「どのような参考書を選べばよいのか。」


受験生永遠のテーマと言っても過言ではない。

世間には、多くの受験対策本が溢れている。ネット上にも情報はいっぱいだ。

上記情報で「この参考書を使え!!」とされている参考書、問題集は、実際に何かイイ点があるからこそ評判になっている。


だからといって、その評判の良い参考書、問題集を鵜呑みにして、すぐ購入してはいけない。


必ず、自分の目で(手にとって)十分に吟味してほしい。

ポイントは以下だ。
■1.生理的に自分に合うかどうか

世間の評判が良いといっても、自分自身に合う教材かどうかは全く分からない。
「生理的にこっちのほうがやる気がでそうだな」、とか、
「色使いが綺麗だな」とか、
「文字が大きくて見やすいな」とか
そんな理由でいい。
とにかく、自分が気に入ったものにするべきだ。


■2.世間で評判が良いか

上記で「自分が気に入ったもの」を買えと言った。
かといって、自分の主観だけで選ぶと、良書でないものを選びかねない。
世間での評判も、理にかなっている部分が多い、と私は思う。


■3.難易度は適切か

難しすぎるものは、絶対に選んではいけない。

難易度が高く、「これをマスターすれば、東大にでも対応可能」という本があったとする。

仮に貴方が普通の国立大学が狙える学力だと仮定して、上記のような教材を採用した場合、以下のような状態におちいる可能性すらある。

・・・上記教材を使用して、勉強すればよいとは思いつつも、全然意味が分からなくて、基礎をおろそかにし、まるで成績向上せず、挙句の果てには普通の国立大学にも到底合格できない成績となる。


私は元予備校講師だ、ハッキリと言おう。


星の数ほど見てきた「できない生徒の典型」は、 良書と言われる参考書を買い揃えて、幻想ばかりを描き、殆ど勉強しない人間である。



俺たちはそれには属さない。少なくともたった今からはね。