今回は全くの雑感をスキマ時間に書きます。
被害者精通弁護士について。
これははっきり言って欠陥制度です。
なぜならば、
「私は被害者精通弁護士です」
と名乗って営業する弁護士の多くが、
被害者に精通などしていないからです。
なぜそのようなことが起きているのか。
これは定められた研修なり講演なりに、
最低限の回数だけ出ていさえすれば、
被害者精通弁護士の肩書を得られるからです。
なので被害者に心情も寄せていなければ、
そのための勉強もろくにしていない、
被害者を見込層としか考えない弁護士に、
この肩書が収益UPの道具に使われている。
そんなケースが目立つように感じます。
たまったものではないのは被害者です。
「被害者精通」のキラキラに目を奪われ、
一緒に闘ってくれると思っていたのに、
実は研修や講演に出ただけの弁護士だった。
加害者実刑を勝ち取るべく頼んだ弁護士に
「刑事裁判はサクッと終わらせて、
早く民事裁判で賠償金を取りましょう」
なんて言われるのは大抵このパターンかと。
この手合いは千葉や埼玉で目立つとか。
以前も書きましたが、損保会社の命じるまま、
遺族を侮辱する弁護士も千葉ばかりなので、
なるほどね・・と納得する部分はあります。
よって被害者も見極めの眼力が求められます。
これまで手がけた事件を細かく聞いてみて、
あわあわしたり、逆に強弁してきたら、
「ああ、こいつはやめておこう」
と見切りをつける判断が必要になります。
それで連想するのがインチキ霊能者です。
「高野山で修業した」
とか宣伝文句にするそうした輩の多くが、
ただ2泊3日などで一般向けに行っている
体験修業に参加しただけなのだとか。
とても似ていると感じてしまいます。
期待のできなさも、人としての品格も。
※怪談好き間では名著中の名著とも言われる
加門七海×東雅夫対談本『怪談徒然草』より