私が、第一志望の大学に不合格であったことは、前述の通りである。
だが、私の模擬試験での合格判定は、常にA判定であった。
河合塾、代々木ゼミナールを初め、どの模試を受けてもです。
なのになぜ?
「本番は運が悪かった、、、」
確かにそれも若干当てはまる。
大得意の数学において、計算の最初の方で計算ミスをし、その結果大問一個丸まる×だったからだ。
だがそれは、不合格の本当の理由ではないと振り返る。
不合格であった本当の理由は、、、
模擬試験の合格判定に余裕をこき、
「積極的な九州大学受験対策をしなかった」からだ。
模試がA判定で、さらにセンター試験でも予想より良い点を取れた私は、余裕をこいて「赤本」を初めとする、志望校に直結した勉強に力を抜いた。 結局赤本などは、4分の1もやらなかった。
受験前夜だ。
私が泊まっていたホテルの1階での事だ。
九州で超有名な進学校のxx高校の生徒達が、「やるぞ、おー」的な事をハチ巻をまいてやっていた。
私は、ひるんだ。
二度と会いたくない連中だったが、食堂でまた出くわした。
その時である。
「九州大学 合格 必勝対策」 みたいな対策本(進学校オリジナルか?)を皆が持っていたのだ。
私は思った。
「フランスレストランで、なにをしとんねん」
と思うと同時に、こうも思った。
「俺、しっかり九州大学対策してねーな」
こんなことを考えていると、不安になりその日は一睡もできなかった。
まとめよう。
絶対的事実だ。
模擬試験に出てくる問題というのは、極めてスタンダードな問題であり、
実際に受験する大学の問題の傾向とは異なる。
だから、模擬試験での偏差値がxxだから、と落ち込む必要はない。
必死で、受験する大学の対策をすればそれで良い。
私のように、合格間違いなしと言われていた人間でも、 自惚れて志望校対策しなければ、不合格となる。
あと、もう一つ大切なことがある。
模擬試験の後は、必ず答え合わせをして、解法をマスターするべきである。
出来が悪かった時など、「もう、二度と問題など見たくない」という気持ちはよーく分かる。
あるいは、すぐに点が分かってしまうのが嫌な気持ちもよーく分かる。
だが、最高に集中して、問題に取り組んだあとの答え合わせほど自分をパワーアップさせる機会は無い。「絶対に」答えあわせ及び、解法マスターをするのだ。
「絶対に」だ。
(模擬試験の成績なんて知ったことか。目的は大学受験本番の合格だ!)
最後に謳おう。
偏差値など「クソくらえだ」。徹底的に志望校対策して、栄冠を勝ち取れ。