しばらくブログを書けないでいるうちに、とんでもないことがありました!😂

 

そのとんでもないことのお陰で今、我が家には一匹の子猫ちゃんが居ます。

 

 



 

 

 

ある朝、いつも通り起きてリビングに行くと・・・外からなんだかものすごい鳴き声がする。か細いんだけど、必死に鳴く声が!

 

すぐに子猫だと分かりました。

 

 

 

 

 

というのもうちのすぐ隣は空き家のお庭になっていて、去年あたりから猫が出入りしているのを何度も見かけていたから。ちょうど良い具合に木や草に隠れられる感じなんですよね。

 

 

 

 

 

その茂みに去年の春も子猫が産まれていたんです!その時はそっと見守っていましたが、気がつくと母猫子猫共にお引越ししたようで、居なくなっていました。

 

 

 

 

それが今年も産まれたのか・・・と思ったけれど、それにしても鳴き声は一匹だけ。しかも随分必死に、等間隔で鳴いている・・・。

 

気にはなるものの、親猫が近くに居て戻ってくるかもしれないので、しばらくそのままにしていました。

 

 

 

 

 

そのまま半日が過ぎ、あまりに鳴くので様子を見に行くと、茂みに上ーーー手に隠れる形で子猫が一匹だけ残されているのを発見!!

 

しかし私は猫を飼ったこともなければ猫の知識は皆無なので、一体この子がどのくらいの月齢なのか?どうしてあげるべきか?

 

ましてやこの状況で自分がどうしたいかなんて正直、全く分からなかった😭

 

 

 

 

 

まさかある朝突然自分の身にこんなことが降りかかるとも思ってないし、そうは言っても切迫感のある状況・・・。いつもは一番リラックス出来るリビングだけど、定期的に「ミャー!ミャー!!!」と必死に鳴く猫の声が聞こえてきて、全然心が休まらない!😂

 

朝仕事に出て行く前の夫ともとりあえずの話し合いしか出来ず、夫は『とりあえず夕方まで鳴いていたら保護しようか。』と言い残して去っていった。

 

 

 

 

 

訳の分からぬまま、とりあえず何か助言が欲しくて家族で猫が好きな友達に連絡してみる。するとその友達は東京に暮らしているのに、現状出来そうなケアの仕方をテキパキと教えてくれて・・・なんとその友達のお母さん(私も仲良し)に連絡してくれて、お母さんがすぐに駆けつけてくれることになりました‼️

 

 

 

 

その間のことは今思い出しても、濁流に飲み込まれていく🌊そんな感じだった。

 

 

 

 

 

猫を飼いたいなんて思った事すら無かったのに、猫を我が家で保護する?

 

猫の存在に気づいているのはおそらく、私達家族だけ。しかも家族も出払ってしまった現状、私一人。

 

友達のお母さんに来て貰ってどうするんだろう?保護してもらうの?

 

保護してもらうってことは・・・家に入れるということ?それってつまり、私が保護するってことだよね!?

 

 

 

 

 

そしてもう一つ、ずっと頭の片隅にある選択肢。それは、そのまま自然に任せると決めること。つまりやることは、放置。

 

私にそれが出来るだろうか?

 

確かに死は悪じゃない。死は不幸じゃない。

 

だから私は、そのまま自然に声がしなくなっていくのを静観したいのだろうか?

 

 

 

 

 

はぁ・・・お願いだから親猫、戻って来てくれないかな・・・。

 

 

 

 

 

 

そんな風に、ずっと頭の中がグルグルだった。そして連絡を受けて30分もしないうちに友達のお母さんが駆け付けてくれた😭❣️

 

正直何も定まらない心のままで、目の前でテキパキと子猫を保護する友達のお母さんを見ていました。そして猫ちゃんは我が家にやって来て、身体を綺麗にしてもらい(幸い目に見える外傷や汚れは無し)、子猫のお世話の仕方を丁寧に教わる。



初めて抱き上げた、猫。

 

その間も、ずーーーーーっと不安だった。ずっと濁流に飲まれてる感じがした。

 

 

 

 

 

今、うちに子猫が居るという事実が上手く飲み込めず、受け入れられないまま、それでも子猫は確かにうちの中で命を繋いでいた。まだ生後一週間程の、本当に小さな小さな赤ちゃん子猫。

 

 

 

 

 

友達のお母さんが来てくれた安心感と、じわじわと心に染み入る『私が保護したんだ・・・』という押し寄せる不安。

 

 

 

 

 

ネットにも「覚悟が無いなら保護するべきじゃ無い‼️」という意見も沢山見かけたけど、

 

これが正直な私の経験、気持ちでした。

 

 

 

 

 

もしかしたら日頃から動物が身近だったり、愛護や保護ということに一度でも真剣に向き合ったことのある人であれば、即座に自分の答えを出せるかもしれない。

 

でも、私は無理だった。そうするにはせめてもう少し時間が必要でした。

 

 

 

 

 

 

こうして友達のお母さんが帰った後、子猫と二人きりになった。

 

 

 

 

 

確かに子猫は可愛い。私だって動物嫌い!とか、そういうのでもない。

 

だけど、だけど、やっぱり自分の意思では無いところで(正確には『自分の意思で家に入れた』のだけど)・・・というか、自覚のない状態で突然“猫を飼っている”というのは、心が重くて苦しかったです。

 

 

 

 

 

その後は東京の友達や帰って行ったお母さんから沢山サポートのLINEを貰い、夕方には子供達も帰って来て子猫の存在を快く受け入れ、夫も「こうなったら里親探さなきゃな!でももし見つからなかったら、うちで飼う覚悟は決まった。」と言っている。

 

 

 

 

 

 

そうやって状況が進む度に、どんどんどんどん苦しくなっていった。

 

そこでようやくノートする時間が作れて、気持ちを吐き出しました!!

 

 

 

 

 

思いっきり全部吐き出す(書き出す)だけで心がどんどん軽くなっていったし、ようやく腰を据えて自分自身に「私はどうしたいの?」と聞いてあげることが出来て安心した😭❣️

 

それでもやっぱりすぐにはよく分からなくて・・・分からないなりに分かった事が、一個だけ。

 

 

 

 

 

事実はやっぱり『私が子猫を放っておかなかったし、私が家に入れることを選んだ』という事。

 

そして、そうしたのは経験したかったからということ。

 

 

 

 

 

そう、経験したかったのだ。家の外で鳴いていた子猫との経験を。

 

私が触りたかったんだ。

私が愛したかったんだ。

 

 



 

 

 

それに気づいた時、ようやく自分のことを許してあげることが出来ました。

 

「いいよ、経験させてあげる。」自分にそう言ってあげることが出来た。

 

今すでに大変だし、やっぱり猫が大好き!とは言えないし、それでもいいよ。全部経験しよう。してみよう。

 

 

 

 

 

 

その許しを自分自身に与えられたことは、とても心が喜ぶ嬉しいものでした♡

 

続く!!