コンパクトカー | ELEMENTS OF STYLE

コンパクトカー


イタリアに行っても街中でフェラーリやランボルギーニを見かけることはあまりありません。
 

 

ミラノのモンテナポレオーネのような高級店が並ぶエリアは別ですが、東京の方がよほど走っているのを見かるというのが実情。


ミラノでもフィレンツェでも大通りから裏道に入ってしまえばかなり道が細いので、小回りが利くコンパクトカーは日常の脚としてはとても重要です。

 

 

イタリアを代表するコンパクトカーと言えばFIAT 500。


2007年に発売されて以来イタリアでの人気は全く衰えず、現在も街中で一番見かけるコンパクトカーです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラノの街中の路上駐車で100mに一台は見かけるのではないかと思うほどFIAT 500だらけ。

 

 

そんな車、日本にはないですよね。

 

 

ちなみに、ミッションはほぼMT。


このクラスでATに乗るイタリア人はほとんどいないです。

 

 

理由を聞くと、ATは高くて運転も退屈だから・・・


いかにもイタリア人らしい答えですね(笑)。


 

 

 

 

FIAT 500と同じくらい見かけるのが、2シーターのSMART FORTWO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ではあまり見かけない2シーターのスマートですが、イタリアの街中では本当に良く見かけます。

 

 

フィレンツェでもミラノでも裏道に入ると、ここ曲がれるの?というコーナーがたくさんあり、路上駐車も車間がとても狭いので、ある意味街乗りとしては最強のスモールカーかもしれません。


日本ではあまり見かけないと言いましたが、中古車サイトを見ると結構な台数があるので、自分が気づいていないだけで実は日本でも結構人気があるのかなと思います。


日本のファッション業界でSMART FORTWOに乗っている人をほとんど聞かないですが、自分の知り合いで一人乗っている人がいました。

 

 

 

この車でサーフィンに行くと言っていたので、イタリア人みたいに暮らしの道具として乗りこなしているという感じです。


結婚してお子さんも生まれて、今はSMARTとは真逆の大きな車に乗り換えたようです。






日本車で一番小さいのはTOYOTA IQ

 

 

以前はかなり見かけましたが、今はちょっと少なくなったかなという印象。

 

 

発売当初は3人乗りで最後は4人乗りになっていたので、SMART FORTWOと同じくらいのサイズで人や荷物が積めるのがアピールポイントだったのかも。

 


ナポリの名店EDDY MONETTIのオーナー、SALVATORE MONETTIがミラノショップに居る時の脚として乗っていました。


SALVATORE MONETTIはイタリアのクラシコ界の重鎮なので、彼のようなセレブでもTOYOTA IQ乗るのか・・・ と当時は思ったものですが、サルトリアで仕立てたスーツを着てこの車に乗ってレストランに現れた時は、イタリア人の車に対しての価値観は日本人と明らかに違っていると感じました。

 


 

 

 

日本でも少し見かけるようになった電動のFIAT 500E

 

 

 

 

 

 

現地ではかなり見かけるようになりました。


サイズが少し大きくなり、エクステリアもインテリアも質感が向上した感じ。

 

 

6月のPITTI UOMOの会場に展示されていたABARTH 500E

 

 

 

 

ABARTHもとうとうEVの時代ですね。

 

 

日本でも10月末に発売されましたが、実車を先日ABARTH 松濤で見ました。

 

 

 

 

ブルー好きの自分にこれ見せないでくださいね(笑)。


めちゃくちゃそそられるいい色です。


内装の質感もすごくいい。


EVなのに、レコードモンツァの音がするらしい・・・
 

 

値段は600万超え、乗り出しは650万超えですね。


アバルトももはや高級車です。

 

 

次回イタリアに行くときは、街中で走っているのを見られるかもしれません。





ヨーロッパではコンパクトカーもEV化が進んでいるようです。


イタリア人やフランス人に聞くと、都市部はインフラ整備がかなり進んでいますが、反面地方都市はかなり遅れているので、泊りがけの遠出はハイブリッドでないと難しいのが実情のようです。


まあ、イタリアでこのクラスのクルマはほとんどセカンドカーか街乗り専用なので、遠出に使われることはあまりないと思います。


そういった意味では、電動コンパクトカーにインフラの問題はないのかもしれませんね。




 

 

今やイタリアブランドのコンパクトカーはFIAT 500一択のような状況ですが、少し前はLANCIA YPSILONが同じくらい見られた時期もありました。

 


LANCIA YPSILONはニューモデルが出るという噂もありますが、正式な発表はまだありません。
 

 


これを見ると全長4mを越えると書いてありますね。

 

ちょっと大きくなり過ぎかな・・・

 

 

 

 

 

ランチアと言えば、自分的にはこっちですかね。

 

 

 

新型DELTAはかなり興味があります。


でもやはりEVなんでしょうね。

 

 

 

 

 

ALFAROMEOはMITOの後継が出ると思いきや、小型SUVになるらしい。


 

 

EVとハイブリッドみたいですが、SUVは興味ないんです・・・

 

 

 

 


ラテンのクルマと言うことを考えれば、フランス車まで入りますが、悪くはないけど決め手に欠ける感じ・・・

あのルノー5が大復活!! 新しくて懐かしい新型はサンク・アルピーヌも復活!? - 自動車情報誌「ベストカー」 (bestcarweb.jp)

 

ルノー サンクがEVになって復活するようですが、サンク アルピーヌが出るという噂も。

 

 

サンク アルピーヌならEVでもちょっと興味がありますね。

 

 

 

 

 

アルピーヌと言えば、実は一番乗りたい車がコレ。

 


ALPINE A110

 

値段を考えなければ、いま本当に欲しい車はこれしかないかな・・・

 


ディーラーが都内に一軒しかないのと、トラブルがちょっと心配。
 


マイナーチェンジして中古だと手が届きそうなのも出てきました。

 

アルピーヌA110 - イタリア車・フランス車のことならCOLLEZIONE コレツィオーネ

COLLEZIONEであれば整備も心配ないので悩ましいところです。

 

 

 



愛車ABARTH 595Cも来年4月に車検をむかえます。

 

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なにも不満はなく楽しい車なのでまだしばらく乗ると思いますが、仮に乗り換えるとすれば欲しいコンパクトカーは今のところないんです。


AUDI TTに乗ってABARTHに戻ったように、頑張ってALPINE A110に乗って新しいコンパクトカーが出るタイミングでまた戻るか。

 

 

真剣に悩んでいるわけでもないのに、こんなことを考えている時が一番楽しいですね(笑)。


イタリアやフランスに行くとコンパクトカーがとても洒落て見えるので、日本的なヒエラルキーとはちょっと違った風に見えるんです。

 

 

まあ、自分は洋服も車も時計も金持ち風に見られたいとは全く思わないので、人の目より自分の価値観を一番大事にしています。


いろいろな価値観があると思いますが、自分らしさを大切にするのが服選びも車選びも大事だと思います。