子どもの話をすることについて | 自転車に家族を殺されるということ

自転車に家族を殺されるということ

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2014年1月28日に判決が出て裁判は終わりましたが、私の交通犯罪遺族活動は続いています。

ここは遺族ブログです。

 

なので自分の子どもの話は基本しません。

 

書くまでもない当たり前のことですが、

伴侶をなくした人の前で夫婦仲を語ったり、

子どもを亡くした人に子煩悩を披露するのは、

配慮のない行為だとわかっているからです。

 

ただこんな風に伝えていきたいということは、

時々は書いてはいこうと思います。

 

娘はこの春、小学4年生になりました。

 

3年後には中学生と思うとビックリです。

 

しかしそんな当たり前の人生の流れを

ある日突然断ち切るのが交通犯罪です。

 

それを実際に知っている者だからこそ、

当たり前の毎日がいかに尊いものか、

そのためにいかに気を付けるべきか、

機会があるたびに語り続けたいと思います。

 

また自分が交通安全を守るだけではダメで、

世の中には交通安全を守らない者がいること、

彼らの存在にも警戒しなければならないこと、

などなども語るようにしています。

 

交通犯罪だけでなく、理不尽や暴力など、

必要なときには闘わなければいけないことも、

他の人よりはしつこく言っていると思います。

 

もちろん、勉強もがんばったり、

本もたくさん読んで広い視野を持ったり、

習い事もがんばって得意分野も伸ばしたり、

が大前提で人生をどんどん発展させてほしいけど、

やはり根底にあるものとして、命の大切さには、

人一倍敏感な子になってほしいと願っています。

 

いま、あいの会では絵本を準備しています。

 

娘が通う小学校と地元の図書館とには、

絵本ができたら寄贈を申し出るつもりです。

 

娘にも繰り返し読んでほしいと思っています。

 

上で最初にいろいろ書いたけれども、

やはり親が子どもに語る限界も痛感していて、

(最近は何を言ってもうざがられる・・・)

ツールに頼るのが一番と感じています。

「あいの会で出した本だよ」

と言えばきっと読んでくれるはずなので・・・

 

なので、絵本ができたら活用する予定です。

 

絵本の話は、また具体的になってきたら、

あいの会からもきちんと報告する予定です。

 

***

 

余談。

 

うちの近所の桜並木が満開です。

 

#三沢川さくら回廊

 

最近は観光名所化に成功しつつあるようで、

土日はかなりの混雑で(路駐も目立つ・・・)

外国人観光客らしき人もちらほらみます。

 

美しい光景ですが、あいの会の中にも、

桜の季節に家族を亡くした人が何人かいます。

そんな人には美しい桜も痛みを伴います。

 

毎年当たり前に桜を見ることの稀有さ。

そんな話も娘にできたらと思っています。

なかなか話を聞いてくれはしないけれども。