営している中古レコード屋です。


ところが、到着してビッキリ!

 




1月23日に閉店していた!

向かいのTは1月19日で閉店したのは知ってたけど、まさかその4日後に…
めっちゃショックです。






さて、前回お伝えしたとおり北嶋建也特集です。

特集とか言いながら私、北嶋氏のことをよく知らないし、ライブも観たことないのですが…
関連CDは何枚か持ってるので、それを紹介することにします。

アルケミーレコードのファンならご存知でしょう“ししょう”こと北嶋建也(きたじまたつや)。
かのJOJO広重氏が“早川義夫の正当な後継者”と評する、大阪のシンガーソングライターです。
ネットで見かけた“天王寺のケヴィン・エアーズ”という喩えが言い得て妙。

私が所有するCDは6枚。全てアルケミーレコードからのリリースです。
他にししょう氏関連の音源をご存知の方は、コメント欄にてご教示くださると幸いです。
では、規格番号順(リリース順)で紹介します。





  
CDV.A.『愛欲人民十二球団』

1990年リリース。アルケミーレコード界隈アーティストが集結したオムニバス。アルバムタイトルはピナコテカレコードの名盤『愛欲人民十字劇場』をもじったもの。収録バンドはケース裏の画像の通りで、当時のプロ野球12球団と実在のバンド/ミュージシャン名とを掛け合わせたもの。ただ大洋ホエールズだけはバンド名が見つからず、苦し紛れなことになっている。因みに私が昔勤めてた会社(CD販売)の上司がこれらの命名に携わった(らしい)。さて内容だが、きちんと演奏しているものもあれば、ゲーセンでエアーホッケーしている音、飲み屋でのグダグダのトークや鼻歌を収録しただけの内輪ノリ炸裂のものもあり、極めてマニアックな楽しみ方が要求される作品。北嶋が参加しているのは、中日トロイメリッシュ(北嶋と広重との飲み屋でのトーク)、近鉄バッファロースプリングフィールド(津山篤、北嶋、岡野太らによる演奏)。そして関西アンダーグラウンド史に残る伝説のユニット、南海ホークウインド。南海ホークウインドに関してはここのスペースでは書き切れないので割愛。
 
 


 


  
CDV.A.『愛欲人民バトルロイヤル』

『愛欲人民十二球団』の続編的内容の1992年リリース作品。本作ではプロレスラーとバンド名を掛け合わせている。今回は一応カヴァー集とのことではあるが、きちんと演奏されたものから宴会の余興、鼻歌まであるのは前作と同様。しかし、きちんと演奏されたトラックはさすが関西アンダーグラウンド・シーンの強者揃いなので実に聴き応えがありカッコ良い。選曲もキラー・CAN「ペーパーハウス」をはじめ、音楽マニアがほくそ笑む曲が並んでいる。アシュラ・原・テンプル(サバート階段)の「21世紀の精神~」は本アルバムの圧巻。以前当ブログで紹介した森田童子カヴァーのスラップ・ハッピー・ハンフリーも収録。肝心の北嶋が参加のトラックはマスクド・スーパー・シスターとドン・レオ・ジョナサン・リッチマン。マスクド~は某氏の結婚式二次会でアコギをバックに岩崎宏美を歌唱。ドン・レオ~はアコギ弾き語りによるオリジナル曲!を収録。


←ブックレット裏。広重社長の若いこと!


(因みに、以上の2作品はリアルタイムでの購入ではなく後追いです。)

 


 


  
CDV.A.『Guitar Unlimited - Alchemy Guitar Compilation -』

私が北嶋氏を知るきっかけとなった、1996年リリースの『ギター・アンリミテッド』。アルケミー・レコードのギタリスト4人、徳山喬一(ex.アウシュビッツ)、北嶋(ししょう)、山本精一(想い出波止場、ex.ボアダムズ)、JOJO広重を収録したオムニバス。山本や広重の参加からは前衛的なギターインスト作品を想像してしまうが、実際は全曲ウタモノ。参加アーティストには「ボーカル曲を」という条件のみでレコーディングしてもらったという。とは言え、広重に関しては相変わらずといった感じではあるが。北嶋のサイケなまどろみサウンドの「嵐が丘」は本アルバム中でも白眉の出来。
 

 


 



CD北嶋建也『愛してくれないのなら』

1999年リリースの待望のソロアルバム。演奏には想い出波止場の津山篤が全面参加。先述の『ギター・アンリミテッド』に収録された「嵐が丘」が再録されており、途中ノイジーかつヘヴィーな場面も織り交ぜた緩急ある凝ったアレンジで生まれ変わった。因みに全曲のアレンジを北嶋本人が手掛けている。川畑美香が参加した男女ヴォーカルの「血沼の海の伝説」も、何とも言えない儚げなサウンドで最高!津山のアコギ・ソロも素晴らしい。デルタブルース風スライドギターで始まったかと思えば8ビートで疾走するロックな「丙午の女」や、エレキギター&全パートのプログラミングを北嶋一人で行った「翼」など、フォーキー一辺倒にはならないバランスの良いアルバム構成も特筆すべき。ケース裏に掲載されている、広重社長による北嶋氏への愛に溢れた熱いライナーノーツは必読。
 

 


 


  
CDV.A.『愛欲人民二十一世紀』

2000年11月リリース。20世紀の終わりにアルケミー愛欲人民シリーズが復活! 前2作に見られたおふざけ、内輪ノリは皆無。アルケミー所属アーティストの未発表音源をまとめたまともな(?)アルバム。収録アーティストはケース裏画像の通りで全13組のうち約半数をノイズ系が占めており、ぜひ大音量で音に浸って欲しい。とは言え、沢口みき嬢の8曲目にはくれぐれもご注意を!ご近所に醜態を晒すことになります。ブックレットの代わりにカレンダーのカードになっており、月ごとに1アーティストの写真が楽しめる。北嶋は4月(4曲目)の『火見櫓からずっと(ALL ALONG WATCHTOWER)』を提供、2000年10月28日ベアーズでのライブ音源。


当然ながら皆さん若いなぁ。
 

 


 



CD北嶋建也&SHISHOW BAND『かっこ悪いことはなんてかっこ悪いんだろう』

2004年リリースのソロ2作目。タイトルはもちろん、早川義夫の名盤『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』のオマージュ。白状すると私、この2作目は持ってなかったので本記事を書くにあたって慌てて購入したのだが…これは名盤!!何故今まで買わなかったのかと後悔。“北嶋建也&SHISHOW BAND”名義からも分かるように、津山篤(g)、里正浩(ds)、森田聖(b)とバンドメンバーを固定。曲によってゲストでガラダマの柿木義弘(g)、ソルマニアの大野雅彦(g)他が参加。バンドとなったことで演奏も楽曲もよく練られており、前作よりさらにクオリティーが上がっている。北嶋の歌唱力も作品を重ねるにつれ向上し、本作に至っては味わいはそのままに完全に安心して聴けるようになった。素晴らしいフレットレスベースを聴かせる森田聖。実は私この方を知らなかったのだが、調べてみるとアシッド・マザーズ・テンプルの川端一のバンド、GODMANの2021年作『Message From The Nonmalt(ノンマルトからのメッセージ)』に参加している。ぜひ聴きたいけど、CDは300枚限定で既に入手困難のようだ。




以上です。

2004年のセカンド・アルバム以降の北嶋氏の活動については、生憎私は寡聞にして知りません。
元々ミュージシャンとしての活動はマイペースな氏なので…
また、そのうちいつか、我々の耳にその歌声を届けてくれたら嬉しいです。





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