古文?外国語みたいなもの?

だから勉強方法は当然英語に似てくるわけだ。
つまり、文法を理解し、語彙力を増やし、実践問題で経験をつむ、、、というステップになるのだろうが、
英語と違う点がいくつかある。


それは、

1.英語とは違って、メインの科目ではない

2.英語のように長文をどんどん読む勉強法ではなく、一文一文を精読するべきである

という事である。

1について言うと、

まず古文を極めることを私は薦めない。

理系なら、英語、数学、物理、化学を究めるべき。文系でも、英語、数学がメインとなることは変わりないだろう。古文は、足を引っ張らない程度に勉強するべきだ。

そうは言いながら、東大生を初めとする一流大学の方に言わせれば古文で得点することは「常識」である。

むちゃくちゃ力を割くべきではないが、ある程度得点できることは常識であるし、勉強すれば確実に成績が伸び、しかも英語に比べて覚えるべきことも少ない。この美味しい話を放置しておくこともないだろう、、、というわけだ。


では、勉強方法について述べる。
戦略として、高校3年の受験直前になって古文対策をするのもなかなかの苦痛なので少し早めに取り掛かる。(少なくとも高3の前半までに)

長いスパンで勉強するのではなく、怒涛の短期集中勉強期間を設けて、一気にやる。(せいぜい1,2ヶ月だろうか)

やり方としては、まず極めて基礎的な古文文法に取り組む。次に基本的な単語を覚え、最低限古文の問題に取り組めるだけの戦力を蓄えたら、実践の古文問題とバトル開始だ。

このときの注意は、上記2で挙げたことである。

英語のように長文のシャワーを浴びるようなことをするのではない。古文の場合は、一度出くわした問題を舐めまわすように解析する。


時間を決めて実践問題を自力で考えてみて、その後答えあわせの段階で単語集、文法参考書を見ながら、ジックリじっくり解析する。

分からない単語のチェックや品詞分解の練習をジックリと行っていく。さらには、その問題を満足するまで音読するのもよい。(当然、出くわした古文単語は覚えていく:ただし、自分の「オキニ」の単語集に載っていないものは捨てていい)


怒涛の短期集中勉強期間で、ある程度勉強したら、その後は、週に2,3問でもセンターの過去問等を解いていけばいい。



2次試験で古文が出題される方は、絶対に志望校の出題傾向をつかんでおくべきである。

受験校によって、全然出題の傾向が異なるからだ。傾向がつかめたら、それに対する専用の参考書を入手し、「ピンポイント学習」すれば良いわけだ。



短期間で確実に成績が伸びる科目、古文!!



やっておかない手はない。




ただし、やりすぎにはご用心、、、ですね。