ゾンビ志望 | 桂米紫のブログ

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米朝一門の落語家、四代目桂米紫(かつらべいし)の、独り言であります。

ここしばらく忙しく、かつイライラすることも多かったもんですから、映画『ゾンビ』のDVDを久しぶりに鑑賞しておりました。

誰が何と言おうが、『ゾンビ』(の特にディレクターズカット版)は名作です。

本能のまま徘徊するゾンビと、愚かさから決して逃れることの出来ない我々人間との間に、一体どれ程の差がありましょう。
むしろエゴ剥き出しで軋轢を生んだり、思ったことをそのまま口にして相手を不快にさせたりする生きた人間なんかよりも、自我を失った寡黙なゾンビの方が、幾分マシだとさえ思えてきます。

……なーんてことを考えているうちに、段々と世の中の忌々しい事象の数々が、もうどうでもよくなってくるのです。

いっそゾンビになって、ムカつく人間を食ってやりたいもんです。

スッキリしたので寝ることにします。