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茗荷谷でナンバーワンから始まり、文京区でナンバーワン、東京でナンバーワン、日本でナンバーワンの美容室を目指して!!

僕たちはていねいであること、安心であることに徹底的にこだわります。

文京区 茗荷谷 美容室
ビューティズム


例えばの話。
中途でスタイリストが入社したとして。


この子はこんなことを言います。

「三ヶ月で指名100名やりますよ!!」
「めちゃくちゃ可愛いスタイル作りますよ!」
「バンバン撮影してアップします!!」


こんな子が入ってくれたら
それはもう嬉しいものです。


しかし、もし、
こんなスタイリストが入ってきたら、
どうでしょうか。



この子はこんなことを言います。


「損益計算書を見せてください。」

「黒字化させるには、
変動経費を5%削減して、
売上を10%上げる必要がありますね。」

「合わせて15%、
ぼくに任せてください。」


どうでしょう、こんなスタイリスト。
おかしいですか?
きもちわるいですか??
((((;゚Д゚)))))))



でも、、、

お店が赤字か黒字か
すらも知らないで働く方が、
おかしくないですか?



仮に新しく入ったスタイリストが
3ヶ月目で100名のお客様に
ご指名いただけたとして、

月の材料費30万円使って、
単価3000円で、
アシスタント四人使ってたら、

どおします??

おかげでアシスタント不足で
他のスタイリストの
売上ガタ落ちだとしたら?




最近よく考えます。

売上を上げるスタイリストより、
より利益を上げるスタイリストを
育てていきたいなって。

例えばお店が赤字化した時に、

一生懸命に経費を削減する
スタッフなのか。

それとも、
確固たる確信のもと、

経費をさらに投入し、
効果的に売上にドライブをかける
提案をするスタッフなのか。



スタイリストの第一の目的は、
指名客を増やすことでも、
売上を上げることでもない。

利益で組織に貢献することだ。
売上ではなく、利益。

指名や売上は、その目的を達成する
手段の一つでしかない。


そのことをちゃんとわかってる
スタイリストがどれだけいるのかなぁ。




多分、他の業種の人からしたら
何を当たり前のこと言ってるんだ。
そう思われるかもしれません。


しかし、
美容師がこの記事を見たら
半分くらいは
はてなマークかもしれない。





経済なき道徳は、
寝言である。

二宮尊徳