私の知る生徒で、TOPレベルに成績の良かった生徒たちは、往々にして勉強を楽しんでいた。

勉強が苦にならないどころか、問題を見るとよだれが出る、、、

東大に合格するような生徒たちに、そういう生徒たちがいたのを記憶している。

今、この記事を読んで下さっている方で、「勉強が苦にならない、日々淡々と勉強できる」そんな方は何も心配いらない。その状態はとても良い状態だ。そういう方は以下の文章を読む必要はない。
貴重な時間の無駄となるので勉強にお戻りいただければと思う。


一方で、勉強することが嫌でたまらない人も多いはずだ。あるいは、現代文の勉強は好きだけど、数学なんぞ見なくもない、、、という風に科目によって好き嫌いが分かれるケースもあるだろう。


ならば、、、
以下に示す方法で勉強をすることで、学力をつけるとともに、

「俺(私)って結構やれるじゃん」

という自信を得よう!

えっ、そんなイイ方法があるの?

、、、かなり型破りな方法だが、紹介してみたい。

読んでみて、あるいは一度やってみて、自分には合わないなと強く感じた場合、別記事にある「正のオーラ」のほうのやり方を採用いただければと思う。


紹介しよう「負のオーラ」だ。


「苦戦上等、炎の特訓」

である。

この特訓の重要ポイントについて記したい。

1. 丸1日、あるいは最低でも4時間くらいの時間を確保要。

2. 自分なりにやるべき課題を探して取り組むが、成果については一切考えないこととする。

3. この特訓が、つらく苦しいことは大前提条件として受け入れる。

上記ポイントを守り、1日間( ないしは半日間 ) 、ひたすら勉強すればいい。土曜日、日曜日あたりをターゲットにすると良いだろう。

- - -
その特訓方法について、具体例(あくまで例)を使って説明したい。
勉強する対象は何でもいい。
ここでは、最もつらい(単調作業の極みといえる) 英単語暗記を例に挙げる。
古文単語、英熟語でも同じようなやり方ができると思う。

某英単語集の4章をやると決めた。
ならば、

「その4章に存在する全ての単語をひたすら音読してやろうぉぉぉぉ!!」

「覚えられるとか、覚えられねーとか知ったこっちゃねー。」

「ひたすら音読じゃー。苦痛上等、拷問上等!」

「成果? 知ったこっちゃねーよそんなもの」

「とにかく音読どぅわーーーーーーーーー!!!」

ただし、ガムシャラにやるとは言え、すでにコツを知っているなら、そのコツは使いたい。

対象の単語が300語あるとすれば、1周目は1語目から開始して1、2、3、、、、300語目まで。

5分休憩を挟んで、2周目は100語目から開始して100、101、102、、、、300、1、2、3、、、99語目まで という形で、開始地点を少しずつずらしてやろう。(人間は、中盤に集中力が途切れることを考慮)
もちろん、正しい発音、アクセントで音読する。

それをひたすら4時間やることに決めたとする。



そして実践だ。

単調作業の繰り返しだ。実につらい。つらくてたまらない。- - > おいおい、つらいことは大前提だって!

飽きた、くるしい、めんどくせー、うざい、逃げ出したい- - > 大歓迎!!全ての苦痛に耐え、ひたすら前に突き進めばいい。



どぅおーりゃーーーーーーーーーーーー
ぐぉらーーーーーーーーーーーーーー


壮絶すぎる戦いを経て、上記の作業をやり終えたとする。終わってみれば、何一つ覚えている単語がないとしても成果など、どうでもよい。(それも前提条件だ)

<上記をやり遂げたあなたへ>

あなたは、「よし、やってやった」という正の感情を抱く。この感情をとてもとても大切にしてほしい。成し遂げることの気持ちよさをじっくりと噛みしめて欲しい。これが次回のやる気へとつながるというわけだ!!


一方であなたは、やはり負の感情も抱くはずだ。
「結局苦しかっただけで、大した成果はなかったな。もっと効率よい勉強方法があるんじゃないか、、、」

・・・AYAより。

いやいや、「成果がない」なんてことはあり得ない。上記の例で言っても、全く手をつけたことのない英単語をはじめからやるのとうっすらとした記憶のある状態からやるのとでは、天と地の差がある。確実に「成果はあった」のだ。

「もっとうまい方法があったのではないだろうか、、、」
YES、そのことを検討するのは良いことだ。どんどん色々な方法を試して、自分にあったものを探していけばいい。

しかし、忘れてはいけない。俺たちは苦しいことを前提に、成果不要の精神で課題に取り組み、その課題を成し遂げたのである。


効率?テクニック?勉強法の真髄?その類の話はいくらでもあるし、成功者は言いたい放題言うさ。(AYAが子供のころからずーっとね。おそらくは100年後になっても)


我々が今ここで評価すべきは、あなたが苦しい課題に取り組み、それを達成したという事実その1点に尽きる。


1度やれる人間は、2度目も3度目もやれる。


くぐりぬけた苦痛は、自信へとつながり、うっすらとでも残った知識は、次回からの勉強の後押しをしてくれる。最初はとても苦痛に感じたことが、徐々に普通のこととなる。


ついには、はっきりと得点力として成果があらわれる。

「楽しく、効率良く、遊びながら勉強も楽しむ」

そんなおいしい話をぶちまけるのは簡単だが、なかなかそうもいかないのが、現実の世の中だ。

ならば、


つらい、苦しい、面倒くさい、それらを大前提として歓迎し、ためらうことなく、容赦なく前に突き進む、、そんな日々。。。




俺は、どう考えても






そんなあんたが負けるとは思えねーよ