クリスマスが近づくこの季節。
「シュトーレン」「シュトレン」を目にする機会が増えました。
このお菓子はなんぞな?と言うことで気になり作ってみることにしました。
●まず初めに名称について
「シュトーレン」は日本で多く見る呼ばれ方。
「シュトレン」はドイツ語では伸ばさず読むらしい。
●シュトーレンってそもそもなに?
長期保存のできるクリスマス定番のお菓子。
ドイツではクリスマスまでの4週間の期間に少しずつ切って食べる習慣がある。
https://mini-mal.tokyo/blogs/journal/10387
●マジパン入りかどうかについて
本場ドイツではマジパン入りが伝統的な作り方らしい。
マジパンを入れることによってマジパンの水分を吸収し、しっとり感が増すとのこと。
しかし、マジパンは味の好みが分かれるもので、苦手な人もいるのでマジパン無しも売られている。
今回私はマジパン入りをチョイス。
●マジパンとは
簡単に説明するとアーモンドの粉と砂糖を練ったアーモンドの餡子みたいなもの。
もっと詳しくはhttps://www.jg-bakingstudio.com/marzipan/
こちらのサイトをご覧ください。
すごく詳しく丁寧に書かれているので勉強になります!
●なぜ長持ちするの?
簡単に説明すると大量の砂糖とバターコーティングのおかげ。
中身に洋酒に漬けたフルーツ。
スパイスもふんだんに使用し、焼き上がったところをバターでコーティングして、更にバターの酸化を防ぐために砂糖でコーティングする。
しかし長期保存ができるからと言って、暖かい場所に放置はNG。そもそも日本とドイツとでは気候が違うので同じテンションで保存は出来ないものと考える。
私は最近お菓子作りを始めたので基礎知識が全くないので、作る前に必死に調べて頭に入れ、そこから調理に入るようにしています。
最近作ったものは全て初挑戦なので、失敗か成功かは作ってみないと何もわかりません。
そして今回作るシュトーレンに関しては、小さい頃に食べさせてもらっているようなのですが、全く記憶になくどんな味、食感なのか未知の領域でした。
母が好きなお菓子だったようで、その事すら作る前に初めて知りました。
母曰く「大好きなお菓子だから、あなた達にも食べさせたりはしたのよ。ただ、すごく地味なお菓子じゃない?クリスマスー!って感じれて喜ぶのはケーキだし、食べさせた時のあなた達の反応が(ふーん)って感じだったから、、、それに地味なのに結構高いのよ笑」
私たちに合わせて母は食べる機会を喪失していたようなので作ります!!これが作るきっかけね。
そして今回参考にしたのがこちらのmotomone baking
さんのレシピです。
とても丁寧に説明してくださっており、初挑戦ですがなんとか作ることができました!
それがこちら!
熱々のうちにバターを全面にたっぷり塗って、グラニュー糖でコーティングし、更に粉砂糖をふりかけた状態です。
でもねなんかYouTubeで見る素敵なシュトーレンと見た目が違う。粉砂糖がハゲ散らかしてる。
なぜだろうなぜかしら?
●それは砂糖の量に怯えてる私がいたから!!!!
なので、ハゲ散らかしてるところに、
「我が粉砂糖軍よ、全勢力で出撃じゃー!!!!」
やってやったぜ。
そしてラップに巻いて冷えてるところで一晩放置。
するとね粉砂糖とバターが合わさって、しっとりとするの。うっすら黄色く見えるところができるので、
「我が粉砂糖軍を追加する!行けーーーー」とふりかけました。
そして完成したのがこちらになります。
見た目、よく見るやつにできてる!!!
私、本物の味よく知らないから母に審査してもらいました。
すると
「最高!!!これ、これよー!ずっと食べたかったやつ!!」
と大喜びでした。
ずっしりとした重厚感があり、周りはザクザク食感で中は程よいしっとり感と口中に風味が広がり、噛めば噛むほどいい感じ。
シュトーレン=美味しくないと言う記事も見かけてたので不安だったのですが、そんなイメージ吹き飛びました。
ちなみに私は味比べをするために某有名輸入食品屋さんで売っているマジパン入りのシュトーレンを購入していました。食べたら、お世辞にも美味しいとは言えないものでした。なんか粉っぽく、もそもそ。風味なし。
一口食べて家族一同無言。
口火を切った弟の一言は「うん。保存食って味だね」
決してまずいとは言わない、わかりやすい表現でした。
これしか食べてなかったら作ろうと思わなかったょ、、、
なので、「シュトーレン」「シュトレン」を作ろうと思っている方々、こちらのレシピおすすめです!
素人の私でも、美味しい!と言ってもらえる一品を作れましたし、もう一個作ろう🎵と思ってます。
なんでもそうだけど、味はレシピによって変わる。
作るポイントはとにかく砂糖に怯えないこと笑
そして捏ね作業で必ずグルテンチェックすること。
https://konakona.jp/how-to-make-bread/gluten-film-check/
捏ね作業は力仕事だけど、ストレス発散になって楽しかったよ。
ぜひ挑戦してみてください!