ELEMENTS OF STYLE -6ページ目

長く着続けられる服

 

最近お買い物の相談で買おうと思っているものが、どれだけ長く着られるかと言う質問が結構あります。

 

 

どのくらい長く着られるかは人によって年数も違うと思いますが、20年後も着られるかと言えば難しいと言うしかありません。

 

難しいというのは勘違いしてほしくないのですが、20年間ずっと買った時と同じ気分で着続けることが難しいということで、着られなくなるということではありません。

 


これは私の個人的な感覚ではなく、お客様の動向を何十年も見続けた経験から導いた自分なりの答えです。

 

 

今日は私が15年以上持ち続けている服を例に、それが今日までどのように着られてきたかをお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

STILE LATINOのハウンドトゥースのジャケット

 

 

 

 

 

 

 

 
スミズーラで2007年の9月に上がってきたので15年前のジャケットです。
 
 
生地は私が好きな英国のMARING&EVANS
 
 
ブラウンのハウンドトゥースにブルーのウィンドウペンは、15年経ったも飽きがこない色柄です。
 
 
タイトなフィッティングが流行り始めた頃にオーダーしたものですが、普通のフィッティングでオーダーしたので今着てもシルエットの古臭さはありません。

 
唯一気になるのはラペルの幅。

 
当時はナローラペルが流行り始めた頃なので、スティレラティーノの定番的なモデルも襟幅が7.5㎝でした。
 
 
15年間着続けましたが、さすがに襟幅が細く感じて、ここ数年は違和感を感じながらワンシーズンに1~2回着るかどうかと言う感じでした。

 
またナローラペルの流れが来るかどうかわかりませんが、長く着続けたジャケットなので断捨離せずにしばらく持ち続けようと思います。
 
 
 
 

 

 

BOGLIOLIのウィンドウペン

 

 

 

 
これも15年以上前のジャケットです。
 
 
当時カシミアの製品染めのジャケット(K-JACKET)を開発し大ブレークしていたボリオリですが、BEAMSも製品染めのジャケットをオーダーしつつ、真逆のフル毛芯を使ったSARTORIAラインのジャケットも展開していました。
 
 
当時はテーラードジャケットと言えば、フル毛芯の本格的な仕立てのものしか許されなかった時代。


イタリアのブランドで比較的買いやすいプライスのフル毛芯仕立てと言えば、MACO(現CARUSO)、GIANFRANCO BOMMEZZADRI、そしてBOGLIOLIのSARTORIAラインくらいしかありませんでした。
 
 
生地がとても気に入ってオーダーしたジャケットでしたが、4~5年着た後に薄い肩パッドが入ったクラシックで中庸なシルエットがなんとなくしっくりこなくなり、そのままクローゼットで眠っていました。


3年くらい前になんとなくまた着られるかなと思い、10数年ぶりにクローゼットの奥から引っ張り出して着るようになりました。
 
 
意外にもイタリア人も含め周りの人たちからの評判が良く、気を良くして最近よく着ています(笑)。
 
 
襟幅は8.5㎝でウェストも適度に緩く、着丈も71㎝なので、見た目は15年以上前のモノには見えません。
 
 
ゴージが高くないのも今の雰囲気です。
 
 
唯一いじったのはボタン。

 

 
形も色も大きさも今ひとつだったので、オーソドックスなナットボタンに替えました。
 

10年くらい着ない時期があっても、長く持ち続けて再度着るようになったという一例です。

 

 

 
 
 

 

 

RAFFAELE CARUSOのカセンティーノのポロコート

 

 

 

 

 

 
2003年にパルマのCARUSOのファクトリーでスミズーラしたものです。
 
 
いつもリベラーノやアットリーニを着ているイタリアのある業界人が、コートは何故かCARUSOを着ていて、何故なのか聞いてみると「フル毛芯で仕立てられた本格的なテーラードコートがこんな価格で作れるんだから着ない手はないだろ」という答えが衝撃的でした。
 
 
当時の日本人的な考え方だと、なんとなくスーツやジャケットと同じ価格帯のブランドでコートのブランドも揃えるのが正しいというような風潮があったのですが、本当にモノが分かる人はブランドでモノを選ばないというのが自分的には驚きでした。
 
 
「俺は高いものは着るけど、何でも高けりゃいいってもんじゃねえんだよ」とガツンと言われたという感じなんです。
 
 
そんな経緯もあり、前から欲しかったカセンティーノの生地でこのコートをオーダーしました。
 
 
パーソナルオーダーしたものですが、自分が着ていて同じものが欲しいというお客様の声もあり、翌年お店でも展開しました。
 
 
途中肩バッドを薄いものに入れ替えたりして2000年代後半あたりまで着ましたが、その後クラシックなコートも細身で着丈が短く軽快感があるものが主流となりほとんど着ることがなくなりました。
 
 
ここ数年コートのシルエットが緩くなり着丈も長いものが戻ってきたので、3年くらい前からまた着るようになりました。
 
 
着丈が99㎝なので、今の流れからすると3㎝くらい短い感じですが、あまり気になりません。
 
 
このコートも10数年クローゼットに眠っていましたが、長く持ち続けて再度着られるようになったというパターンです。
 
 
 
 
 

 

MACKINTOSHのトレンチコート

 

 

 

 

 

 
15年前くらいに購入したものです。
 
 
身幅も着丈の長さも当時クラシックなトレンチコートとしては基本的なシルエットでした。
 
 
スリムなシルエットの流れが来ても気にせず着ていたのですが、さすがに古臭く感じるようになり、10年くらいクローゼットの奥にしまっていました。
 
 
数年前からクラシックなトレンチコートの流れが戻ってきたので、久しぶりに着てみたのですが「何かが違う・・・」
 
 
スリムではないですがゆったりもしていない、95㎝の着丈は今の気分としてはかなり短い。
 
 
ベーシックなアイテムなので、いつかまた着るだろうと思い断捨離せずに持ち続けましたが、クラシックなトレンチコートの流れが戻って来ても今の流れとは違っていました。
 
 
さらに持ち続ければまた着る機会もあるかなと思い、またクローゼットに戻しました。
 
 
一回りして流れが戻って来ても当時と同じ流れではないという一例です。
 
 
 
 
 
 
 
長々と書きましたが、まとめるとこんな感じです。
 
 
・STILE LATINOのジャケットは15年間着続けましたが、さすがにここ数年は古臭さを感じながら着ていました。
 
 
・15年以上前に購入したBOGLIORIのジャケットは、途中古臭さを感じて10年くらい着ない時期がありましたが、最近また着る機会が増えました。
 
 
 
・CARUSOのコートは19年前のもので10数年間着ない時期がありましたが、今また着るようになりました。
ただし、途中肩バッドを変えるという補正を加えて着ているので、19年前と全く同じ状態で着ているということではありません。
 
 
・MACKINTOSHのトレンチは、15年以上前のもので当時のトレンチとしてはベーシックなサイズ感とシルエットのモノでしたが、一回りしてリバイバルしている今のトレンチコートとはサイズ感も着丈の長さも違うので、古臭さを感じてまた着ようという気分にはなりません。
 
 
 
何が言いたいかと言うと、買った時と同じ気分で何十年もずっと着続けるのは難しいということなんです。
 
 
私がずっと着ることはできないと言っているのは、何十年もずっと着続けることはできないけれど、持ち続ければまた着られる時が着るかもしれない、ただし着られる時が来たとしても買った時と同じ気分で着られるかどうかはわからないし、その時の時代性とのずれは多少なりともあるので、それを理解した上で自分が満足できるかどうかと言うことなんです。
 
 
また普通は10年着ない期間があればそこで処分してしまい、ずっと持ち続ける人はかなり少ないと思います。
 
 
私の経験上、私のように流れが変わっても長く持ち続ける人は業界人でも一般の方でも非常に少ないと感じています。
 
 
そして、全てのアイテムが流行りものではなく、クラシックなもので長く着られると思って購入したものばかりなのでなので、なおさらそう思うのです。
 
 
なので、何十年も着続けるのは難しいという持論になるのです。
 
 
今回は一部だけ紹介しましたが、このような10年以上前に購入して着なくなり眠らせているアイテムがたくさんあります。
 
 
古いものでは30年以上前のものもあります。
 
 
また着るものもあれば、何年たっても着ないものもあります。
 
 
長く着るというのは、古臭く感じるようになっても持ち続けられるかどうかと言うことにもよると思います。
 
 
昨今はビンテージブームなので古着を着る人も多いですが、うまく着て似合っている人もいれば、なんとなく古いものを着ているだけで古臭く見えるだけの人もいます。


自分は後者の方が多いと感じています。


着なくなったものはリセールショップに売ってまた新しい服を買うという人も多いので、長く持ち続けることが難しい時代になったのかなと思います。
 
 
そのような状況もあり、お客様も長く着られる服と言う定義がよく分からなくなってきているのかなと思います。
 
 
今回は自分の持論を述べさせてもらいましたが、答えはご自身がどう考えるかということだと思います。
 
 
最近はSNSの発達で色々な情報が瞬時に入って来るので、頭の中がゴチャゴチャになっている人が多いかなと感じています。
 
 
こういう時代だからこそ、正しい情報なのか自分にとって必要な情報なのか判断することが大事です。


言ったもの勝ちのような情報やお金儲けのための発信が多いのもSNS。
 
 
賢い人はすぐにわかると思いますが・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 



 
 
MR_BEAMS CHANNEL中村塾 更新しました。

 

 

BEAMS Fのオリジナルスーツのパンツについて解説しています。

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

 

BEAMS Fのオリジナルのネクタイを作っている工場に行ってきました。

 

 
ハンドメイドのネクタイの作りについて解説しています。

こちらも是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

お待たせしました。

2023春夏トレンド解説動画 ”NAKAMURA NOTE” アップしました。

 

 
是非ご視聴ください。

 

パーソナル オーダー


自分の買い物は自社のものがほとんどですが、それでも毎シーズン展示会で欲しいものがあると個人オーダーします。


自分が欲しいのなら何でもバイイングすればいいという話で、それができる立場でもあるのですが、最近はディレクターやバイヤー達がやりたいものを優先して、自分が欲しいものは後回しという感じなんです・・・
 
 
なので、売れるかどうかわからない個人的な趣味嗜好は、お取引先に迷惑かからない程度にパーソナルオーダーをお願いしています。
 
 
今回はそんな今シーズン個人オーダーしたアイテムをご紹介します。
 
 
 
 
 
 
ERNESTOのブラックウオッチジャケット

 

 

 

 

 

 
エルネストは今はBEAMSで展開していませんが、個人的にはカーディガンのように軽い着心地がとても気に入っていているので、毎シーズン生地コレクションは必ずチェックしています。


軽く柔らかい仕立てのブラックウオッチのジャケットが欲しくなり、エルネストで個人オーダーしました。
 
 
生地は英国のW.BILLのツイード。


ハリスツイードと比べると軽くて柔らかいツイードです。


修正点はウェストシェイプを少し緩くしたかったので2㎝大きくしました。
 
 
最近ウェストシェイプがきついジャケットが苦手なんです・・・


着丈は短めに上がる傾向があるので、71㎝指定でジャストサイズで上がってきました。


袖ボタンは3ボタンで本切羽にはしないつもりです。


理由はカジュアルなジャケットなので4ボタンは大袈裟で、ボタンホールは単純に開いていなくてもいいかなという気分だけの問題です。
 
 
上の画像は赤いボタンが付いていますが、もちろん普通のボタンに変更します(笑)。
 
 
今シーズン出番が増えそうなジャケットです。
 
 
 
 
 
 
BOGLIOLIのK JACKET
 
 
 
 
 
 
K JACKETは15年以上前イタリアンクラシック全盛時にカシミアのジャケットに製品染めを施すという、当時の常識では考えられなかった製品染めのジャケットの大ブームを作り、テーラード業界に革新をおこしたジャケットとして今もファッション業界で語り継がれるジャケットです。
 
 
自分世代のファッション業界人でBOGLIOLIの製品染めのジャケットを知らない人はおそらくいないでしょう。


芯地を全く使わず、接着芯も最小限に抑えながら後染め加工しているにもかかわらず、テーラードジャケットのような綺麗なシルエットが出るのが特徴です。


発色の綺麗なベージュとカーディガンのように軽くて柔らかい着心地が気に入り個人オーダーしました。
 
 
15年以上前に自分がバイイングしていた頃に着ていたので、K JACKETを着るのはそれ以来です。
 
 
一回り以上にして、懐かしさもありつつ今また新鮮なジャケットです。
 
 
 
 
 
 
 
 
VALSTARのドライビングブルゾン

 

 

 

 

 

 
VALSTARのグレージュのようなスエードのドライビングブルゾンを持っているのですが、少し明るめの色が欲しくなり、展示会の時に個人オーダーしました。
 
 
ブルーにグレーを混ぜたような絶妙のカラー。
 
 
こんな色のバルスターを着るのは日本で自分だけかもしれません(笑)。
 
 
リブはもう少しコントラストを抑えたかったのですが、合う色がロイヤル―ブルーしかなく、このマッチングになりました。
 
 
今持っているものが44でピッタリなので、今回は少し余裕を持たせて46でオーダーしました。
 
 
スエードのブルゾンは真夏と真冬以外は着られるので本当に便利です。


ドライビングブルゾンと言うとおり車の運転にも最適です。
 
 
腕が前に出しやすいというパターンも秀逸。


流石ドライビングブルゾンと言えばバルスターと言われるだけあります。


 

 

 

 

 

DOPPIAAのコーデュロイのオーバーシャツ

 

 

 

 
DOPPIAAは個人的に好きなブランドなので毎シーズン必ずコレクションをチェックしています。
 
 
最近は値段も高くなってしまい、なかなかオーダーに至りませんが、今回はコーデュロイのオーバーシャツが刺さったので展示会で個人オーダーしました。
 
 
生地は太畝の親子コーデュロイ。

 

 

 

 
太畝と細畝をミックスした親子コーデュロイは、コーデュロイの持つ野暮ったい雰囲気を中和させる効果があります。
 
 
ジャケットやアウターには最適なコーデュロイだと思います。


オーダーした色はベージュとネイビー。
 
 
ネイビーはかなり黒っぽいミッドナイトネイビーです。
 
 
展示会のサンプルは48しかないので、個人オーダーはサイズが合わないリスクもありますが、それも承知のうえで44でオーダーしました。
 
 
結果的には着丈が若干長いかなという程度なので、お直しで少し詰めて着ようと思います。


このオーバーシャツ、値段も5万円以下なのでBEAMSで展開すればよかったかなと思っています。
 
 
サイズ感、生地、襟の雰囲気、ポケットの大きさ、ボタンの大きさなど、結構気に入っています。
 
 
実は、これ以外にもチェックのブランケットジャケットを個人オーダーしていました。
 
 
上がって来たら2サイズくらい大きくて・・・


生地がかなり好みだったので残念です。


これは皆さんにもお見せしたかった。



 
 
 
 
LA FAVOLAのラップコート
 
 
 
 
 
 
 
 
ネイビーのトレンチコートが欲しくてオーダーしました。
 
 
ネイビーで普通のトレンチコートだとすごく堅い感じに見えるなと思っていたところ、袖のストラップ以外余計なディティールが一切ないこのコートがイメージにピッタリでオーダーしました。


随分前にオーダーしたのに中々上がってこないので忘れられたらかと思っていたら、今年の春先に上がってきました(笑)。


生地は打ち込みがしっかりしていながら、滑らかなタッチで光沢のある本当にいいコットンギャバジンです。


サイズはジャストでしたが、背の低い私には着丈が長すぎたので、お直しで5㎝短くしました。
 
それでも膝下丈なので充分今の雰囲気で着られます。

イメージどおりのネイビーのコートが手に入り待った甲斐がありました。



 
 
 
 
GERMANOの片グルカパンツ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いまBEAMSで展開しているパンツの中で一番シルエットが気に入っているのが、このGERMANOの片グルカのモデルです。
 
 
適度な太さでナチュラルなテーパードのシルエットがとても気に入っています。
 
 
以前個人オーダーして気に入って穿いているデニムが色落ちしてきたので新調したのと、久しぶりにネイビーのコットンパンツが欲しくなり個オーダーしました。
 
 
ちなみに、今シーズン展開している細畝のコーデュロイも購入したので一気に3本購入したということですね。


気に入ると同じモデルで生地違いで何本も購入するというのが自分のスタイルです。
 
 
裾幅は以前は18㎝くらいに詰めていましたが、今回は19㎝にしました。


流行どうこうではなく、シルエットの繋がりを考えたら19㎝の方が自然に感じるようになったというだけです。
 


 
 
 
 
 
DEVOREのブラッシュドコットンのドローコードトラウザース
 
 
 
 
 
 
夏場の休日はほとんどドローコードのパンツで過ごしていたので、秋冬でもドローコードのパンツを穿きたいと思っていました。
 
 
DEVOREはBEAMSで展開しているドローコードのパンツの中で一番ゆったりとしたシルエットなので、個人的にも最も気に入っているモデルです。

 
実は今シーズン展開しているオフホワイトとベージュも購入しようと思っていたのですが、裾幅が少し細めに上がってしまい購入を断念したという経緯があるんです。
 
 
細めに上がった方がお客様には喜ばれるのですが・・・
 
 
ネイビーとデニムをオーダーしましたが、デニムは色が薄く上がってきて残念・・・


薄い色のデニムは結構合わせが難しんです。


生地は厚手のブラッシュドツイルなので真冬でも穿けます。
 
 
ニットジャケットやカジュアルなジャージジャケットと合わせて着ようと思います。






 
MAISON CORNICHONのボーダーT
 
image
 
 
image
 
 
image
 
モックネックぽい感じの襟がかなり刺さり個人オーダーしました。


80年代後半や90年代前半頃はモックネックやオフタートルのボーダーTは結構あったので、リアル世代の私にとっては懐かしさもありつつ今また新鮮なんです。
 
 
自分はオーバーサイズで着ないので、サイズ2で適度なゆとりがあって丁度いいサイズ感でした。
 
 
image
 
生地もしっかりしていながら柔らかさもあるので、洗いこんでいくといい雰囲気になりそうです。


ネックの後ろに伸び止めのヘリンボーンの生地が縫い込まれているのもいいですね。


カジュアルなTシャツでもこういう丁寧な仕様は嬉しいところです。
 
 
これはBEAMSで展開してもお客様に喜んでいただけそうですね。


個人的にはタートルネックもいいかなと思っています。
 
 
代理店さんに提案してみよう(笑)。
 
 


 
 
好き勝手に個人オーダーしているように思われるかもしれませんが、自分が着てお客様に同じものが欲しいと言われたり、スタッフから売れるので展開してくださいと言われたり、バイイングに繋がるケースも今まで多々ありました。


今までこのブログで何度も自社以外で購入したものを紹介して来ましたが、実は皆さんに ”こんなもの個人的に気に入っているのですが、皆さんはどう思いますか” というメッセージでもあるんです。
 
 
なので、個人的な買い物自慢ではないんです。
 
 
ということで、こんな名刺も作ってもらったので...
 
 
 
 
バイイングに至らず個人オーダーしていたものも、お客様にも買っていただけるようにできればと思っています。
 
 
あくまでもディレクターやバイヤー達と一緒にバイイングしたものがメインで、バイイングに至らなかったけど個人的に気に入っているものや欲しいものを紹介していければと思います。


自分はクリエイティブディレクターなので、自分がやりたい事はなんでもできる立場ですが、やりたいものをなんでもやって部下たちがやりたいことが出来なくなるのは良くないと考えています。


なので、じっと我慢することもあるんです・・・(笑)。
 
 
でもたまにはもっと自分の我を通してもいいかなと思っています。
 
 
裸の王様にならない程度に・・・(笑)。
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
先日のシンガポール出張の際に収録した現地の新聞社の動画がアップされました。
 
 
 

 

2023春夏 プレビュー

 

先週末2023年春夏のプレビューが開催されました。


 

私も三日間会場でお手伝い。

今回は会場の様子を少しお見せします。

 

 

 

 

 

 

メインディスプレイはリゾートやバカンスをテーマにコーディネートしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リゾートやバカンスと言っても街で着れないようではリアリティーがないので、あくまでもイメージとしてとらえたスタイリングです。

 

 

 

 

 

 

スーツは二体ともリネン。

 

 

来春夏はリネンやコットンのスーツのバリエーションがかなり増えています。

 

 

 

 

 

 

フェイスアウトのコーディネートはこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メインとスーツディスプレイに比べるとシンプルに。

やり過ぎはお客様に理解されないので、バランスが大事です。

 

 

 

 

 

 

アウトドアテイストのコーナー。

 

 

 

 

今回はウールリッチのマウンテンパーカーをご覧になるお客様が多かったです。

 

 

 

 

 

 

毎回お客様の注目度が高いAUBERGE

 

 

 

 

今回はサテンのジャケットとファイブポケット、クラシックなマウンテンパーカーが人気でした。

 

どれもウンチク満載ですが、長くなるのでまた別の機会にお話しします。

 

どちらも80年代にBEAMSのスタッフの間で大流行したアイテムの復刻です。

 

 

 

 

 

 

 

最近人気のガンクラブチェックのパンツはIGARASHI TROUSERS

 

ご覧になられるお客様がとても多かったです。

 

 

ビスポークラインと同じハンドメイドで生地はFOXのAIR

 

お値段はお高いですが、昨今のインポートブランドのパンツの値段と比べればコスパはあるかなと・・・





 

 

 

スーツ ジャケットはいつもの通り圧巻のバリエーション。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般的にはスーツもジャケットも着なくなったという人が増えていますが、BEAMSは来春夏も変わらず豊富なバリエーションで展開します。

世の中ペラペラのセットアップスーツみたいなものが増え過ぎて、逆にテーラードが好きな人が買える店が少なくなっているという声をよく聞きます。

 

実はこの秋冬もスーツやジャケットが絶好調でした。

BEAMSは来春夏もテーラードが好きなお客様を裏切りません。

 

 




 

ネクタイも力を入れて展開しています。

 

 

色柄も新しい提案が多く、きっとご満足いただけるバリエーションだと思います。

 

自分が言うのもなんですが、このご時世にこれだけドレスアイテムに力を入れている店もないと思います。

 

これもBEAMS魂です。

 

 

 

 

 

 

リネンのシャツはワイド、ボタンダウン、バンドカラー、オープンシャツと襟型のバリエーションも充実しています。

 

 

プルオーバーのバリエーションが多いのも傾向です。

 

個人的にはブルーのバリエーションが増えているのが嬉しいですね(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

毎年大人気のBEAMS FのオリジナルのマドラスBD

 

 

来春夏もしっかり展開しています。

 

今回は明るい綺麗な色もあります(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

シューズは新しいところではレトロなスニーカーとモンクストラップと外羽根のセミブローグ。

 

 

スニーカーもレザーシューズもウンチク満載です。

内容は長くなるので別の機会に。

 

 

 

 

 

 

私のリコメンドアイテムを少し紹介します。

 

COLONY CLOTHINGのウルトラスエードのオーバーシャツ

 

 

 

 

今年の春夏に展開していたモデルの新色です。

 

少しグレイッシュなサックスブルーのトーンが絶妙です。

ウルトラスエード(人工スエード)は洗濯機で洗えるのもいいところ。

自分も今年の春夏に展開した生成りを持っていて非常に重宝しているので、このサックスは買い足そうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

EAST HARBOUR SURPLUSのカバーオール

 

 

 

 

来春夏から新たに展開するイタリアブランドです。

 

絶妙な色柄が刺さりバイイングしました。

ラギッドじゃない都会的なカバーオールを探していたので、イメージどおりのモノが見つかりました。

 

シンプルにTシャツやクルーネックのシャツと合わせて着たい気分です。

 

 

 

 

 

 

 

CORDINGSのリネンのサファリジャケット

 

 

 

 

とても綺麗なブルーのリネンです。

 

個人的には英国ブランドでこの色づかいと言うのがかなり新鮮。

 

ブラウンとブルーの2色展開ですが、自分的にはこの色がおススメです。

 

 

 

 

 

 

SANNINOのグレンプレイドのスイングトップ

 

 

 

 

 

 

来春夏から新たに展開するナポリのアウターブランドです。

 

バラクータのようなスイングトップで、裏地がチェックでないオトナっぽいものを探していました。

 

ある展示会でこれを見つけて一目ぼれ。

 

生地はLORO PIANAでラグジュアリーブランド並みのクオリティーなので少しお高いですが、オトナのお客様に是非オススメしたいブルゾンです。

 

 

 

 

 

 

COLONY CLOTHINGのプールサイドシャツ

 

 

 

 

COLONY CLOTHINGではずっと定番のプールサイドシャツですが、肩がドロップショルダーで胸の開きも広く、日本の街中で着るのは難しいと毎回言っていたら、BEAMSモデルのプールサイドシャツを作ってくれました。

 

ドロップショルダーは少し肩が落ちるくらいにして、フロントも内側に隠しボタンを付けて胸の開きを調整できるようにしました。


高田くん、さすがわかっているね(笑)。

 

TAKADA CHANNELで自分が白のプールサイドシャツを着ているので、気になる方は是非チェックしてみてください。

 

 

 

 

 

 

GUYROVER シャンブレーストライプのウェスタンシャツ

 

 

 

 

 

 

ストライプのウエスタンシャツは以前アメリカの某ブランドでよく展開していたのですが、最近は見かけることもなく、GUYROVERでイメージにかなり近い生地が見つかりオーダーしました。

 

一枚で着てもサマになる柄モノのウェスタンが欲しかったので、これは個人的に絶対展開したい生地だったんです。

真夏に腕まくりして着たら最高にカッコいいシャツです。

 

 

 

 

 

 

 

GRANSASSOのパイルスキッパー

 

 

 

久しぶりに展開するパイルスキッパーです。

 

Vの開き具合にこだわって別注しました。

 

生地も真夏にも着れる厚みのパイルをチョイスしました。

 

シンプルにストライプのパンツなと合わせて着たい気分です。

 

 

 

 

 

 

 

BEAMS Fオリジナル マドラス風チェックのジャケット

 

 

 



落ち着いた色柄のマドラス風のチェックが気に入っています。

 

トラッドぽくイエローのニットタイをあわせるか、逆に黒いポロシャツを合わせてモダンな感じで着てもいいかなと思っています。

 

落ち着いたマドラスチェックはコーディネートの幅も広がります。

 

リングジャケット製で値段も手ごろなのもいいところです。

 

 

 

 

 

 

 

DEPETRILLOのリネンスーツ

 

 

 

 

 

 

絶妙な淡いセージグリーンのリネンが刺さりバイイングしました。

 

ウエイトの重いリネンは実は夏に着ると暑いですが、逆に軽すぎると細かい皺がたくさん入りチープな雰囲気に見えてしまいます。

 

このリネンは生地の厚みとウェイトもバランスよく、着こんだ時の皺の表情も良さそうなところも気に入りました。

 

こんな色のリネンスーツなかなかありません。

 

 

 

 

 

 

 

GERMANOのシャンブレーのグルカパンツ

 

 

 

 

今年の夏にドローコードのシャンブレーのパンツをはいていてすごく気に入ったので、普通のトラウザースが欲しと思っていました。

 

GERMANOのグルカは、太すぎない適度なシルエットがすごく気に入っているので、これは個人的にも来春夏一番欲しいパンツです。

 

 

 

 

 

 

DEVOREのシアサッカーストライプのドローコードパンツ

 

 

 

 

 

 

ネイビーやブラウンのストライプは何本も持っているので、来春夏は白っぽいストライプのドローコードのパンツがはきたいと思っています。

先に紹介したGRANSASSOパイルのスキッパーと合わせてはきたい気分です。

 

DEVOREはBEAMSで展開しているドローコードのパンツの中では一番ゆとりがあるシルエットですが、細すぎず太すぎない丁度いいリラックス感のあるシルエットが気に入っています。

 

 

 

 

 

 

 

COLONY CLOTHINGのウルトラスエードのショーツ

 

 

 

 

先に紹介したシャツと同じウルトラスエードを使ったショーツ。

 

夏にスエードのショーツは最高に洒落ていますが、高温多湿の日本の夏にはくのはかなり厳しいのが実情。

 

ヨーロッパのバカンススタイルに憧れて、過去にBEAMSで何度か展開したことがあるのですが、正直売れたためしがないんです(苦笑)。

このウルトラスエード(人工スエード)のショーツは暑くなく、汗をかいたり汚れたりしても洗濯機で洗えるので、気軽にはけるスエードのショーツなんです。

 

自分は家の近所でしかショーツをはかないですが、これは欲しいショーツです。

 

 

 

 

 

 

 

ネクタイのリコメンドはたくさんありますが、まず最初にこの7本。

 

 

お薦めのポイントは後日YouTubeでご紹介します。

 

ネクタイのトレンドは色々ありますが、手持ちのスーツやジャケットに合わせられて、少し新鮮に見えるというのがポイントです。

 






来春夏について色々ご紹介したいものやお話したいことはまだまだたくさんあるのですが、今日は第一弾ということでこの辺で。

 

引き続きMR_BEAMS CHANNELやインスタライブ等でご紹介していきますのでお楽しみに。

 

先日のYouTubeライブで紹介されているものもありますので、まだご覧になっていない方は是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

 

今週はプレス内覧会。

ギリギリでしたが、いつものやつも完成しました。

 



あとは喋りまくるだけです。

頑張ります!




 

 

 

 

 

 

TAKADA CAHNNEL シンガポール編④ アップされました。

 

 

今回は私の取材の様子もアップされています。

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ABARTH 595C 一年点検

 

愛車のABARTH 595C 購入してから一年経ちました。

 

 

 

 

カブリオレの開放感はフルオープンほどではないですが、車のキャラクターを考えれば手軽にオープンエアを楽しめるのでベストな選択だったと思います。

 

 

 

 

 

走行距離は2500km弱。

 

 

相変わらず走ってないですね(笑)。

 

ウィークエンドドライバーでロングドライブもほとんどしないので、自分にとっては結構走ってるほうかなという感じなんです。

 

燃費はリッター12km。

 

街中走行中心でアクセルを踏み込んで走っていることを考えると、まあまあの数値かなと思います。

 

 

 

 

 

 

 と言うことで、一年目の定期点検でABARTH 松濤に入庫しました。

 

 

 

 
田舎者の私にとって都内屈指の高級住宅街にあるディーラーと言うだけで、なんだか有難い感じがします(笑)。
 
 

 

 

 

代車はFIAT PANDA

 

 

 

 

 

 

PANDAでもイタ車なのでしっかりイタリアンレッドです(笑)。

 

0.9リッターのTWIN AIR エンジンは踏み込むと意外と力強くキビキビ走ります。

 

2気筒独特の音と振動は賛否が分かれるところですが、自分はむしろその洗練されていない感じが好きで、このクラスのファミリーカーでもやっぱりイタ車なんだなという感じです。

STILE LATINOのヴィンチェンツォがミラノにいる時に、いつもPANDAのレンタカーを借りていて、「PANDAは最高だ」と言っていましたが、なんとなくナポリの人に気に入られるのも理解できます。

彼らにとってはファミリーカーであっても、アクセルを踏み込んで楽しくない車はダメなんだと思います。

 

 

 

 

 

 

車を預けて少し店内をチェック。

 

まだ都内でもあまり見かけない500E

 

 
ガソリンエンジンの500より少し大きくなった500E。
 
フェンダーの張り出しも大きくグラマラスなライン。

内装も高級感があっていいですね。
 
値段は補助金はあるものの500万越・・・

充電にかかる時間と走行距離、インフラ整備など、まだまだ電気自動車に関する問題は山積みのようです。

 
 
 
 
 

 

 
世界限定限定1390台で日本の割り当ては400台。
 
新車は既にタマが少ないようです。
 
ホワイトカラーのアクセントと角度を調整できるアジャスタブルスボイラーがレースカーのようでカッコいい。
 
アクラポビッチのマフラーもそそります。
 
営業の担当者さんからは、「MTA(オートマ)だったらもっと売れるんですけどね」と意外な一言。
 
アバルトでこのマニアックな仕様であればMT車の方が圧倒的に需要があるにかと思いきや、私のように見た目から入る人もかなりいるということですね(笑)。
 
確かに695esseesseのMTAは私も欲しいです(笑)。
 
乗り出し500万円超か…

なかなかいいお値段です。
 
 

 

 

 

点検は特に問題なく終了。

 

 
オイル交換を頼んで整備費も含めて4万円ちょっと。
 
右リアの後ろからカタカタ音がするのは原因不明で様子見に・・・
 
前のアバルトも同じような症状が出て、その時はトランクのトノカバーの接合部が擦れた音だったので油を少し塗って解消されましたが、595Cのトノカバーは固定式なので何が原因かわからず、唯一不満が残るところです。
 
イタリア車は壊れなくなりましたが、マイナートラブルとは付き合っていくしかないという感じですね。
 
 
 
 
 
購入した時に予算オーバーでできなかったキャリパー塗装もやりたいですね。

 

 
キャリパーとフロントとリアのリップもイエローにしたら、グレーソリッドのボディーカラーに映えてカッコいい。

発想は洋服の色合わせと同じです(笑)。
 
 
 
 
 
 
アバルトは新車も少なく中古もずっと値上がり傾向。
 
良い時期に良い出会いがあったと思います。
 
ヨーロッパのデリバリーは既に終了しているので、完全に生産を終了するのもあとわずかのようです。
 
昨日ヨーロッパでEVのアバルトが発表されましたが・・・
 
 
これが欲しいと思う時が来るのかな・・・
 
EVのアバルト、まだピンときません。
 
 
 
 
 
 
アバルトに乗ってみたいと思っている方は急がれた方がいいと思います。
 
生産中止になったら124スパーダーのように中古でも程度がいいものはどんどん値上がりするでしょうか。
 
安定感のある乗り味よりも刺激的なドライブフィールを求める方は迷う余地はないと思います。
 
自分もAUDI TT QUATTROからの乗り換えですが、全く後悔はありません。
 
還暦前のオッサンでもワクワクしてしまう。
 
アバルトはそんな車です。
 
 
 
 
 
 
 
 
お待たせしました。
中村塾 BEAMS Fのオリジナルスーツの作りVol.2です。

今回もかなりマニアックな内容です。

是非ご視聴ください。
 
 
 
 
 
 
 
先日のシンガポール出張で現地のニュースチャンネル CNAに取材していただきました。
 
英文ですが是非ご覧ください。
 
 

 

 

 

 

 

HUNTING WORLDについてちょっと語っています。

 

 

是非ご一読ください。

 

 

 

 

初シンガポール

 

BEAMSのスタッフだった河村くんがシンガポールでやっているセレクトショップCOLONY CLOTHINGから招待され、先週初めてシンガポールに行ってきました。

 

 


 

招待と言っても遊びに行ったわけではありません。

 

YouTubeの撮影、インスタライブ、お店のレセプションパーティー、現地メディアの取材と、観光する暇はありません。

 

 

 

 

 

 

初日は早朝5:00過ぎにシンガポールに到着。

 

なんとかホテルにチェックインできたので、シャワーを浴びて少し休憩して昼前からスタート。

 

シンガポールの有名な帽子屋さんHAT OF CAINで動画撮影。

 

 

自分の出番ではないので、高田くんと河村くんの撮影を見守る係。

 

オレンジのポロとライトグレーのパンツがいいですね。

ホワイトスニーカーもGOOD。

 

 

 

 

 

終了後皆でHAT OF CAINの帽子をかぶり記念撮影。

 

 

しかし一人だけハットが似合わない・・・

 

子供の頃は帽子が似合っていたのですが・・・

 

 

 

 

 

 

その後シンガポールのリゾートアイランド セントーサ島へ移動して動画撮影。

 

 


 


 

ヨットを借りて洋上で撮影をするという、なんとも贅沢な時間。

 

高田くんの着ているターコイズブルーのプールサイドシャツいいね。

 

元BRILLAのバイヤーだけあって、こういう色っぽい色が似合います。

 

 

 

 

 

 

デッキでは撮影が続いていますが、自分のパートが終わったので河村くんと談笑。

 

 

イタリアでは今まで何度も経験のあるクルーズですが、日本を含めてアジアでは初めて。

 

まさかシンガポールでこんなことがやれるとは思ってもみませんでした。

 

 

 

 

 

全ての撮影が終わり撮影クルーも一緒に記念撮影。

 

 

とてもいい動画撮れたと思います。

 

アップされるのが楽しみです。

 

 

 

 

 

撮影も全て終わりリラックスタイム。

 

 


 

いいオトナがあまりにもはしゃぎ過ぎて、これ以上お見せできません(笑)。

 

これは動画でお見せしたかった・・・(笑)。

 

 

 

 

 

すっかり日も暮れてバーベキュータイム。

 

 


 


 


 

美味しい肉やカニなど、ちょっと贅沢なバーベキューでお酒もすすみます。

 

 

お酒が入って船となればこれをやりたくなりますね(笑)。

 

Tくんはどこに行っても変わらず、いつも楽しそう。

 

愛すべきキャラです。

 

 

 

 

 

 

寄港の途中で見たシンガポールの夜景。

 

 

自分が大学生の頃、まだ夢の島と言われ何もなかったお台場からこんな夜景が見えたなと思い、懐かしいボズスキャッグスのWE ARE ALL ALONEを聞きながら、久しぶりにこんな綺麗な夜景が見れてシンガポールに来て本当に良かったなと、しみじみ思いました。

 

 

 

 

 

 

二日目はお昼前にお店に集合しランチからスタート。

 

 

ミシュランのビブグルマンを6年連続でとっている人気店 SONG FAに名物バクテーを食べに。

 

昼時だけあって長蛇の列。

 

20分待ってやっと入れました。

 

 


 


 

初のバクテーでしたが、あっさりした薄味で私好み。

 

スープも麺もとても美味しく、次回来たらまた食べたいと思う味でした。

 

アジアンフードは普段あまり食べないですが、ちょっとイメージが変わりました。

 

 

日本から来たチームも皆大満足でした。

 

 

 

 

 

ランチを終えてお店に戻りインスタライブ。

 

 


 

コロニークロージングから自分のアカウントにリレーして約二時間のライブ。

 

その後、現地メディアの取材が入り一時間。

 

 

取材が終わると2022秋冬のコロニークロージングのレセプションパーティー。

 

 


 


 

顧客様や現地の業界人が集まり大盛況でした。

 

 

 

 

 

コロニークロージングの顧客様と記念撮影。

 

 


 


 


 

ご来店ありがとうございます。

 

これからもコロニークロージングをよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ファッション業界の方たちは以前からSNSで繋がっているので、初対面ですがなんとなく顔なじみがある人たちばかり。

 

 


 


 


 

皆さんBEAMSに対して好印象を持っていてくれて嬉しいばかり。

 

次回は皆さんのお店に伺いたいと思います。

 

 

 

 

 

レセプションが終わり近くの食堂で打ち上げ。

 

 

シンガポールの人たちは大盛り上がりで、これぞアジアンパワーという感じでした。

 

日本人より数倍元気です(笑)。

 

Tくん、完全に現地の人になっています(笑)。

 

 

 

 

 

 

3日目は午前中からメディアの取材が3件。

 

 


 


 

地元の新聞社の動画撮影やテレビ局の取材、ファッション誌の取材と夕方まで喋りっぱなしでした。

 

当初8件の取材が入ったとのことですが、さすがに時間的に無理だったので4件に絞り取材をしていただきました。

 

こんな光栄なことはないので、次回は時間を作って全てお受けしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

取材が終わったのが16:00過ぎ、夕食まで移動しながら少しだけ観光をしました。

 

お約束のマリナ ベイ サンズとマーライオン。

 

 


 

これだけはおさえておきたかった。

 

マーライオン、聞いていたとおりの小ささでした・・・

 

 

 

 

 

夕食は河村くんの自宅でバーベキュー。

 

 


 


 


 

河村くんが仕切り、自分たちは食べるだけ(笑)。

 

本当にすみません。

 

この日のために用意してくれたアルゼンチンビーフを時間をかけて火入れをしてくれて激ウマでした。

 

 

フライトは23:30だったので、ゆっくり食事が出来ました。

 

お店で食べるよりリラックスできて、出張の最後をしめるには最高の時間でした。

 

Tくん、すでに酔っぱらいの顔になっている(笑)。

 

 

 

 

 

二泊三日、機中泊二日というスケジュールでしたが、充実した3日間でした。

 

 

BEAMSを卒業していった素晴らしい後輩たちとシンガポールで仕事ができて本当に良かったと思います。

 

これがスタートで、これからも一緒に色々なことが出来たらいいなと思っています。

 

河村くん、佐藤くん、高田くん、お世話になりました。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

チーム コロニークロージング最高!

 

 


 

次回は10周年かな。

 

必ず行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

カーディガン

 

昨年あたりからリバイバルしているカーディガン。

 

 

私も定番のハイゲージやショールカラーなど何枚も持っているので、休日や商談が無いデスクワークの日には結構着ています。

 

 

今回は今シーズン購入したカーディガンをご紹介します。

 

 

 

 

 

BEAMS PLUS ジャガード アーガイル カーディガン

 

 

 

 
BEAMS PLUSのオリジナルのカーディガンは初めて購入しました。
 
 
 

 

 

ネイビー×インディゴ×グリーンという私好みのカラーリング。

 

 

配色的にはブラックウオッチに似ています。

 

 
糸は5ゲージなので適度な厚みがありますが、シルクを15%混紡してあるので滑らかで柔らかいタッチです。
 
 
裾のリブはあえて緩く編まれていて、ジャケット代わりに羽織るにはピッタリです。

 
サイズはイタリアサイズ44の私がSサイズを着ていますが、少しゆったりめです。


私より体格が小さい42くらいの方は難しいかもしれません。
 
 
プラスのオリジナルは大きめなんです・・・
 
 
私もいいなと思っても着れないものが結構あります。
 
 
大きめじゃないと売れない。
 
 
カジュアルはそういう流れなんです・・・(苦笑)
 
 
 
 

 

先日インスタでアップしたコーディネートです。

 
 
 
 
 
イタリアのブランドのパンツを合わせていますが、このパンツはアメリカのチノパンをイメージして作られたモデルなので、アメカジテイストには見えるかなと・・・
 
 
リアルなアメカジには見せたくないので、このくらいのミックス感が自分的には丁度いいかなと思います。
 
 
オッサンなので、アメカジテイストも奇麗に着たいんです(笑)。
 
 
長袖のTシャツを合わせてもいいですね。
 
 
もう少し寒くなったらインナーにハイゲージのタートルを合わせ、ニット オン ニットで着てもいいかなと思います。
 
 
柄物のカーディガンが欲しかったので、丁度いいタイミングで見つかりました。
 
 
気になる方は最寄りの店舗でご試着してみてください。
 
 
色柄が絶妙なアーガイルです。
 
 
 
 
 
 

YouTubeでも紹介したBLU BREのウールカシミアのラインカーディガン。

 

 

 

 
チルデンとスクールカーディガンをミックスしたようなBEAMS別注のエクスクルーシブモデルです。
 
 
 
 
今シーズンのMR_BEAMSでも色違いのブラックが掲載されています。
 
 
ブラックの方が人気があるかなと思いましたが、やはりブラックの方が先に完売しました。
 
 
BRILLAのディレクターの小林もブラックを着ています。
 
 
自分は柔らかいトーンの方が良かったのでグレーを購入しました。
 
 
 
 
ボタンがフラットでつや消しのメタルと言うのもいいですね。
 
 
 
 
ラインの抹茶色は最近のお気に入りのカラー。
 
 
柔らかいミディアムグレーにグリーンのコンビネーションがすごく気に入っています。
 
 
 
 
 
こちらも先日アップしたインスタのコーディネート。
 
 
シンプルに白のオックスフォードのボタンダウンとオフホワイトのチノパンで合わせました。
 
 
ミディアムグレーとホワイトはとても相性がいいので、最初からこんなイメージでした。
 
 
グリーンと生成りのラインが結構目立つので、あまりゴチャゴチャしないコーディネートの方がいいですね。
 
 
こんな感じでカーディガンより薄いライトグレーのパンツと合わせてもいいと思います。
 
 
フロントボタンはとめてもはずしても雰囲気がいいのでどちらでも着られます。
 
 
長袖のTシャツやタートルネックを合わせてもいいですね。
 
 
柄物のシャツよりシンプルなシャツやカットソーを合わせた方がこのカーディガンの良さが引き立ちます。
 
 
なので、コーディネートは難しいことはないと思います。
 
 
カシミアが30%混紡されているので、すごくタッチが滑らかで高級感があります。
 
 
サイズはSサイズを購入しました。
 
 
タイトでもなくユルすぎることもなく、ちょうどいいサイズ感で着られます。
 
 
とても配色が綺麗なカーディガンです。
 
 
 
 
 
 
 
image
 
 
image
 
スタンドカラーのカーディガンを購入するのは10数年ぶりでしょうか・・・
 
 
以前購入したのがDRUMOHRのもので、今でもネイビーとサックスを持っていますが、スリムなフィットが流行った頃のものなので今着ると結構タイトです。
 
 
またタイトな流れが来て着れる時が来るかもしれないので、断捨離せずに屋根裏で保管しています。
 
 
定番と言えども流行りすたりはあるので、持ち続けていればまた着れるかもしれないし着られないかもしれない。
 
 
定番とはそういうものだというのが私の持論です。
 
 
 
 
ネックの高さにはこだわって別注したので、絶妙の高さになっています。
 
image
 
幅広の前立てと大きめのボタンがブルゾンぽく見える。
 
 
ここもポイントです。
 
 
 
 
 
糸はSUPER120'Sのメリノウールにカシミアを10%混紡しています。
 
image
 
このタグを見るだけでなんだかすごく良さそうに思えますが、実際に触ってみるととても滑らかで柔らかくて上質感があります。
 
 
フィリッポのニットは糸のクオリティーに対してコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
 
 
スタンドカラーのカーディガンと言えば、ZANONEのCHIOTOが毎シーズン早期に完売するほどの大人気ですが、自分的にはもう少し柔らかい糸で上質感のあるものもバリエーションに加えたいと思っていました。
 
 
このカーディガンは、まさにそのイメージどおりのものでした。
 
 

 

 

なぜ今またスタンドカラーのカーディガンを購入したかと言うと、ショートブルゾンの流れがあるので軽くて柔らかいニットでショートブルゾンぽく見えるカーディガンが着たくなったというのが理由です。

 

 

MR_BEAMSでも色違いのグリーンが紹介されています。

 

 

こんな感じでボタンを外して着るのもいいですね。

 

 

 

 

ブルゾン風と言うば、同じくFILIPPO DE LAURENTISのこれもなかなか秀逸です。

 

 

ポケットを付けてよりブルゾン風に仕上げたニットです。

 

 

これも襟の高さやボタンスタンスを調整して作ったBEAMS別注モデルです。

 

 

こちらもとても良くできたブルゾン風ニットなのでおススメです。

 

 

 

 

 

 

今回はこの3つのカーディガンを購入しました。

 

 

それぞれテイストが違うので、コーディネートのバリエーションも広がるかなと思っています。

 

 

Vカーディガンはジャケット代わりに、スタンドカラーはブルゾンのように着れるのがいいところ。

 

 

仕事でスーツもジャケットも着なくてよくなったという方も多いと思いますが、カーディガンはリラックスした雰囲気を持ちながらくだけ過ぎず上品に見えるので、カジュアルなオフィスウエアとしてもおススメです。

 

 

カーディガンを持っていないという方も意外と多いですが、確実にコーディネートの幅が広がりるのでオススメです。

 

 

リラックス感のある着こなしがポイントですが、サイズ選びは流行りのオーバーサイスではなく、タイト過ぎずユルすぎないフィッティングで選ばれるといいと思います。

 

 

大人はやり過ぎない。

 

 

そこが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりのROZZO SICILIA

 
コロナ禍になってから会食も減り、ローカルな店ばかり行くようになったので、すっかり街中の店が遠のいてしまった私。
 
久しぶりに都会の空気を吸いながら食事がしたくなり、数年ぶりに白金のROZZO SICILIAに行ってきました。

 

 

 
昨年末に久しぶりに連絡したら満席で予約が取れず、その前に行ったのはコロナ禍前だったので、3年ぶりくらいでしょうか。
 
今年ミシュランのビブグルマンをとって、大繁盛で予約が取れないと聞いていたので、ダメもとで連絡したら前日に予約が取れました。
 
とても久しぶりで嬉しかったので、今日は久しぶりにロッツォ シチリアの料理をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

パネッレ

 

 

ひよこ豆をペーストにして揚げたシチリアの郷土料理。

お店によって色々な形がありますが、ロッツォのパネッレは薄くして揚げてあるのでカラッとした仕上がり。

色々な店でパネッレを食べましたが、ロッツォのパネッレが一番おいしい。

パクパクいくらでも食べられそう(笑)。

まずは乾杯のための一皿です。

 

 

 

 

 

 

 

群馬田園プラザのブッラータとプチトマトのマリネ

 

 

定番メニューの水牛のモッツァレラがなく、ブッラータをすすめられ・・・

 

最近クリーミーすぎるブッラータが苦手になり、それをマネージャーの阿部さんに伝えると ”このブッラータは日本で作った最高のもので、ナイフを入れたらミルクが溢れ出るようなイタリアのブッラータとは違うので食べてみてください” と言われれば食べるしかありません。

確かに今まで食べたブッラータと違い、ミルクの重さが無くとても美味しいですが、自分のようなオッサンにはやっぱり普通の水牛のモッツァレラの方があっさりしていていいですね。

トマトはとにかく美味しい。

これを真似て出すお店も増えましたが、ロッツォのトマトのマリネは別物です。

トマトだけでも食べたい一品です。



 

 

 

 

 

石川七尾 ヤリイカ炭火焼

 

 

柔らかく甘みもあって、とても美味しいヤリイカの炭火焼き。

 

塩水で洗ったりせずに、ごみを取り除き、そのまま炭火で焼いているので風味があってとても美味しい。

 

良い食材は余計なことをしなくても美味しということですね。

まるでイタリアの美味しい食堂で出てくるようなシンプルな一品です。

 

 

 

 

 

 

 

米沢つのニンニクと唐辛子のスパゲティ

 

 
メニューはペンネでしたが、スパゲティに変更してもらいました。
 
シンプルなパスタほど味の良し悪しがわかるもの。

トマトの甘みとしつこくないニンニクの風味、強すぎない唐辛子の辛味のバランスが素晴らしい。
 
シンプルで繊細な味ですが、もしかするとイタリア人にはパンチが足りないと言われるかも。
 
繊細な味の料理に平気で塩をたくさんふって食べるようなイタリア人もいるので、そういう輩には絶対に食べさせたくないパスタです。

 

 

 

 

 

 

 

和牛すね肉 黒ビール煮込

 

 

とろけるくらい柔らかく煮込まれた和牛のすね肉。

ワイン煮込みと比べると、ビール煮込みは見た目よりもかなりあっさりしていて自分好み。

 

飲めない自分が言うのもおかしいですが、赤ワインにすごく合いますね。

 

ロッツォはオープンしてからしばらく肉料理がなくて、それが少し物足りない感じでしたが、今や肉料理もかなり充実しています。

 

 

 

 

 

ローストピスタチオのジェラート

 

 
ローストしたピスタチオの香ばしさと粗く砕いた実の触感が絶妙。
 
最近あまりドルチェまで行かないことが多いですが、これは正解でした。
 
私の持論ですが、料理がおいしい店は必ずと言っていいほどドルチェも抜かりなく美味しい。
 
料理がいまひとつでドルチェが美味しいという店も今までありませんでした。
 
 

 

 

 

 

人気店だけあって厨房は大忙し。

 

 
 
いつもシェフの中村さんの動きと手際の良さは目をみはるばかり。
 
モノづくりをやっている人間にとって、料理を作るのを見るのは食べるのと同じほど楽しいものです。
 
自分にとってオープンキッチンのカウンターは特等席です。

 

 

 

 

 

 

 

今回のグラスワインはこの3種類。

 

 

 

 
もちろん私が飲んだものではありませんが、テイスティングはしました。
 
上段のCUSUMANOのJALEは我が家のお気に入り。

カミさんも娘も大好きで、JALEがある店では必ずオーダーします。

樽香がきいた重めの白が好きな人にはおススメです。
 
 
 
 
 
 
 
数年ぶりのロッツォシチリアは確実にパワーアップしていました。
 
以前はメニューが少ないのが少し物足りない感じでしたが、バリエーションがずいぶん増えたなという印象。
 
厨房もホールもスタッフがかなり増えましたが、料理やサービスの質はむしろ良くなっているように感じます。
 
スタッフが皆いきいきと働いているのもいい感じですね。
 
12年前にオープンした当時はホールの阿部さんとシェフの中村さんの二人だけ。
 
お二人がヘロヘロになりながら、頑張って店を切り盛りしていた姿を思い起こすと、感慨深いものがあります。
 
ミシュランのビブグルマンもとって順風満帆。

阿部さん中村さんのお二人を見ていると、けして驕ることなく、これからも更に美味しい料理とサービスを提供し続けてくれるだろうと思います。
 
イタリア料理好きの人たちの間ではすでに超有名店ですが、まだ行ったことがないという方は是非行ってみてください。
 
ただし、いつも満席で活気があるので、しっぽりとしたデートや商談系の会食には不向きです。
 
楽しくワイワイガヤガヤ美味しい料理とお酒を楽しむ。

ROZZO SCILIAはそんなお店です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MR_BEAMS CHANNEL 更新しました。

 

 
今回はBEAMS Fのオリジナルスーツのこだわりについてお話しています。

かなりマニアックなお話しです。

是非ご視聴ください。
 
 
 
 
 
 
 
27日の行ったYoutubeライブのアーカイブです。
 
 

 

 

 

1995年秋冬のBEAMS

 

 

最近インスタライブで80年代や90年代の話をすることが多いですが、色々資料を探していたら1995年秋冬のBEGINの特集ページの冊子が出てきました。

 

 

 

 

 
 
内容を改めて見ると、当時のBEAMSのドレスクロージングがどのような感じだったのか、とても分かりやすく掲載されているので、今回はその内容に少し触れてみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
最初の見開きページはBEAMS FとINTERNATIONAL GALLERYのスーツスタイルの紹介。

 

 

この年の秋冬のBEAMS Fのテーマは ”RETURN TO TRADITION” ということで、伝統回帰がテーマでした。
 
 
 
 
90年代は英国調がトレンドだったと度々お話していますが、この当時のBEAMS Fのオリジナルスーツは、ご覧のとおりかなり英国調でした。
 
 
フランネルのストライプスーツは3ピースでポケットはスラントポケット。
 
 
肩パッドもしっかりと入った構築的な仕立てでした。


シャツはセミワイドでダブルカフス。
 
 
ネクタイはサックスのサテンと、当時の英国人が見てもビックリのブリティッシュスタイルでした。


 

 

 

 

 

INTERNATIONAL GALLERYのテーマはREMIX MID-CENTURY MODERN。

 

 

 
 
当時はインテリアも音楽もミッドセンチュリーが流行り始めた頃だったので、INTERNATIONAL GALLERYのスーツも50年代や60年代のスタイルを当時の気分で表現したものでした。
 
 
ウィンドウペンのスーツは2ボタンのピークドラペル。
 
 
数年前にもピークドラペルのスーツが少し流行りましたが、自分はこの当時のイメージがあったので、突飛なトレンドとは思わずリバイバルということでその流れを積極的に取り入れましたが、当時を知らない人には ”そんな流行りのスーツは着れない” と言われ、SNSで炎上したりしていました・・・(苦笑)


こういうのをちゃんとお見せしていたら、もう少し信用されたのでしょうか・・・(苦笑)
 
 
シャツはルイジボレッリのセミワイドのダブルカフス。


当時は英国調の流れが強かったのでダブルカフスは今より一般的で、洋服に興味のあるビジネスマンの方たちもビジネスシーンで普通に着ていたものです。
 
 
ちなみに、この当時まだイタリアンクラシックという言葉はなかったので、BEGINではイタリアのクラシックをイタブリ(イタリアン ブリティッシュ)と言っていました。
 
 
 
 
 
 
次の見開きページでは、スタイリングページでモデルが着ていたスーツの仕様などを細かく解説しています。
 
 
 
 
当時はウエストのシェイプがしっかりと入ったメリハリのあるシルエットが主流だったので、BEAMS Fのスーツはドロップ8で作られていました。
 

ドロップ8とは、胸囲の寸法に対してウェストの寸法が8インチの差がある事を表しています。
 

なので、ドロップの数値が大きいほどウエストが細くなります。


ちなみに、現在のBEAMS Fのオリジナルのジャケットやスーツはドロップ7
 
 
90年代後半からのイタリアンクラシックブーム以降はドロップ7が主流になり今に至っています。
 
 
パンツは2インプリーツで裾幅は21㎝、ダブル幅は4.5㎝~5㎝で軽めのワンクッションと書いてあります。
 
 
今のBEAMSの若いスタッフがはいているパンツとほぼ同じ感じです。
 

 

 

 

 

 

 

INTERNATIONAL GALLERYのスーツもドロップ8でしたが、肩幅も狭くよりナローなシルエットに見えるラインでした。

 

 

 

画像でもわかるように、BEAMS Fのスーツに比べても更にメリハリのきいたシルエットなのがわかります。
 
 
この当時はウィンザー公のスタイルがちょっとしたブームだったので、ウインドウペンのスーツは大人気でした。
 
 
パンツは1アウトプリーツで裾幅は19㎝と、当時としては攻めたテーパードシルエットですが、実は90年代中頃は既にイタリアンクラシックの流れが少し見えていた時期なので、ある意味トレンド先取りのシルエットだったと言えます。
 
 
 

 

 

 

 

当時32歳の私・・・

 

 

 
 
4つボタンのフィッシュマウスのコーデュロイスーツを着ています。
 
 
当時はパリのARNYSのような、こんなスーツもBEAMS Fで展開していました。
 
 
 
 
 
 
 
ページの下には、このシーズンのオリジナルのジャケットやスーツに使われているファブリックメーカーも紹介されています。
 
 
 
 
 
 
既に廃業してしまったメーカーもあります。
 
 
最近人気のFOX BROTHERSも当時すでに使っていました。
 
 
90年代前半頃には既に使っていたので、にわかFOXブームに乗っかている人たちとは年季が違います。
 
 
偉そうに言ってすみません(笑)。
 
 
 
 
 
 
 

BEAMSのオリジナルスーツの作りを解説したページ。

 

 

 
 
”驚異のつくりとディティール大公開!”って、かなり大袈裟な見出しですが、当時の日本のスーツとしては本当に驚異的な作りとコストパフォーマンスでした。
 
 
今のオリジナルは、この当時のものを20数年間かけて更にアップデートさせていますが、27年前にそのベースは既にできていたことになります。
 
 
最近こういう話をあまりしないので、スタッフやお客様の世代もかわり、作りの良さやコダワリみたいなものがあまり伝わっていないのかなと思い、先日オリジナルのスーツの作りを解説した動画を収録しました。
 
 
あまりにも内容がマニアックすぎて編集が難航しているようですが、今月中にはアップしたいと思います。
 
 
楽しみにしていてください。
 
 
 

 

 

 

ネクタイのページは当時のBEAMSを代表する2ブランド。

 

 

 
 
BEAMS FはDRAKE'SINTERNATIONAL GALLERYはFRANCO BASSI、今は両ブランドともBEAMS Fでバイイングしていますが、当時はイタリアブランドはINTERNATIONAL GALLERYがバイイングしていました。
 
 
DRAKE'Sがマダープリント、FRANCO BASSIがフェルモ フォサーティのジャガードと言うのも、当時の英国とイタリアのネクタイブランドの特徴をよく表しています。
 
 
 

 

 

 

シャツはBEAMS Fが英国のJERMYN STREET SHIRTS MAKERSINTERNATIONAL GALLERYがナポリのLUIGI BORELLI

 

 

 

当時BEAMS FはTURNBULL&ASSERのシャツを作っていたJERMYN STREET SHIRTS MAKERSとエジンバラ公御用達だったSTEPHENS BROTHERSが主力ブランドでした。
 
 
自分もその二つのブランドは当時よく着ていました。
 

 

 

 

 

 

LUIGI BORELLIはナポリのハンドメイドシャツとして既に日本で大人気のブランドでした。

 

 

 
 
画像のボタンダウンシャツはLUCA BDという当時大人気だったワイドBD
 
 
今はBEAMSの別注でNAKAMURA BDというモデル名で展開しているのがこのモデルです。
 

 

 

 

 

 

 

靴はBEAMS FがGEORGE CLEVERLEYINTERNATIONAL GALLERYがALDEN

 

 

 
 
90年代前半にポールセン スコーンのキーマンだったジョンカネーラとジョージグラスゴーが独立してジョージクレバリーを始めたのをきっかけに、BEAMS Fの主力ブランドもジョージクレバリーになりました。
 
 
ジョージクレバリーと言えばクレバリーラストとも言われたチゼルトゥ(ノミで削ぎ落したようなスクエアトゥ)が特徴だったので、レディメイドも殆どのモデルがチゼルトゥでした。
 
 
当時はイタリアブランドのスクエアトゥが注目され始めた時期とも重なり、クレバリーのチゼルトゥもとても人気がありました。
 
 
 
 
 
 
 
今はALDENと言えばBEAMS PLUSのイメージが強いかもしれませんが、当時はプラスはなかったのでINTERNATIONAL GALLERYで定番も含めてALDENをバイイングしていました。

 

 

 
 
INTERNATIONAL GALLERYのテーパードしたパンツにボリュームのある靴を合わせるのが流行っていたので、V-TIPや外羽のプレーントゥやチャッカブーツはとても人気がありました。
 
 
コードバンのV-TIPが¥68,000・・・


いい時代でした。


 
 
 
 
 
 
裏表紙は小物とショップインフォーメーション。

 

 

 
 
注目するのは左上のアルバート サーストンのサスペンダー。
 

当時は鯨筋(クジラの髭)や羊や牛の腸を使ったエンドのモノがガットエンドと呼ばれ、サスペンダーはガットエンドでなければならないというのがBEAMSのこだわりでした。
 
 
90年代後半くらいにガットエンドを使ったものが生産中止となり、以降レザーエンドのものが主流となりました。
 
 
ガットエンドのサスペンダーは今やビンテージアイテムとして高値で取引されていますが、ビンテージ好きの方は手に入れておいた方が良いと思います。
 
 
実はガットエンドが無くなった後2000年代前半頃に、代替え素材を使ってガットエンド風のものが作れないかサーストンに打診したことがありました。


ある素材を使ってかなり近いファーストサンプルが出来ましたが、その後ペンディングになってしまったという経緯があります。
 
 
長い間この仕事をしていると、本当に色々なエピソードがあるものなんです。
 
 
 

 

 

 

 

ご覧のとおり、大まかに言えば90年代はBEAMS Fが英国、INTERNATIONAL GALLERYがイタリアというバイイングでした。

 

 

なので、当時BEAMS Fではイタリアのブランドはほとんどバイイングしていませんでした。

 

 

今でこそINATERNATIONAL GALLERYはモードブランドがメインのバイイングですが、当時は今BRILLAで展開しているようなテイストのものと、モード的なトレンドアイテムの両方をバイイングしていました。

 

 

なので、この頃のINTERNATIONAL GALLERYのドレスのテイストは、BRILLAが引き継いでいるとも言えるのです。

 

 

このような歴史は40代中より若いお客様やBEAMSの若いスタッフも今や知らないことが多く、今の流れを知る上でも知っておいた方が良いことだと思っています。

 

 

自分がBEAMSに入社した80年代中以降、英国、アメリカ、フランスと、様々な流れがありました。

 

 

イタリアのクラシックが一般的になってからまだ20年ちょっと。


そう考えると、色々なテイストがリバイバルしても ”流行もの” として片付けられるのも仕方がないのかなとも思います。

 

 

”温故知新”

 

 

様々なテイストが入り組んでいるいま。

 

 

古きをたずねて新しきを知る。

 


これは大事なことなのかなと思います。

 

 

ただし、偏らないのが大事・・・

 

 

昔を語る人って、偏っていることが多いんです・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

定番の復刻

 

これからの季節かなり重宝するダウンベスト。

 

 

私も何着も持っていますが、秋も春も気温が中途半端な時期には最も出番が多いアイテムでもあります。

 

 

BEAMSでも毎シーズン様々なブランドでダウンベストを展開していますが、店舗からブランドネームが表に付いていないものを展開してほしいという声があり、色々探してみるものの、ブランドがハッキリとわかるダウンが人気の昨今、ブランドネームが付いていないダウンベストを探すのはなかな大変です。

 

 

そこで、以前展開していたASPESIのダウンベストがブランドネームが付いていないものでは最も人気があったので、早速ASPESIに問い合わせをしてみました。

 

 

結果は生産中止となって今はモデル自体が存在していないということ・・・

 

 

あれだけ定番で人気があったモデルが無くなってしまうのも時代の流れなのかなと思いつつ、やはりASPESIのそれしかないかなと思い、モデル名はわかっているので復刻できないか尋ねたところ、なんとすぐにOKの返事が来ました。

 

 

ASPESIは数年前に会社の体制が変わり、別注は難しくなったと聞いていたので嬉しい誤算でした。

 

 

そして、先日入荷したのがこのダウンベストです。

 

 
 
image

 

 

 
モデル名はAGILE
 
 
当時と同じモデルで素材やディティールも同じですが、ひとつだけ修正したポイントが着丈の長さ
 
 
当時展開していたものは着丈がかなり短かったので、今の時代感に合わせて着丈を3㎝長くしました。
 
 
定番と言えども時代感に合わせてアップデートは必要です。
 
 
 
 
 
ショップスタッフも早速スタイリングをアップしています。
 
 
 
シンプルにボーダーのTシャツとあわせて。
 
 
 
 
カシミアのパーカーとパンツに合わせてワンマイルウェア的に。
 
BRILLA的なコーディネートですね。
 
 
 
 
ドレススタイルをカジュアルダウンで。
 
スーツではなくジャケットの方が良かったかな・・・
 
北角さん、惜しい(笑)。
 
 
 
 
BEAMS HOUSE 丸の内のディスプレイ
 
こんなシンプルなコーディネートによく合うのもダウンベストのいいところ。
 

 

 

 

ちなみに、私はブラウンを購入しました。

 

 

10年くらい前に購入したものはXSで今も所有していますが、今回購入したのはSサイズ。

 

 

スリムフィットが流行っていた時に購入したものなので、今着るとXSはタイトに感じるのと着丈が短く感じるんです。


着れないことはないのですが、やはり10年も経つと定番的なアイテムもなにかしら古さを感じるものです。

 

 

ずっと持ち続けていればまた着られるかもしれないし着られないかもしれない。

 

 

定番と言うのは、意外とそういうモノなんです。

 

 

ブランドのネームが目立つのが苦手な方には特におすすめしたいダウンベストです。

 

 

ありそうでなかなかないオトナのダウンベスト。

 

 

もちろんBEAMSでしか買えないエクスクルーシブモデルです。

 

 

ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MR_BEAMS CHANNELでおススメしているDRUMOHRの8ゲージのタートルネックが入荷しました。

 

 

 

全部で9色展開。

シームのないホールガーメント製法のニットは、包み込まれるような着心地の良さが特徴です。

 

様々なミドルゲージのタートルを今まで着ましたが、このタートルが一番着やすいです。

 

画像の2色は私が持っているアーカイブから別注したカラー。

 

特におススメのBEAMSエクスクルーシブのカラーです。


 

 

 

 

 

 

 

春夏大人気で完売したFRANCOIS RENIERのトートバッグに秋色の新色が加わりました。

MARONブラウンとダークインディゴのようなブルー。

 

どちらも秋の装いにピッタリのカラーです。

 

もちろんBEAMSだけでしか買えないエクスクルーシブモデルです。

 

ご興味のある方は最寄りの店舗で是非ご覧になってください。

 

 

 

 

 

 

ミリタリーテイストは好きだけど本物は苦手という方のために、ラギッド過ぎないM-65を作りました。

ディティールはなるべく本物に忠実に、袖の太さや襟の高さ、ポケットの大きさと位置を調整して、リアルM-65のラギッド過ぎる雰囲気が苦手という方にも着ていただけるようなM-65をM.I.D.Aで別注しました

 

カジュアルだけでなく、ジャケットやスーツの上からも着ていただけるサイズ感になっています。

 

是非最寄りの店舗でご試着ください。

 

 

 

 

 

 

BRILLA オリジナル

 

RING JACKET 製のジャケットとスーツ、コートが大人気のBRILLAのオリジナル。

 

 

実はテーラードだけでなく、ここ数年はシャツやニットやカットソーなど、カジュアルでも大人気のアイテムを数々生んでいます。

 

 

そして、今シーズンBRILLAのオリジナルに新たにアウターが2型加わりました。

 

 

ひとつはフリースのカバーオール。

 

 

 

 

 

 

 

 
ここ数年カジュアルやウィメンズで大人気のフリースですが、こんなオトナっぽいカバーオールタイプのフリースジャケットはなかなかありません。
 
 
立ち襟なので雰囲気的にはM-65のような感じに見えつつも、M-65よりディティールがシンプルなので、都会的なアウタージャケットに見えるのが良いところです。


ニットの上にさらっと羽織れるようなアウターですが、ジャケットの上からも着られるように着丈のバランスを調整しました。
 
 
なので、このようなアウターにありがちな、ジャケットの上から羽織ると裾が見えてしまうようなこともありません。
 
 
機能性も考え両側に内ポケットを付けています。
 

 

 

 
休日は手ぶらがいいという方やビジネスマンの方にも、内ポケットは嬉しいディティールだと思います。
 
 
生地はPOLARTEC
 
 
これでもかという大きなPOLARTECのファブリックネームも付けられましたが、BRILLAはオトナのレーベルなので控えめなファブリックネームを付けました。
 
 
軽くて暖かくて、汚れても手洗いで洗えるのもいいところ。


ありそうでなかったオトナのフリースジャケット。
 
 
素材選びからサイジングまでかなり拘って作りました。
 
 
プライスは¥48.000-(税別)
 
 
もちろんMADE IN JAPANです。
 
 
数日前に入荷して既に店頭に並んでいるので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でお試しください。
 
 
 
 
 
 
 
もうひとつはカシミアのコート生地で有名なイタリアのPIACENZAの生地を使ったピーコート。

 

 

 

 

 

 

 

 
店舗からオトナが着れる上質な素材のピーコートが欲しいという声があり一から作りました。
 
 
PIACENZAはカシミアの生地でとても有名なメーカーで、誰もが知っているあのイタリアの有名生地メーカーのコート生地はこのPIACENZAで作られていることは、生地に詳しいファッション業界人であれば誰もが知るエピソードです。
 
 
今回はそのPIACENZAの生地コレクションの中からウールにカシミアを10%混紡したコート生地を選びました。
 
 
カシミアが10%だけか・・・という方もいらっしゃると思いますが、カシミアやキャメル、ビキュ―ナーを主力にしている生地メーカーなので、他のイタリアのカシミア混の生地とはクオリティーが違います。
 
 
イタリアの生地メーカーのそこそこのクオリティーのピュアカシミアよりタッチが滑らかなので、是非実物でお確かめいただければと思います。
 
 
ディティールはオーソドックスなミリタリーのモデルをベースにしつつも、なるべくオトナっぽく上品に見えるようにシンプルに仕上げました。
 
 
 
 
 
 
袖は前振りの袖を採用することによって、テーラードジャケットのような綺麗な袖のラインが出るように作られています。
 
 
襟は半月型の台襟とあご癖のダーツをとっています。

 

 

 

 
あご癖のダーツはハンドメイドのテーラードジャケットによく使われる技法で、これを入れると襟が広がらず胸に良く沿うようになります。
 
 
見た目はシンプルですが、テーラードの技法を随所に取り入れて作られています。
 
 
サイジングもオトナが着られるように緩すぎず細すぎず、ジャケットの上からも羽織れるような絶妙なサイズ感になっています。
 
 

ここ数年本物に近いミリタリーテイストのピーコートや比較的安価でカジュアルなピーコートはよく見かけますが、このような高級感のある素材を使って、拘って作ったピーコートはあまりマーケットにもなかったように思います。

 


プライスは¥88.000-(税別)

 

これも、もちろんMADE IN JAPANです。

 

 

10月入荷予定ですので、是非最寄りの店舗でご試着ください。

 

 

 

 

 

 

これ以外にもオリジナルでこんなサファリ風ジャケットを作りました。

 

 

 

リングジャケット製です。

 

既に早々と完売しているサイズも出てきました。

 

 

気になる方は是非最寄りの店舗でご試着ください。

 

 

 

 

 

 

BRILLAのオリジナルはインポートブランドのクオリティーを超えるべく、日本のファクトリーで細部までこだわってモノづくりをしています。

 

 

インポートブランド好きの方にも是非お試しいただきたいと思います。

 

 

よろしくお願いいたします。