溝口健二&チャップリンの世界 | 活動弁士は七変化

活動弁士は七変化

映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

昨日に引き続き6日に終了した
五反田・ゲンロンカフェ公演のレポです。



今回の公演は、
バンタンデザイン研究所
映画配給宣伝ライターコースの
生徒さん逹が企画して下さったのですが、
このクラスの卒業公演にあたるイベントだそうで…
当日伺ってびっくりぽん!な斎藤でした。

前説の時に私は、
『本日、活弁付き無声映画をご覧になるお客様は、どのくらいいらっしゃいますか?!』
と、壇上から呼び掛けますが、
八割は初体験の方ばかり。
それは珍しくはないことなのですが、
改めて、こういった公演を広めていく価値を感じます。

上映作品は、
『チャップリンの放浪者』

『瀧の白糸』

本当は作品の間に休憩が入る予定が、
放浪者の投影にアクシデント発生!
途中で止めて休憩を挟んだ為に、
そのまま『瀧の白糸』へなだれ込むという
慌ただしさもありましたが、
お客様の集中力凄まじく、
『瀧の白糸』の途中からはすすり泣きの声があちらこちらから漏れます。

この作品は正に
涙なくしては観られない悲恋ものではあるのですが、
今日のすすり泣く声色?が今一つ普段とは違うな…?!
とうすうす感じておりましたが、
終了後に皆様から伺ったら、
泣いていたのは男性が多かった様子!!

私も『瀧の白糸』と
『第七天国』の公演の際は、
客席を絶体に見ないように心がけ?ます。

以前に眼鏡を取って顔をハンカチで覆うお客様が目に入り、
ふと素に戻ってしまって
もらい泣き?!しそうになった体験があったからです。



終映後にはトークショーもあって、
皆様の前で弁士になった経緯などを
お話させて頂きました。

あまつさえ、
打ち上げにも参加させて頂き…笑。
親子ほど年齢の違う皆様との、
和やかな酒宴のひとときを楽しませて頂きました!!



右側手前から
紅一点の花・百瀬さん、
企画してくれた御曹司・七栗さん、
寡黙な最年少・吉野さん、
左手奥から
最年長ツィッター担当・桜井さん、
講師の大竹先生、
斎藤です。

大竹先生とは同世代!
完全に『女酒場放浪紀』状態でした


皆様の
初めて観た活弁付き無声映画の感動は、
本当に私にとっては明日へのエネルギーです!!!
ありがとうございます。

涙と笑いの中での映画談義は
本当に楽しかったし、
皆様がこれに懲りずに、 
もっと活弁や無声映画が好きになってくれたらいいなぁと…

そんな感動を胸に帰宅すると…


や、や、や、
身体がだるい???


ということで、
二日酔いではなかったと思うのですが、
昨日は一日寝込みました
今はぼちぼち復活しております。

明日には3月29日の
無声映画鑑賞会出演の告知、
そして
5月のグリーンホール手打ちや
初の子ども劇場公演の告知もしていきますよ!!!



春です。
一歩づつ
春の足音が…