【開催報告文】怒りのセルフコントロール 2部3コマ目 大きな感情の動き | 成人発達障害と歩む会「シャイニング」のブログ

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当会は当事者会、親の会、就労支援団体、発達障害者(児)の人権保護団体ではなく、発達障害の理解を広める団体です。

昨日行われたワークショップは、このテーマで6回目ということもあり、かなり濃厚な内容でした。

 

テーマは、「セルフイメージに変化を起こそう」です。

 

今まで自分が怒りを覚えた出来事を思い起こし、その時の自分の一次的な感情を書き出します。

 

それが自分のニーズであるそうです。

 

認めてほしい。とか、尊重してほしい。などの心の声です。

 

そして、その時に、どんな声をかけて欲しかったのか?ということを書き出してみます。

 

これはスラスラと書けました。

 

ありがとう。という言葉や、ごめんね。という言葉。

 

書いていくうちに、

 

感謝や謝罪を自分は求めていたのだな~。

 

自分はないがしろにされた。という思いがあるのだな~。

 

ということに気付きました。

 

その後、その言ってほしかった言葉を、

 

希望者にはファシリテーターの坂爪さんが感情を込めて読んでくださる

 

という段階に入ったときに。。。

 

それを想像しただけで、私は涙が出てきました。

 

その時に受けた心の傷を思い出してしんどかったのと、

その時に言ってほしかった言葉を言ってもらうのは、

どうにも泣けてしょうがなく、自分がどうかなってしまうのではないか。と恐れたのです。

 

私はその思いをファシリテーターさんに伝え、受けとめていただきました。

 

別の人がこのワークを受けることになりました。

 

同じ輪の中で、その人が言ってもらいたかった言葉を聞いているだけでも、

自分と重なりました。

 

涙が止まらなくなっている参加者さんもいらっしゃいました。

 

人に言ってもらうだけでなく、自分の声で自分で言っていくことで自分のニーズとつながり、自分を癒す。ということになるのだそうです。

 

このワークを通して、いかに自分が、その当時傷ついたのかがよく分かりました。

 

随分、時間が経過していたので、

 

「自分は立ち直った。傷は癒えてきたな。」

 

と思っていたのですが、奥深くではまだまだ傷は深く、

感謝や謝罪を求めてやまない自分がいることに気付けたことはとても大きかったです。

 

今後は、自分の中でまたこの出来事に向き合って、言ってもらいたかった言葉は自分に言い聞かせて、心を癒していきたいと思いました。

 

辛かった出来事は、繰り返し思い起こされて怒りを感じるものですが、

こういった安心安全の場によるワークショップだからこそ、

新たなアプローチでその出来事と向き合うことができ、とても貴重な学びでした。

 

坂爪さんによるワークショップは、今後もまたシャイニングで開催していただく予定です。

 

詳細が決まり次第、お知らせさせていただきますね。

 

(スタッフ 原田)