関西電力大飯原発３、４号機（福井県おおい町）は安全性が確保されていないとして、周辺住民ら１８９人が関電を相手に再稼働の差し止めを求めた訴訟の判決が２１日、福井地裁であった。樋口英明裁判長は「運転によって人格権が侵害される具体的な危険がある」と述べ、関電に運転差し止めを命じた。２０１１年の東京電力福島第１原発事故後、差し止めを認めた判決は初めて。
樋口裁判長は「大飯原発は地震の際の冷却機能や放射性物質の閉じ込め構造に欠陥がある」と指摘。関電が想定する地震の最大の揺れ（基準地震動＝７００ガル）について、「基準地震動を超える地震が到来しないというのは、根拠のない楽観的な見通しにすぎない」と述べた。
関電側は１２６０ガルまで耐えられると主張したけど「その他が使えなくなったら意味無し」と退けたという。 まず肝心な事が抜けている、福島原発は津波の影響で冷却できずに蒸気爆発したのであって地震によって倒壊したのではない。
それに７００ガルでもダメなら日本には全ての建築物を建てられない
気になったのは人格権うんぬん
本来人格権はこういう使い方をするものではない。
人格権（じんかくけん）とは、個人の人格的利益を保護するための権利のこと。人格権に基づく差止請求は、不法行為に基づく差止請求権よりも、人格権の侵害という見地において不法性が大きく、それを放置することが社会正義に照らして許容されないレベルの場合にしか認められない。（wikiより）
近代では拡大解釈されつつあるらしい。 憲法第９条の拡大解釈は許さない！人格権の拡大解釈は歓迎する！では司法の正当性が揺らぐのではないか？
志位和夫福井地裁は２１日の判決で、大飯原発３、４号機の運転差し止めを命じた！国民世論が司法を動かし、理性的判決を勝ち取った！
共産党の志位さんはこんな風にはしゃいでいたけど、
司法が世論に左右されちゃマズイでしょ。
大阪の橋本さんは
「非常に面白い判断で、今までの司法なら（判決を下した）裁判官は飛ばされる。そういう時代ではなくなったのならうれしい」
「司法が積極的になり、日本国憲法が想定している三権分立の姿に近づいてくるのかなと期待している」
とか言ったらしいけど、それでいいのかぁ
逆に司法に政治が介入を許すことにならんか？
ガソリン価格は上がる、電気ガス水道も上がった。
これ以上どうすりゃいいのよ