こんにちわ! あゆんです。
おかげさまで現在 大変ご好評頂いてる 肉球シリーズ商品ですが、今日はこの商品製作の裏の裏作業をご紹介します。
まず、つい先週まで使ってた肉球部分の金具を留める手打ち用道具
ネットショップやハンドクラフトサイトで販売していただけの頃はこの手打ち道具で充分だったのですが、現在の数量ではとても体力とスピードがついてこないため、夏の特価セール中だったハンドプレス機をついに購入しました。
周りのベテラン革職人さん方 10人中10人
「絶対買え」
と言うだけあってこれは便利。本当に便利。
ただ プレス機を使うために必要な駒(こま)と言う道具の形が手打ち用とは違うため、今迄 経験しなかった
「駒の端がカシメに当たって傷がつく」
という大問題にぶち当たることになりました…(-。-;
悩んだ挙句 この駒を使いやすくなるよう加工しまくることにしました。
と言うわけで びふぉーあふたー
#7060
#No5 #小カシメ
使用感ももちろん
よぶんな角がなくなって肉球の金具に当たらなくなりました(=´∀`)人(´∀`=)
他にも、「抜き型」と言う道具を使うために必要な鉄板もよぶんな部分を切断して角を丸くして形を整えました。
そして、このハンドプレス機を使うことでカシメやホックを打ち損じる確率がうんと下がる為、今後 出番が減るであろう道具ですが
この 「金具外し」 という道具もプレス機用に加工することにしました。
プレス機に取り付ける為のネジと、補強用のナットなどなど 用意
金具外しの手打ち棒を切断
で、いきなりここから先は溶接作業になるのですが 私は溶接道具を持ってないので第2作業場(レスモアート) へ行き大将にお願いして溶接してもらいました。
やりにくい部分も色々あったけどなんだかんだで完成しました!
そして、本家の金具外しの板より更に小さい穴が欲しかったので、鉄板を加工して穴を開けました。
プレス機に取り付けたところ!
綺麗にカシメを外すことが出来ました!
あくまで自家用の加工なので見た目は少し不恰好だけど超絶便利になりました。
こんな感じで完成品だけ見ると簡単な作りのように見えるかもしれないけど裏舞台でこそ技量が問われるような場面が多々ある肉球シリーズですが、これからもめげずに乗り越えて 業務のお休み期間も極力 短くて済むようにして行きたいと思いますので、よろしくお願いします
m(_ _)m