NORRØNAのアクティブインサレーション

 

ここ数年、「蒸れずに行動できる保温着」として注目を集めるアクティブインサレーションですが、NORRØNAは状況や用途に応じて選べる、マーケット随一ともいえるラインナップです。

 

なぜNORRØNAではこれだけ多数の選択肢を揃えているのでしょうか。

 

それは、北極圏に近いノルウェー生まれのアウトドアブランドという点に起因します。

 

北欧には生活圏に隣接したフィールドから、北極圏の過酷な自然環境に至るまで、多彩なアウトドアフィールドが身近に存在します。そこで展開されるさまざまなアクティビティごとに、求められる機能性は違っていて当たり前。

 

そのため、NORRØNAのアクティブインサレーションは、一見、似ているように見えても、コンセプトも素材の使い方も違うウェアばかり。

 

これから始まるスノーシーズンから、通年のアウトドアまで、その機能性を最大限に発揮させるには、それぞれの特徴やスペックを理解すると良いでしょう。

 

 

 

写真は NORRONA falketind Alpha 120 Zip Hood

 

 

アクティブインサレーションとは?
 

肌寒い季節に行動するには、暖かなウェアが必要です。しかし、ダウンやハイロフトフリースのような保温力の高いアイテムを着て行動すると、かえって汗をかいたり、暑すぎてウェア内が蒸れることがよくあります。

寒い季節とはいえ、行動するとそれなりに体温が上昇してしまうので、暖かいウェアを着用し続けることはオーバーヒートの原因となるのです。

 

そこで誕生したのがアクティブインサレーション「行動による体温上昇を想定した」動的保温着です。

ただ保温するだけでなく、通気性があることで余分な熱を溜めないという特殊な素材を使用し、保温性と通気性のバランスの両立。

 

行動中に寒さを覚えない安定した保温性がありつつも、同時にウェア内の熱気を適度に逃がしてくれる通気性、この保温性と通気性の両立は、従来の防寒着にはありませんでした。さらに、素材自体に高い吸湿拡散性があり、汗をかいてもドライな着心地をキープしてくれます。

 

注意しておきたいのは、アクティブインサレーションは万能な保温着ではないということ。着ただけで十分に暖かいウェアというわけではなく、あくまで行動中ということを前提にしている保温力のため、休息などで静止しているときや、強風下の稜線などでは、保温性が物足りなくなることがあります。したがって、季節や天候のコンディションによってはアウターシェルや別の保温着とセットで考える必要があります。

 

秋から冬、そして残雪期の春にかけて天候がいい日の行動着として。あるいは、悪天候のフィールドや雪山ではシェルの下に着るミッドレイヤーとして着用することが可能で、脱ぎ着による体温調整の回数を減らしてくれます。「寒すぎず暑すぎない」アクティブインサレーションは、そうした肌寒い環境において快適に着続けることができる、アウトドアアクティビティに欠かせないアイテムなのです。

 

 

 

 

アクティブインサレーションの「通気保温と保温の両立」という機能を実現するためには、通気性を備えた保温素材が不可欠です。NORRØNAのアクティブインサレーションでは、タイプの違う2つの高機能素材を使い分けています。それらを使うウェアには、素材の厚みや量、採用する箇所の違いや、他の素材とのハイブリッドといったバリエーションがあり、季節やアクティビティ、体感温度の個人差に応じて選ぶことができます。

 

 

 

 

 

 

Polartec® Alpha® Direct

 

ポーラテック社が開発したアクティブインサレーション素材。丈夫なメッシュ状コアにポリエステル綿を点々と配したもので、ポリエステル綿にデッドエアを溜めて保温し、綿と綿の隙間のメッシュが熱気と湿気を換気します。ポリエステル綿のウィック効果で吸汗速乾性に優れますが、素材自体は水を含まない疎水性素材のため拡散乾燥性が高く、常にドライな着心地を保ちます。

 

一般的には表地と裏地のある中綿素材として使われますが、NORRØNAでは表地や裏地を省いた2タイプの「アルファ ダイレクト」を採用。ナイロンやポリエステルなどの生地に覆われていないぶん、さらに強力な通気性を発揮します。

 

密度の違いや毛足の長さで120(120g/㎡)、90(90g/㎡)、60(60g/㎡)などのバリエーションがあり、それぞれ保温力が異なります。いずれも非常にやわらかな着心地で、体の動きを損ないません。

 

※アクティブインサレーション素材は極細の化学繊維のため、北欧では洗濯の際にはウォッシングバッグ(マイクロプラスチック流出防止用洗濯ネット)の使用が一般的になっています。

 

text:NORRØNA JP より抜粋

 

 

 

 

 

今日は中でも新商品を2つご紹介。

 

先ずは3種類の素材を適材適所にマッピングした

 

NORRONA falketind Alpha90 insulated Zip Hood 
ノローナ falketind Alpha90 insulated Zip Hood 

 

メンズ

レディース

 

 

 

一見、薄手シェルに包まれたオーソドックスな保温着に見えますが、実は性格の異なる3種類の高機能素材を適材適所にマッピングした最新アクティブインサレーションです。

 

PrimaLoft® Gold Active+

大事なコア部分には保温性にフォーカスした通気素材、プリマロフトアクティブプラスを。

 

コアは、体のなかでも最も寒さを感じやすい胸部、首、肩周りのことで、NORRØNAでは保温の重点ポイントと考えられています。

 

 

 

 

 

 

Polartec® Alpha® Direct 90(裏地なし)

 

次に汗をかきやすく、ムレの原因となる背中・腕の外側・腹部には、通気性と保温性のバランスに優れたアルファダイレクト。

 

 

 

 

 

そして、それらを繋ぐサイドパネルと腰回り、それから腕の内側とフードには、ストレッチ性の高いポーラテックパワーグリッドを配置して吸汗速乾性を高めつつ、着心地に自由度を与えています。

 

 

 

 

Polartec® Power Grid™

 

 

 

Polartec® Power Grid™

 

 

 

Polartec® Power Grid™

 

 

 

1.「Polartec® Alpha® Direct 90」 換気と保温を両立
汗をかきやすく、ムレの原因となる背中・腕の外側・腹部には、通気性と保温性のバランスに優れたアルファダイレクト素材で、湿気を含んだ熱気を排出してクールダウン。
2.「PrimaLoft® Active+」 保温にフォーカス
内臓をカバーする腹部上部から胸部、首、肩周りといった、もっとも保温性を必要とする部位には、保温性に定評あるプリマロフトのアクティブインサレーション素材を配置。
3.「Polartec® Power Grid™」 体の動きと吸汗速乾性
フード、腰回り、脇下からサイドパネル、腕の内側には、高いストレッチ性を持ち、吸汗速乾性と通気性にも優れるパワーグリッド素材を採用。上半身の動きを損なわず、ストレスない着心地を実現。

 

 

 

 

NORRØNAのアクティブインサレーションのなかでも、どちらかといえば保温性の高いモデルで、厳冬期の雪山登山やバックカントリー向き。シェルを脱いでハイクアップするときも、ナイロンの表地が多少の風を止めてくれます。

 

 

 

 

 

 

もう1着の新作はこちら

 

NORRONA tamok Alpha90 Crew Neck
ノローナ タモック アルファ90 クルー ネック

 

 

 

 

アクティブインサレーションとしては珍しいクルーネックのデザインで、ボックスに近いゆったりフィット。

 

 

 

 

ボディに中厚のアルファダイレクト90
袖には薄手のアルファダイレクト60
 

中綿素材として保温性の違う2種類のアルファダイレクトをボディと袖で使い分けています。

 

 

 

 

肌と直接触れる襟と袖口には、肌触りに優れ、吸汗速乾性に定評あるパワーグリッドを採用しています。

 

 

 

 

まさにtamokカテゴリーらしいこの1着は、見かけによらず、適切な保温性と通気性、防風性、ストレッチ性に優れ、ミッドレイヤーとしてもアウターとしても機能します。

 

スキー/スノーボードのバックカントリーやフリーライディングはもちろん、寒い季節の登山やキャンプ、日常のライフスタイルウェアとしての着用でも違和感はありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段使いでも違和感ないスタイルながらも、高機能で非常にテクニカルな素材を使用した、「羊の皮を被った狼」的なクルーネックです。

 

 

 

 

 

クルーネックタイプの中間着はフードの渋滞を避けれるため、大変重宝します。

 

↑写真のアークテリクス プロトンクルーは11/24現在、在庫が無いものもこれから入荷が始まりますのでしばらくお待ちください。

 

 

本日アクティブインサレーションの動画もアップ致しますので、そちらも是非よろしくお願いします。

 

11/24(金)19:00アップです!

 

 

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