出川哲朗になる。

この日…会長と共に茨城の野池を回っていたのだが、新場所ということもあってかお互い釣れないまま夕方にさし詰まっていた…。

魚の姿は見たいよね…てことで、最後の池はこの時期安定して数が釣れる野池をチョイス。

会長『熊、ここ2回連続して一緒に釣り行ってるけど、いい思いしたっけ？』

熊『いや、してないっすね…』

会長『今日はね………あるよ。』

熊『マジっすか！期待しちゃいますよ！！』

会長『あ……俺今釣れたわ、42cm』

熊『あ、俺も今釣れた！俺は逆にサイズじゃなくて、数。10本釣れましたよ』


なんて会話を野池についてエンジン切った車ん中でしていた。



そそくさと準備を済ませ、いざプカリ。





いつものポイントで会長が早速バイトをもらう！しかし乗らず…ってまたすぐにバイトをもらう。

今日これイケるやつじゃん！！

と、この時は必ず釣れるからと余裕をかましていた。



会長『あ、また出た』


『あ～～モワンバイト…』


『乗らねぇ～～～』





…うっそうっそうっっそ！！！俺まだ一回もバイトないんだけど！！！


ちょいと焦り始めてくる…。
それに伴いキャストも決まらなくなってくる……。

やべぇ…



いや、まだ大丈夫だ…全然大丈夫。全然予想範囲内！うん！まだ大丈夫！！よし！タバコ吸って気持ち落ち着かせよ！！





















ダメだ全然気持ち落ち着かないw
なんだこのソワソワ感…



熊『やばいっす…出ないやばい…』


この時バイトをもらい過ぎている会長は余裕という風呂桶に入り浸っていた…。まさに余裕のよっちゃんである。








全く釣れる気がしないよ…。





熊『ちょっと出なくなってきたんでポイント休ませますか！違うとこ打ちにいきましょ』


と、いつもなら出ない葦を気分転換で打ち始めることに。






ルアーは海馬75。







着水、ポーズ長め、ゆっくり首振り3回目…


ジョボッ！！！


熊『…出た！！！』

プレッシャーから解放され、緊張の糸がほどけたピースである。

熊『すんません、1あがりっす！』
会長『マジかぁ～！』


この時まだ会長には余裕があった。






それからすぐにブッピーにて追加。

肩の力と殺気が消え、先程とは違うのが自分でもわかる。あの釣れない時のモンモンとした感じはやっぱり魚にも伝わっているのだろう。


会長『あ、また釣れたの…？？マジか…やばいな……』




『…やばいって、やばい……』


ぶつぶつ言いながらも、時折『やばい』っていう目で俺をチラチラ見てくるw


熊『いやぁ～まだ大丈夫っすよ！まだまだ時間ありますし、日がくれてもここ出ますしね！』


会長『やばい…これはやばいよ……ぶつぶつ…』


それから今度ハング側に移動し、ノーバイエリマキのチョウチン釣りで



ガボッ！！！



プラグが沈んだのを確認して余裕のフッキング！！


会長『…え？マジ…？また釣れたの？』

ここで写真を撮ろうと携帯を取り出そうとする。

熊『え？写真撮る余裕あるんすか？w』

三本目の三ピース！



会長はというと、相変わらず『やべぇ、やべぇよ…』とぶつぶつ言いながらひたすらキャストしている。

会長にバイトはあるものの、

もうここまできたらバスも空気を読んでか乗らないw


辺りはもう真っ暗に…。


バイトも無くなり、会長も諦めたのか

会長『そらそろあがりますか…』


お許しを頂いたので、これにて終了～。





メンタルの駆け引きというのか、ほんとにこの日はおもしろかった！全くダメだったのに、一匹釣り上げてからだいぶリラックスして釣りが出来た。それがまた釣果に繋がった。


熊『いやぁ～会長も大変っすね！帰ったら俺に三枚も写真送らなきゃいけないなんて！！』

会長『あんまりいじめないで…』


朝雄だったらキレてるか、不貞腐れてるな…w













あれ？でも会長、

何で釣ったかは忘れたけど、お魚釣ってんだよな～








最後までいじめてすんませんw












KUMA












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