選手として学ぶべきこと。 | リアル・スラムダンク

選手として学ぶべきこと。

OKCにて有意義な日々を過ごさせていただいています。



昨日も午前中にウエイトトレーニング・午後にブードキャンプへ参加しました。


そして夕食を初めてご一緒させていただいた、Kazuma Akehiさんという方にお会いしました。



Kazumaさんは10年間アメリカでトレーナーとして勉強をされていて、この間に博士号を取得されました。


そして8月下旬からアメリカの大学で教授として働くそうです。



私もアメリカへ来て5年目になりますが、10年かけて勉強されたとなるとやはり苦労もされていたそうです。


しかし、私はKazumaさんから人生の成功者というオーラが強く伝わってきました。


成功者といっても人を見下すわけでもなく、しっかり努力されて得た位置だからこそのことだと思います。


Kazumaさんはこの前に卒業したばかりだそうで、達成感と自信が感じられ来年私もそうなのかな?と少し思ったりしました、


そして、話では私がこちらで苦労していることにもしっかりと耳を傾けてくださいました。


この前の日記に登場したDiceさんもそうなんですが、どの分野でも第一線で認められて活躍する方は他人の話や他の分野のことをしっかり聞いて、学ぼうとする姿勢がすごくあると感じます。


Kazumaさんはトレーナーということで、トレーニングの方法を私は詳しく教えていただきました。



特にプロでもない私の場合はある程度トレーニングも自分で考えて行動するのがオフシーズンの現状です。


なので、すごく参考になりました。

私が学んだことをいくつか書いてみます。



休養も大切だけど1日中寝ているのは逆効果。


ウエイトトレーニング・アジリティー・バスケスキルの練習も組み合わせてするということが大切。


例えば前日に上半身をウエイトトレーニングしたからといって次の日に下半身だけをするのではなく、下半身が8割・上半身が2割ぐらいでトレーニングする方法が効率がいい。


他にもウエイトだけを長期期間でするのではなく、アジリティー・バスケスキルなども割合を調整して行う方法。



ウエイトを2週間みっちりとした後にアジリティーを2週間。そしてバスケスキルを2週間していると、最初のウエイトでつけた筋力(能力)が次の4週間ので低下していくからです。


他にも治療のときのことも聞きました。

私が質問したのは針治療です。


針治療が決して悪いわけではありません。しかし、接骨院や針治療などのさまざまな治療法にはメリットとデメリットがあるそうです。

なので、怪我の症状やリハビリの方法にあった治療法を選ぶということ。


しかしさまざまな治療法があるなかで、それぞれのメリットな部分を組み合わせて治療していくことが1番効率よく治療できるということを初めてしりました。


私たちが勘違いしがちなのが、針治療をしたからといって、それがイコール完治したことにはならないのです。

治すための段階をしっかると踏む事が大切だそうです。


効率よく練習・治療することが重要なわけで体が疲れていれば、しんどければそれでいい。という訳でもないようです。


日本では「根性論」を話す指導者がいます。(私は根性論と精神論は全く違うと思っていて、選手たちは強い精神で物事に取り組む姿勢は必要だと思っています)


しかし、そういった無茶なトレーニングをすることで選手たちの体(未来)を潰していることに早く気づかなければいけないでしょう。


常に正しい知識を得るという姿勢を大切にしてほしいです。


そして選手側もこういった知識を身につけようとする姿勢が

未来の自分に大きく影響を与えると理解し、学んでいかなければいけないと感じた夜でした。