ネイビー ジャケット | ELEMENTS OF STYLE

ネイビー ジャケット


海外に出張に行くと、オーダーの記録や社内用の資料づくりのために

2週間で400枚以上の写真を撮ります。


商談やオーダー、ミーティングの合間に写真を撮るのは結構大変ですが、

全国のBEAMSスタッフに傾向やトレンドを説明するのもクリエイティブディレクター

としての重要な仕事ですので、今でも自分で写真を撮っています。


今年の1月の PITTI UOMO の会場でネイビージャケットの着こなしのうまいイタリア人のスナップ

を撮ったので紹介します。



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ORIAN のブースでミーティング中にネイビーのスーツの着こなしのうまいイタリア人がいて、

すかさず写真を撮りました。


ネイビージャケットにホワイトのカッタウェイのシャツ

ネクタイはおそらくカシミアのチャコール グレイ

パンツはシャツより少し生成りっぽいオフホワイトのパンツ

靴は少しボリュームのある外羽の黒のプレーントゥー、おそらくチャーチだと思います。


クラシックな服が好きな人であれば、おそらく誰もが持っていると思われる定番的なアイテムを使った

コーディネートですが、あまり色を使わず、シックな色づかいでうまくまとめています。


シンプルなコーディネートですが、ジャケットの袖丈、着丈、ウエストシェイプのフィッティングが見事です。

パンツもジャケットのラインとのつながりが良く、丈の長さも絶妙なのでシルエットが非常にキレイです。


パンツの色をシャツと同じホワイトにせず、オフホワイトにしたのも正解だと思います。


少しきつめでジャストなネックサイズのシャツに、カシミアのネクタイを小さめのノットでコンパクトに結び、

ホワイトのリネンのチーフをシンプルにTVホールドで挿すことによってシンプルなコーディネートを一層引き立たせています。


このコーディネートでは白いポケットチーフが非常に重要で、挿すか挿さないかで大きく印象が変わります。


シルエットにこだわり、色のトーンやバランスにこだわり、小物にこだわり、シンプルでストイック

なコーディネートですが、彼の美意識がコーディネートに現れています。


キレイなベージュのコートのポケットにスカーフを無造作に突っ込み、肩に引っ掛けているのは計算された

ポーズなのか分かりませんが、それもさまになってますね。


因みに、この人はオリアンの社長のフェデリコに聞いたところ、イタリアのどこかの地方でオリアンの

エージェントをやっている人だそうです。


BEAMSのショップにも、このイタリア人のようにシンプルなコーディネートがうまいスタッフがいます。

ビームスハウス丸の内店の伊藤昌輝くんです。


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彼が着ている服は、イタリア人みたいにいつもピタピタです(笑)。

写真のイタリア人のようにシンプルなコーディネートに共感される方は、ぜひ伊藤くんにコーディネートのアドバイスをご依頼ください。


MEN‘S EX 12月号に、僕のお奨めのネイビーとグレイジャケットのコーディネートが紹介されます。

11月6日(土)発売ですので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。


次回もイタリア人のコーディネートについて書きたいと思います。





今日は雨なので...


ELEMENTS OF STYLE

こんな感じです。

ジャケットは後染め、パンツはクリースなしのフランネルカーゴ


カーゴパンツにはこのベルトです。


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J&M DAVIDSON お気に入りです。