パラダイムチェンジ | 茗荷谷美容室、オーナーのブログ

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僕たちはていねいであること、安心であることに徹底的にこだわります。

文京区 茗荷谷 美容室
ビューティズム

いつものように、
バイクで出勤中の出来事。

神楽坂近辺の小さな横断歩道。

車道の信号が赤になり、
横断歩道の信号が青に変わる。

「青になりました。」

スピーカーからアナウンスが流れる。
誰か盲人用のボタンを押したらしい。

ふっと左を見ると、
恐らくは知的な障がいを持っている、
20歳前後の子が、

「あー。あー。あー。」

と盲人用のボタンを何度も何度も
押している。

道行く人はそのヘラヘラした子を
大きく避けて去っていきます。


怪訝な表情を浮かべながら。


車道でバイクにまたがる僕の
すぐ左真横にその子がいて、
僕も少し怖いと思いました。

(暴れだしたりしないかな)
(危ないものとか持ってないよな)

そう考えていました。
おそらく周りの人たちも
同じ心配をしていました。


「信号が赤に変わります。」


そんなアナウンスに変わり、
程なく信号は赤に変わりました。


気付くと、いつの間にか
その子はいなくなっていました。


しかし、その時。


僕の目の前を、
ゆっくりと信号を渡り終えた
視覚障がい者がいたのです。



ボタンを連打していた子は、
視覚障がい者の為に、

何度も、何度も、
ボタンを押していたのです。

おそらく、自分が押し続けなくては
視覚障がい者の方がちゃんと渡れない。
そう思ったのでしょう。

思い出してみれば、

彼は笑顔で、優しい目で、
視覚障がい者の方を見守り、
一生懸命ボタンを押していました。




「プップーー❗️」



後ろからクラクションが。


様々なことが頭を周り、
動くのを忘れていました。


名著「七つの習慣」に、
パラダイムチェンジという
項目があります。

頭では理解していたつもりでしたが、

一時でも人の善意を
悪意として捉えた自分は、

本当に勉強不足だと
痛感しました。


「長所を見よ。人は誰しも美しい」

うちのお店の
魂の15か条、第1項。

「さげすまない。
卑屈にならない。怒らない。」

魂の15か条、第2項。


自分で作っておきながら、
まだまだ実践出来ていない。


とても学びの多い、出来事に
心から感謝する1日でした。

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老婆と美女。
七つの習慣より。


(ただしかし。逆も然りと心得よ。
ゆえにこの世はいとをかし)