こんばんわ



帰り道にね


好きなバンドのワンマンライブに行って、入場が終わってから今か今かと待っている中転換BGMが一瞬だけ、一際大きくなって照明が落ちるあの一瞬で駆け上がる鼓動の感覚っていうのかな、あれすごく好きだなと思う、実は袖で待機してる僕たちもあの一瞬の高揚感の為に色んな準備をしてきたと言っても過言ではないなぁ。


とか


転換BGMっているのかな、なくてもいいのかなー、その日そのライブハウスに入って一番最初に君たちが耳にするのが僕たちが出す音だったらいいなぁ、でもそれは僕のエゴなのかな、転換中流れる音楽が時間の流れを早めてくれてるのかな、無音だと一秒一秒が長く感じるからかなぁ。



とか



産まれて初めて聞いた音ってなんだったんだろう、多分初めて聞いた自分の声は大半の人が自分の泣き声だったんだろうな、じゃあ僕が最期に聞く音はなんだろうなぁ、じいちゃんが最期に聞いたのは病院の音だったのだろうか、家族の声だったのか、意識がいつ途切れたかなんて本人以外の誰にもわからないもんなぁ。



とか考えていて気付いたら家の前でした


帰り道の景色を自分でも驚くほど覚えてないこんな時周りから見たら僕はどういう風に見えてたんだろう、目の虚ろな青年か、目の据わってる危ない奴か、それともすれ違う人たちは寒さに肩を丸くして、ただひたすらに外敵のいない自宅という居場所に向かって歩く以外の興味は無いのだろうか。


いや、自宅に外敵が居ないというのは人それぞれだな、外敵ではなくとも安堵出来るかは様々か。





それはそうと先日のツアーファイナル公演お疲れ様でした。


今回の大事件ツアーは今まで周ってきたどのツアーとも違うツアーだった。

楽しかったのはもちろんのこと、僕らの音楽的要素と個人のパーソナルな部分までさらけ出したとても人間臭いツアーだったなと、もちろんいい意味で。

どのライブが一番良かったかなんて上部ばかりでどこも良かったとしかバンドマンは基本答えないんだろうけど、今回のファイナルは特別だったなと感じたよ。もうほんと完全燃焼。

いや本当にどこも楽しかったんだけどね。

ファイナルだけは、このツアーがあと数曲で、あと数十分で終わってしまうんだな。
という寂しさをすごく感じた。

上を見れば47都道府県や88箇所ワンマンツアーをやってるバンドもいるし、僕らの6都市7公演はそれから見れば少ないものなのかもしれないけど、それでも僕はこの7公演全て集中して臨むことが出来たし、納得してる。



だからこそ終演後また次の展開が発表された時に、あぁまた生きなきゃいけない理由が出来たと素直に喜べた。



東京での次のライブは1カ月近く空いてしまうけど、今週末からはまたツアーが始まるし、4.5.6月連続でリリースされるコンセプトシングルの制作にも取り掛かるし、楽しみはまだまだ続いていくね。


2月は明弥生誕ワンマン「HAPPY BOY3」と初の主催ツアー「ベルリンピック'17 」の開催で楽しみが目白押し。


4月のリベンジ札幌も、今度こそ行きたいと思ってくれるみんなとその日を迎えたいね。


本当に、良いツアーだった。
だからこそ次は、もっと良いツアーにしよう。

旅はまだ終われない。

僕たちは一緒に、また次のステージへ。




読んでくれてありがとう。


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