【人生の科(とが)】
真夜中に昔のアニメソングを聴きながら作業をしているとどうもその当時の時代を思い出してしまってしょうがない。うる星の同人誌をやっている頃、初めての彼女が出来て嬉しくてしょうがなかった頃。
そんな頃同人誌活動も楽しくてしょうがなくて大阪から東京の同人誌仲間の所に
しょっちゅう遊びに行ってたら大阪の同人誌仲間に彼女を取られた。それがきっかけで大阪の同人誌サークルに居づらくなり東京の同人誌仲間の方にますますのめり込むきっかけにもなる。
そう言う事がきっかけで東京に来て漫画家になりたい…という夢の地盤にもなったから人生どう転ぶかわからない
そうして上京して大阪の昔の事もすっかり忘れてた頃に大阪の同人誌サークルの同窓会みたいな集まりに誘われたので行ってみる。数十年ぶりに会う人。人。人。
その中には昔の彼女もいた。
そしてその彼女を奪った男性の姿も。
私も本当に自分のされた事もすっかり忘れていたのだがその男性に呼び出され何事かと思ったら
すごく深々と頭を下げられた。
その頭の髪の毛には白髪も混じり本当にみんな歳をとったんだなぁと実感する。
男性が言うには私に本当にすまない事をしたとずっと気に病んでいたそうだ。
いつか謝りたい謝りたい。
そう思っていたそうで何度も何度も謝られた。
私がすっかり
忘れていた事が彼にとっては人生の科として深く心に突き刺さっていた様だ。
謝る事が出来て本当によかったです。
となんか妙な感謝のされ方もされた。
青春の日の過ち…
心に深く刺さる事もあるんだなぁ…